8月10日(土)にて、大分市府内町にある体験型子供科学館O-Laboにて「ニワトリの手羽先の解剖を通して体のふしぎを解き明かそう!! 」という題で別府翔青高校の生徒と共に実施しました。
前半は「見えないからだの仕組み」ということで、筋肉と骨の作りを実際にうでずもうや全身骨格模型等をもとに学習しました。鎖骨や尾てい骨、頭蓋骨下の大後頭孔の一により、二足歩行をしていること等を学習しました。後半では、実際に手羽先の解剖をピンセットとハサミによって行い、翼の動きが数種類の筋肉によって動くこと、腱はものすごく強くできていることなどを確認してもらいました。興味・関心の高い子どもさん相手で、私もそして手伝う学生もみんな前のめりになり、大変有意義な時間となりました。参加してくれた、児童・生徒の諸君、ありがとうございました。
7月4日(木)に安心院高校にて、生物部会第2回研修会を実施しました。これは、安心院高校の校内授業研究会に、生物部会としてコラボさせて頂いた研修会で、安心院高校の吉田朋子教諭によるST活動※による授業実践と、それに対する藤枝秀樹文部科学省視学官による学習評価についての講演という内容で実施しました。※ST活動: Student Teacher活動のことで、高校生が小学生に先生役で授業を行うという内容
当日の安心院高校のST活動は完璧で、堂々と小学生に説明し「寄り添う」姿勢で全員が行うことができていました。また、その後の藤枝視学官からの講演では、学習評価の観点別評価の内容や評価するための振り返りワークシートの具体的な作り方等についてお話しして頂き、改めて観点別評価の推進する必要性を感じました。
まだまだ学習評価については、道半ばですが部会としても精一杯情報発信等に努めて参ります。引き続き宜しくお願いします。
7月3日(水)に情報科学高校にて、標記の研修会を実施しました。午前中は「知的好奇心に根ざした探究の進め方~科学部の生徒と共に歩んだ日々~」と題して元大分上野丘高校教諭の渡邉ひろ美先生に講演して頂きました。午後からは、NPO法人「おおいた環境保全フォーラム」の内田桂さんによる「神崎海岸におけるウミガメ産卵地としての保全活動について」のご講演、そのあとは最近リフォームされたJX金属関崎みらい海星館てへのプラネタリウム鑑賞という内容で実施しました。特に、渡邉先生にご講演では、まずは先生方が生き物等を観察し、その中で生徒と共に気づきが生まれるところから探究がスタートすることや、生徒をその気にさせる仕掛け作りやスケジューリング等、探究を進めるにあたり大切にすることに事柄について、大変勉強になりました。また、午後からの環境保全フォーラムの内田さんのお話や海生館のプラネタリウムの素晴らしさや、その後の川田館長の「この施設をぜひ子ども達にもっと触れさせたい!!」という熱い思いにふれ、理科教育に携わる者としての心意気を新たにした一日となりました。参加された先生方、ありがとうございました。
8月1日(火)に県庁で行われた、大分県土木建築部都市・まちづくり推進課主催の「令和5年度景観セミナー」に本校から3年生5名が参加しました。
福岡・大分ディスティネーションキャンペーンや景観行政についての説明の後、佐伯・竹田等の事例発表がありました。つづいて、九州産業大学地域共創学部観光学科教授 永松毅文先生による「アゲルが勝ち!(価値)~心に刺さる景観が観光価値をあげる~」の講演を拝聴しました。
景観の価値を高めることはイベントと違って一過性に終わらず、来てくださいと言わなくても「また来たい!!」、買ってくださいと言わなくても「また買いたい!!」と思わせることができる。そのことが、延いては地域活性化や経済効果に繋がるという言葉が印象的でした。参加生徒たちは、自分事として真剣に聞いており、講演会の中でも雄城高生の観光や地域おこしへの意識の高さを称賛されていました。これからの活躍、大いに期待していますよ。
ICTカンファレンス2023in大分が、7月29日(土)にJ:COMホルトホール大分で行われ、本校の2年池田沙織さんと伊藤千代さんの2名が参加しました。
今回の議論テーマは「今、学生が考えるデジタルシティズンシップとは」で、デジタルウェルビーイングな社会を目指して、多様なICT機器を活用できる学生の役割について、
斬新なアイデアと実現方法について、初めて会う他校の生徒と共に活発な議論し、最後には班ごとの発表がありました。参加二人の生徒たちにとって、大変有意義な時間になったようでした。暑いホットな一日、お疲れ様でした!!
