概要・沿革

概要

九年母会は、大正4年(1915年)に前身の盟友会として和歌山市郊外にて呱々の声を上げ、その盟友会により大正13年10月、「九年母」の創刊号が発行された。

初代選者北村桑雨 二代目選者山本梅史と継続され、三代目選者で主宰となった五十嵐播水に至り、全国に会員を擁する規模の俳句結社となった。

播水は高濱虚子の愛弟子であり、爾来九年母会はホトトギス系の俳句結社として、「平明余情・客観写生・花鳥諷詠」の精神を脈々として継承し今日に至っている。

平成31年(2019年)4月号を以て1100号に達した。

沿革

大正 4年(1915):和歌山市にて九年母会の前身の「盟友会」が発足

大正13年(1924):盟友会が「九年母」第1号を創刊(選者木村桑雨)

大正14年(1925):九年母発行所と改称

大正15年(1926):山本梅史選者となる

昭和 5年(1930):五十嵐播水選者となる

昭和 9年(1934):本拠地を神戸へ移転

昭和16年(1941):6月、200号記念特集号発行

昭和19年(1944):出版整備令により1月号を最後に終刊となる

昭和21年(1946):九年母復刊となる

昭和27年(1952):10月、300号記念特集号発行

昭和36年(1961):1月、400号記念特集号発行

昭和44年(1969):6月、500号記念特集号発行

昭和53年(1978):1月、600号記念特集号発行

平成 6年(1994):6月、800号記念特集号発行

平成12年(2000):4月五十嵐播水逝去、五十嵐哲也が主宰となる

平成14年(2002):8月、900号達成、10月、900号記念祝賀会開催

平成15年(2003):2月、900号記念特集号発行

平成22年(2010):12月、1000号達成

平成23年(2011):1000号記念祝賀会開催

平成27年(2015):小杉伸一路が主宰となり、本拠を芦屋市に移転

平成28年(2016):1月、第1回全国新年俳句大会開催(神戸・生田会館)

3月、「九年母賞」創設発表、募集開始

九年母同人会叢書第五篇「九年母同人会合同句集」発行

5月、五十嵐哲也名誉主宰逝去、7月、偲ぶ会を開催

平成29年(2017):1月、第1回九年母賞、同新人賞発表

第2回全国新年俳句大会開催

4月、五十嵐哲也名誉主宰 一周忌法要及び追悼句会を有馬・念仏寺にて修す

平成31年(2019) :4月、1100号達成

令和元年(2019) :6月、1100号達成記念祝賀会を生田神社会館にて開催

         :10月、1100号記念句碑を摩耶山・天上寺にて建立

令和2年(2021)  :新型コロナウィルス流行により句会等が中止となる