05 Anaglyph image from GEBCO / 大洋水深総図データを用いたアナグリフ

1、GEBCO(大洋水深総図)の30sec解像度DEMを用いたアナグリフの作成

GEBCO(The General Bathymetric Chart of the Oceans)は大洋水深総図と呼ばれ、現在、WEB上で解像度が1分角(約1km)と30秒角(約500m)の地形データを入手することができます。ここではGEBCOのデータを用いて、日本および近海の陸域と水域の地形をアナグリフにする手法を紹介します。

2、MIRONEのインストール

①MIRONEはGMTの開発チームのメンバーであるポルトガルのアルガルベ大学の教授が開発したフリーウェアです。以下URLからMATLABなしのバージョン(2.7)をダウンロードします。現在はウィンドウズ10に対応したモデルが公開されています。

http://http://w3.ualg.pt/~jluis/mirone/main.html

②ダウンロードしたインストーラを実行する。

③インストールが終了し、自動的にMIRONEが立ち上がります。

④最近、MIRONEのアナグリフがちょっと変だったので、Joaquim Luis先生にメールしたところ、やはり設定がおかしかったようです。

最新のバージョン2.7をインストールし、ヘルプのcheck for updatesを実行してください。少々時間がかかりますが、アップデートが終わったらMironeを再起動します。

⑤GEBCOのファイルを読み込み、メガネマークをクリックすればアナグリフを作れます。(Amplitudeはとりあえず1でOK)

⑥アナグリフのファイルをFile->Export to Google Earth でKML形式で保存。

⑦上記KMLファイルをGoogle Earthで開く。 以下イメージはGoogle Earth上で読み込んだアナグリフの北海道付近のイメージです。

2017年2月12日メモ

↑ 北海道付近

↑ 四国から九州付近