7月30日(日)に開催された体験型子ども科学館O-Laboにおいて、先週に引き続き、今回も生徒主体で講師を務めました(私は助っ人です!!)。題目は「ニワトリの手羽先の解剖を通して体のふしぎを解き明かそう」で、小学5年生以上を対象に実施しました。
全身骨格模型を使って、ヒトの骨のつくりや関節の動きを確認してから、手羽先を解剖して筋肉のつき方や腱の様子を観察したりしました。科学部の5名の生徒たちは小5~中3までの幅広の児童・生徒に対して、アドリブでしっかりと対応をしていました。全身骨格模型や手羽先の骨の構造など、一緒に受講した児童・生徒同士で活発に協議しながら生物のワクワク・ドキドキ感を堪能していました。参加した科学部の生徒諸君お疲れ様でした!!
7月22日(土)に大分県教育センターにて令和5年度STEAMフェスタが9時30分より16時30分まで開催されました。STEAMフェスタは、県内高校の1-2年生に、自身の興味・関心を深堀り、年間を通じた課題探究をするための準備イベントとして位置づけています。STEAM的な思考や課題発見に必要なスキルを身につけることで、分野横断的な視野を養うことを目的に実施しています。
今年度本校からは7名の生徒が参加し、京都大学の真鍋希代嗣先生の世界を考える講演「グローバル社会を生きる」や超一流の講師を交えたワークショップなどを通して、次世代をクリエイトする主人公としての自分を再認識し、モチベーションアップにつなげていました。
生徒たちの生き生きとした目が印象的でした。これからが楽しみです。
サイエンス・ダイアログ・プログラムが6月30日(金)13時~14時30分に、大分雄城台高校の講義室にて実施されました。この企画は、日本学術振興会が実施している「外国人特別研究員事業」により来日している外国人研究者を講師として招き、英語による講義を聞いて、本校のアドバンストクラスの生徒の志を上げるために企画したものです。
当日は、2年生の文系・理系のアドバンストクラス及び1年生の希望者55名が参加し、台湾出身の九州大学・総合研究博物館に在籍しているWei-ren LIANG氏とその補助者Huang Yu-Zen氏のお二人による「シロアリ等の社会性昆虫とその共生者について」の講演がありました。
シロアリの中に甲虫が共生していて、その甲虫がなぜいるのか、どのような生活環で過ごしているのか等、学術的な観点から英語で分かりやすく説明してくれました。生徒には少し難しかった内容でしたが、しっかりと講師の話に耳を傾けていました。最後には、生徒謝辞を2-5の有吉優翔君が、英語で堂々と述べてくれ、周りの生徒たちへの刺激にもなったようです。少し背伸びした企画でしたが、生徒たちのモチベーションアップにつながったようです。いいぞ雄城高生!!
令和5年6月29日に高教研理科部会生物部会第1回研修会を大分市佐賀関高島にて実施しました。当日は講師2名を入れて11名の先生方が参加してくれました。高島は戦時中に日本軍の基地が作られていた場所ですが、戦後レジャーランド構想で台湾リス(クリハラリス)が移入され、その後無人となり、一時期爆発的に増加したことで生態系のバランスが崩れたことが問題視されていました。現在では罠による駆除でほとんど絶滅の寸前まで至っているとのことです。当日は、午前中はおおいた生物多様性保全センターの森田祐介氏による講演と海岸動物の磯採集、午後は大分県環境カウンセラーの瀬口三樹弘氏による天然記念物のビロウなどのフロラ観察会やカラスバト等の鳥類の観察を行いました。最後には、渡船でウミネコの繁殖地の観察を行い、参加した全員が感嘆の声を上げていました。参加し先生方、ありがとうございました。
令和5年度の九州大学筑紫キャンパス開放に本校生徒・保護者含め28名で参加してきました。今年度本校初の企画で、九州大学の大学院の研究を目の当たりにし、大学院の学生と直接話す機会により、高校生の頃から将来の自己のキャリアを意識すると共にモチベーションアップを図る目的で実施しました。当日は、小学生から大人まで楽しめる企画が満載で、充実した一日になった様です。中には、大学院の研究室を直に見せてもらったり、教授から直接研究内容についてレクチャーを受けるなど、主体的に動く生徒もいて、大変充実した一日になりました。来年度も是非実施していきたいと思います。参加した生徒・保護者の皆様、お疲れ様でした。
令和5年5月19日に大分県庁で実施されたカリキュラム・マネジメント研修において、「学校や地域の特色と強みを生かした魅力ある学校づくり」 という題で事例発表を行いました。特に、昨年度の保護者アンケートや学校評議委員会からの外部評価を基に、次年度に向けて学校評価実施計画や生徒の志を上げる方策についての一連の流れを提示しました。聴講された先生方から、ためになったとのお話をいただき、大変嬉しくなりました。参加された先生方お疲れ様でした。
日田高校に勤務していた際、科学部の生徒達と探究活動・保全活動を行ったミツガシワ自生地に数年ぶりに行ってみました。以前日田高の科学部の生徒達が、水深を深くすることで、ミツガシワの生育がより良くなることを突き止め、継続して町教委と玖珠町の小中学生が協働で実践すると言うことでした。久々の自生地は、土砂の堆積が進み、乾性遷移が進んでいるように感じ、益々危機的な状況のようだと感じました。また、シカ等の侵入も以前よりも多いように足跡からも感じ、保全の必要性をヒシヒシと感じました。保全活動が是非とも成功することを願っています。ミツガシワを後世に残すために・・・。
1月22日に実施された令和4年度中高生地域リーダー育成研修に、本校から1年後藤咲嬉さんが参加しました。研修では、九州北部豪雨で甚大な被害を受けた天ヶ瀬町をフィールドに、被害を受けてもそこに住み続ける人々の生き様や価値観に触れ、大いに収穫のあった一日になりました。また、各班による最後の発表会では、「生徒自らが地域を振興する主体となって頑張る」という意気込みが、ほとんどの生徒の口から飛び出し、素晴らしい会となりました。これからの未来を牽引する若者たちに大いなる幸あれ!!
大分市で行われた、SBI損保主催のエコノミクス甲子園大分県大会に本校生徒4名が参加しました。事前に配布されたテキストを参考に、休日に勉強して望んだ県大会本番。健闘むなしく、最終ラウンドには残れませんでしたが、生徒達は会場の熱気や雰囲気を堪能したようでした。経済やエコノミクスを知ることは次の担い手としてはとても大切なことと思います。参加した生徒の諸君、お疲れ様でした。
令和4年度高教研部会生物部会の第2回研修会を佐伯豊南高校と佐伯市大入島にて実施しました。まず、午前中に県教委主催「指導教諭をリーダーとするチームによる授業改善」に部会としてジョイントし、佐伯豊南高校の山本真澄教諭の研究授業を参観し、その後授業研究会となりました。事後研では、最終収量一定の法則について、実際にカイワレダイコンをグループで異なる密度ごとに栽培・収穫し、グラフ化して求めるという探究の流れを意識したものとなっていました。午後からは、フリップファーム方式という籠にカキを入れ、フロートのついた籠ごとひっくれ返すことでフジツボなどの生物がつかなくなるという大変優れた養殖方法を見学しました。宮本社長の「大入島のカキを育てることで、地域振興・人材育成をしたい」という言葉が印象的でした。最後には、とれたてのカキを蒸し焼きにして参加者全員で堪能しました。美味しいカキに舌鼓を打った一日となりました。参加した先生方ありがとうございました。
県教育センターにて令和4年度グローバル人材育成塾が実施されました。本校からも複数名が参加し、講演・協議などに真剣に取り組んでいました。その中「カンボジアからコオロギで世界の食のあり方を変える」という題で(株)エコロギー代表取締役葦刈晟矢さんの話が印象的でした。これからの動物性タンパク質の生成コストや二酸化炭素排出等を考えたとき、これまで未利用だった昆虫を主なタンパク源と考えることは、将に人口増と食糧問題を一気に解決する手段と思われます。昔から東北ではイナゴやカイコの佃煮等は食べられていましたが、それを現在のニーズに合わせ、推進することが肝要と考えます。探究活動のテーマにもぴったりです。
本校3年目の佐藤淳史教諭による物理の研究授業が実施されました。これまで学んだことを生かして、「消しゴムの質量を量る」ために班で協議しながら、思いついた色んな方法について、あーでもない、高でもないと思案しながら、実際に実験していました。既知の事項を結びつけて考え、将に「答えのない学び」で大変良かったのですが、これをどう評価するのか等について気になりました。また、本日の目標と生徒達が実際に行えたことにもギャップが感じられ、少し疑問が残りました。しかしながら、生徒達が目標達成のために、皆で考え、実験している姿こそ、主体的な学びに繋がる本来の姿とも感じました。これからも、期待しています、頑張って下さい。
9月15日(木)に大分雄城台高校にて、令和4年度高教研理科部会生物部会第1回研修会を実施しました。当日は、東京都立小石川中等教育学校の佐野寛子先生をお迎えし、本校2年理系生徒7名に対して「解剖学を主とした探究的な学びによる生物授業」と題してブタとニワトリの頭骨を比較しながら解剖授業を実施していただきました。いくつかの注意・説明のあと、生徒達は興味に応じて頭骨を色んな方向から解剖し、レポートにまとめていきました。まさに「答えのない学び」を体現するものでした。次に、佐野先生ご自身の年間カリキュラムや実験・観察を主に進め、夏休みまでで4単位生物が一度全て終わり、次に大学入試の二次試験問題を扱うと行った内容の話をしていただきました。多くの方から、そのあとの昼食時間にも質問が飛び交い、濃厚な研修となりました。また、午後からは、柞原八幡宮に移動し、環境教育アドバイザーの瀬口さんを講師に自然観察会を実施し、そのあとは参加した先生方が講師となって一人一つずつ観察会を行ってもらいました。※私の無茶ぶりにも快く応えていただき、大変ありがとうございました。参加して頂いた先生方、講師の佐野先生、瀬口さん本当にありがとうございました。
令和4年9月12日(月)に大分県立安心院高校にて校内研修会に参加してきました。安心院高校は文部科学省の研究指定により総合的な探究の時間に代わる新教科(地域共通教科)「地球未来科」が実施されています。今回は、学習評価の取り組みと異年齢集団における教科横断的学習活動を参観する目的で参加しました。文科省の野内調査官や東洋大学の後藤顕一教授、広島大学の永田忠通教授、日本大学の藤平敦教授等の草々たるメンバーが参加された大会でした。最初に、東洋大学の露久保美夏准教授によるきらすまめしとカボスマーマレードの作成の授業が23年の生徒が一緒になって行われました。レシピが全くなく、先生がやっていることを見て、それをノートに書き、あとは二人で相談しながら実習・試食までを行うというものでした。よく見る実験・実習では先生が、逐一注意事項を行ったりしているのを見ますが、そんなことは全くなく、生徒達はしっかりと書き取ったメモを見ながら相談して作成していました。また、異年齢の児童へ高校生が簿記ゲームを教えるものや顕微鏡の使い方を教え、実際に微生物を観察すると行った授業が実施されました。先生はコーディネート役に徹し、生徒が主役で授業を牽引している姿が印象的でした。最後に、日本大学の藤平教授から自己有用感についてのお話がありました。非認知能力である「学びに向かう力(学習に取り組む意欲)」を育むためには自己有用感を育むことが大切であり、そのためには「人の役に立っている」「人から認められている」といった活動を授業内で行うことが大切で、そうすることが他者を攻撃するいじめの防止にも繋がり、誰もが安心安全に暮らせる学校作りにも繋がるそうです。今日は、大変良い勉強になりました、ありがとうございました。
8月31日(水)の16時から、昨年度ドイツ連邦共和国に留学した、3-8楳木遥斗くんによる留学報告会を実施しました。
当日は、1年生から3年生までの生徒13名が参加し、梅木君からのコロナ禍での外国留学についての説明の後、参加生徒たちからの質問の嵐となりました。
ドイツでの暮らしや言語の習得、一番楽しかったこと、つらかったことなどいろんなエピソードが飛び出し、大変充実した時間となりました。
最後に楳木君から「大学からの留学もいいが、高校での留学は単位習得ではなく交換留学なので文化交流の面が強いため、行くなら高校時代にぜひ!」「もし、お金がないというなら、外務省が実施しているトビタテJAPAN!へ申請し、全額国費負担で行くというのも一つの手です」ということも言っていました。
大いに刺激を受けた1時間になりました。楳木君、ありがとうございました。
大分県高等学校ユネスコクラブ等交流研修会を実施しました 2022.8.5
8月5日(金)9時から、大分県高等学校ユネスコクラブ等交流研修会がコンパルホールにて実施されました。ロシアによるウクライナ侵攻で、別府に避難している家族とその子供(高校生で別府翔青高校の聴講生)から、侵攻から別府に来るまでの経緯や、別府での暮らしぶり等について、小野ヤーナさん(NPO法人 BEAUTIFUL WORLD )通訳の下、話を聞くことができました。
様々な苦難を乗り越えて日本にたどり着いてこと、別府の人々は大変優しくて、日々楽しいこと、ウクライナのことを考ると一日も早く戦争が終わってほしいと思うということを話してくれました。
本校からは2年生の相良裕奈さん、永田結菜さんの2名が参加し、国際理解と平和について理解を深めた3時間になりました。平和はどうすれば維持することができるのか、そのために高校生はいま何ができるのかを考えるきっかりになりました。参加生徒の皆さん、お疲れさまでした。
7月29日(金)本校科学部の生徒が、市内の「体験型子ども科学館O-Labo」にて、講師ボランティアを行いました。小学生を対象とした「アルミボールを作ろう!」というプログラムで、金属の性質について話をした後、本校生徒も手伝いながらの作業でした。
金槌ややすりを使い慣れない児童にとって、貴重な体験となったのはもちろん、本校生徒にとっても、自らの知識を活かして異年齢交流をすることができた一日となりました。プログラムの最後に生徒が言った「叩くと、固まったり、ピカピカするんだよ。」そんな小学生へ向けた言葉が心に残る交流でした。
7月27日(水)夏季補習の期間に、熊本大学薬学部の准教授、首藤剛先生をお迎えして、進路講演会【演題『新時代に必要なチカラとは?~個の深化とアントレプレナーシップでVUCA時代を乗り切ろう~』】を実施しました。
「これまで生きてこれたのは何故なのか。」身近な人はもちろん、社会の人々からの恩恵を受けてきた事実とともに、「働くということは、社会の一員として良いものを出していこうとすること。」そう語った先生には、これからの社会を変えていく高校生への期待が溢れていました。
また、「良いものを作っても、それが回らなければ役に立てることができない。だから、自分の力を磨きながら様々な分野の人々が協力できる共通意識が必要で、幅を広げることも重要」な事だと講演戴きました。大学で教鞭をとる中、起業もされ、第一線で活躍する先生ならではの体験に基づいた講演でした。
そして、ただ頑張るのでなく、どんな発想をし、どれだけ主体的に行動できるのか・・・物事を考えている人とそうでない人とでは、社会で大きな差を産んでしまう現実。物事を思考し、研究を深めた学生は、自分で考えて動ける人物になる・・・研究や思考のオリジナリティーについて触れながら、大学での研究の大切さも説いていただきました。午後からは、特に薬学部に興味のある生徒と座談会が開催され、少人数の中、薬学の研究について更に詳細な話をして戴けました。
大学の先の「本当にやりたい事は何ですか?」そんな言葉の裏の、先生の高校生に対する熱意が伝わった時間となりました。
7月23日(土)、大分県教育委員会主催の先端科学技術分野などで幅広く活躍できる次世代人材育成を目指すイベント「STEAM フェスタ」が開催され、本校2年生8名が参加しました。
「大分のSTEAM教育と未来」大分の高校生が身につけるべき分野横断的な視点や大分の可能性について、STEAM教育の最前線に立つトップランナー、㈱インフォステラ 倉原直美代表取締役と東京学芸大学大学院 大谷忠 教授によるトークセッションや「月面ローバー体験をしよう!」「ブラックホール・レコーダーで1000年後にメッセージを届けよう」など情報交換しながらワークショップを行いました。
みんな、科学にどっぷりと浸かった一日になりました。お疲れさまでした。
令和4年度 総合的な探究の時間担当者研修会(高校教育課主催)にて、「探究の質を高めるための指導の工夫」という題で、講演を行い、その後にあった協議のアドバイスを行いました。最初にSSH校の動画を見せながらゴールイメージを持ってもらい、探究活動により、思考力・判断力・表現力を身に付け、そのことにより間接的に進学実績も上昇するということをお話しさせていただきました。また、3年間の具体的な探究活動の流れ等も示し、より困りに対応させた内容で行いました。でも一番は担当の先生方が熱い思いを持ち、「こんな生徒達を作りたい」と思うことだと思います。先生方の手のひらから飛び出し、地域・日本全国・世界に広がっていくような生徒をぜひ作ってください。探究で「自ら学び」「学び続ける」ような次世代を担う人材を皆で作っていきましょう!
1・2年生対象にESD講演会を実施しました ! 2022.6.17
6月17日(金)に1,2年生を対象としてESD講演会を実施しました。「30年前とは違う誰もが先を見通せない時代。これからは、課題を見つけ、情報を収集・整理、分析し、新しい提案ができる人材が必要とされている。」そんな事実から講演会は始まりました。
昨年度に続き、講師に京都芸術大学の吉田大作先生をお呼びしての講義となりました。今回は、上記のような時代を踏まえ、「探究とは何か」を本質的な意味で分かりやすく講演いただきました。いかに自分事として、身近な問題として、課題をとらえることができるか。そのための実際の情報収集の大切さ。今後を生き抜くためのヒントが盛りだくさんの講演でした。
インターネット等で手軽に情報を求めることができる時代からこそ、実際の調査をもとにした探究が必要とされています。探究活動は、持続可能な開発のための教育(ESD)における大きな取り組みであることを確信させてくれるものでした。
講演後には、さっそく2年生の5人の生徒が講師控室まで押し寄せ、自分の探究活動について吉田先生と熱い議論を交わしていました。
いいぞ、雄城高生!!その調子です。
大分県教育センターで6月12日(日)に、大分県教育委員会主催で実施された第一回大分県中学校・高校留学フェアに、本校から、5名の生徒が参加しました。
参加者:3年近藤優依さん、2年玉井咲衣さん、神屋あおいさん、藤井綾香さん、野田雄月さん(リモート参加)ZOOMでのオンラインと対面のハイフレックス開催での実施で、当日は100名を超す生徒・保護者が参加しました。
当日は、日本通訳サービス代表、同時通訳者の関谷英里子さんによる基調講演や海外大学在籍者による体験発表・ワークショップの後、留学支援団体等からの説明が行われました。参加した生徒たちは、卒業後や在学中の留学を見据えて、モチベーションアップにつながったようです。トビタテ雄城高生!!
6月11日(土)に大分県自治人材育成センターで実施された、"SDGs de 地方創生"体験会 in Oitaに本校から2年生の二人が参加しました。当日は、色んな職種の方々が一堂に集まり、地方創成についてカードゲームを通して深~く学ぶことができました。12分×4回行われたカードゲームでは、地方行政・商店・国等の役割に分かれ、地方創成の4つの指標(人口・経済・環境・くらし)についてのミッションをみんなで協力しながら成し遂げようと、「あーでもない」「こーでもない」と活発に交流しながら実施しました。参加した生徒たちもすごく楽しそうで、「地方創生をするにはただ待っていてはダメ!」「持っている人的・経済的な資源をほかの商店主へ投資することも大切」「まずは意見交流が大切」等と話していました。これから、2年生は個人の探究活動に入ります。今回の機会をぜひ探究活動につなげてほしいと感じました。
文部科学省より、令和4年度からのスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の採択審査に関する報道発表があり、本校の第Ⅱ期が内定しました。
第Ⅱ期(令和4年度~令和8年度)は、
「地域の核となり持続可能な社会の担い手としてグローバルに活躍する科学技術系人材の育成」
を研究開発課題とし、佐伯市の未来を支える人材の育成を目指した教育を実施します。
SSH推進部の分掌主任の相良先生や川村校長のがんばりの賜とも言えます。さあ、Next Stageへ!!。引き続き、佐伯鶴城高校の教育活動に目が離せませんね。
3月13日(日)にさいき城山桜ホールで行われた表記のフェスティバルに本校科学部が参加し、幼稚園児から小学生対象に葉脈標本の作成を行いました。異年齢の園児・児童などに対して、どのように助言し手伝えば、相手がよく分かってくれるかということを体験する大変良い機会になりました。差し入れのジュースも喜んでくれました。今日は本当にお疲れ様でした。
3月9日に表記の大会がオンラインであり、本校から科学部の3名が参加しました。高専なども参加する学会とあって、周りにいる方も緊張が伝わってくる感じでしたが、何とか無事に発表を終えました。質疑については、時間が迫る中、「次年度への課題にさせていただきます!」との返答が多く、次回への課題となりました。でも、初学会にしては上出来でしょう。参加した科学部諸君、お疲れ様でした。
角先生と二人三脚で指導していた防災カルタ班の4人の生徒が卒業式の日に挨拶に来てくれました。教頭になって、中々生徒達と絡むことが少ない中、本当に教師冥利に尽きると感じた瞬間でした。進路はそれぞれ違っても、またZOOM等を使って探究活動を継続し、防災カルタを商品化まで絶対にこぎ着けるとのこと。応援しています。これからも頑張って下さい!
令和 3 年度の SSH 成果発表会を実施しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、各クラスでのポスター発表とホームページ上での動画発表という形で行われました。ホームページに掲載した 2 年生の動画や 1 年生のポスターは、本校の SSH 運営指導委員に見ていただき、「上手く整理されており、とてもわかりやすい。」「年々レベルが上がっている。」「身近な問題に気づく力がついている。」「高校生にしか思いつかない発想であり素晴らしい」とのコメントをいただきました。 昨年度より向上した点は“考察”までしっかりできている班が多かったことです。※この点については、数年前から本校の課題といわれていた部分でした。このことが、発表の質の向上にも繋がっています。伸びゆく鶴城高校、今後がさらに楽しみな発表会となりました。
1月18日にさいき城山桜ホールにて、表記の講演会が市内の医師や保健師らでつくる一般社団法人「共生社会実現サポート機構とんとんとん」(山内勇人代表)の主催で実施され、本校から中嶋七渚さんが高校生パネリストとして参加しました。
当日は免疫の第一人者である宮坂昌之氏(大阪大名誉教授)が、ワクチンの有効性や安全性について科学的根拠を基に説明を行ったあと、「子どもに打つべきか」「交互接種は大丈夫か」といった質問を高校生の立場で堂々と質問していました。中嶋さんをはじめ、スタッフとして参加した生徒の諸君もお疲れ様でした。
表記の研修会を12月23日に安心院高校及び津房川沿いで実施しました。午前中は次年度の新学習指導要領についての研修と観点別評価の実施に向けて学習評価の3観点のうち「学びに向かう力・人間性等」について、講演会と実践的な計画立案に関するワークショップを行いました。午後からは、三和酒類株式会社安心院葡萄種工房の見学と津房川層動物化石群の現地調査を行いました。
特に、午前中では東洋大学の後藤顕一教授による具体的な概論と事例提示を、次に安心院高校の吉田朋子先生による安心院高校での学習評価「自己調整力と粘り強さ」に関する実践例の紹介で、参加した21名の先生方は学習評価についての具体的イメージが付いたのではと感じました。次年度からは観点別評価が本格実施となります。各自が工夫を凝らし、またこのような会で実践を持ち寄れればと思います。皆さんお疲れ様でした。
2 年生の希望者 36 名が、本校SSHの大分自然科学研修に参加しました。午前中 は別府大学を訪問し、酵母を用いた実験をしたり、微生物と醸造や医療の関わりについての模擬授業を受けたりしました。また、特典で大分香りの博物館も見学することができました。午後は別府温泉地球博物館の方の講義を受け、日頃身近にある温泉について歴史的・地学的・科学的な視点から学び、考察することができました。その後フィールドワ ークを行い、バイナリー発電の地熱発電所や明礬温泉を巡る中で、別府の特色ある地形や持続可能なエネルギーについて考察するきっかけとなりました。最後は地獄蒸しプリンに舌鼓を打つ等、コロナ禍ですが、大変実りある研修になりました。
IT企業魅力発見出前授業が実施されました。2021.12.16
12月16日(木)16時より本校会議室で、公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所主催による「IT企業魅力発見出前授業」が実施され、1年生6名、2年生23名が参加しました。講師として株式会社オートバックスセブンの方々が来校され、出前授業がスタート。前半の講演では、IT企業とは何を指すのか、その仕事について紹介され、ITが私たちの生活の中にどのように関与しているかを学びました。また、オートバックスが販売事業の一つとしているドローンの紹介や生徒による操縦体験もあり、生徒は興味津々に聞いていました。後半はオートバックスセブンの方をオブザーバーに、班に分かれて「ITを使って街をより楽しいものにする」ためのアイデアをプレゼン。「宇宙人と交信する」「空中・地中都市をつくる」「駐車場の空きが瞬時にわかるようなデバイスを開発」...など、短時間ながらも柔軟な発想で様々なアイデアの詰まった素晴らしいプレゼンとなりました。
科学の甲子園が行われました。2021.11.3
県内の高校生が一堂に会し、科学技術・理科・数学等における複数分野の知識・技術を競い合いました。本校からは 1・2年生 16 名が 2 チームに分かれて参加し、物理・化学・生物・地学・情報・物作りに分かれてよく奮闘しました。残念ながら、入賞はなりませんでしたが、サイエンスコミュニケーションと基礎知識の大切さを実感した会となりました。参加した生徒諸君、お疲れ様でした。
大分先端科学研修に参加しました。2021.10.12
表記の研修に1・2 年生希望者 18 名が参加しました。県衛生環境研究センターでは、食品や放射能の安全チェック、PCR検査などの衛生管理の最前線を見学しました。大分大学では、情報機器を駆使した防災・減災のしくみを学び、石井工作研究所では、金属部品を削り出す精密機械の製造現場を見学しました。最後に、オーイーシーでは、IT・AI・IoT などの先端技術と社会実装について見学しました。どの事業所も職員の分業と協業によって質の高い研究や技術開発、製品製造がされていることに生徒は感動していました。今年度最初の研修で生徒は非常に真剣に聞いていました。
1年生を対象にリケジョ推進講演会を実施しました。2021.9.07
大分大学の大隈准教授と川田准教授が、ご自身の研究内容や進路選択のポイント等を、文理選択を控えた1年生に説明しました。その他にも、文理選択に関する質問への回答動画や、大学・短大等を比較した生涯賃金に関するお話があったりと盛りだくさんの内容でした。生徒は自分の進路決定にすべく真剣に聞き入っていました。
1年生が地元産業魅力発表会を実施しました。2021.9.06
1年生が、夏休みのジョブシャドウイングでお世話になった地元の事業所についてまとめたポスターを作成し、発表会を実施しました。今年はコロナ禍のため、事業所の方々に直接発表を見ていただくことはできませんでしたが、生徒達は事業所の魅力を他の生徒にも伝えようと精一杯説明していました。「発表を聞いて佐伯の魅力についてたくさん知ることができた」「質問をすることで理解が深まった」「佐伯市の未来について考えることができた」等を感想もあり、充実した発表会となったようです。
鶴城スーパサイエンスカフェ(O-labo)を小学生対象に実施しました。2021.9.4
佐伯鶴城高校の物理教室・生物教室にて、令和3年度鶴城スーパサイエンスカフェ(O-labo)を小学生対象に実施しました!当日は、大分県内から小学生11名・保護者1名の計12名の方が来校し、物理「電波をつかまえよう」 生物「人の感覚を体験する」の2つのプログラムを経験してもらいました。来てくれたこどもさんたちの目が、キラキラと輝いていたのが印象的でした。「ワクワク」してくれたかな? また、ぜひ来てくださいね! お待ちしています!!
SSH生徒課題研究発表会に参加してきました!2021.8.4-6
令和3年度 SSH生徒課題研究発表会に本校から 3年中市虎信くん・川野凱脩くん・上野遥平くんの3人が参加し、全国大会に臨みました。題目: 次亜塩素酸水について
前日に到着後、ホテルで遅くまで猛特訓したそうです。同日では、他校の生徒や審査員に向けて積極的に声掛けを行い、一生懸命に説明をしている様子が印象的でした。今回の発表を通して、自分事として探究活動をとらえるとともに、科学的に探究する姿勢や力、プレゼン能力を高めることができました。生徒諸君、お疲れさまでした。
九州高等学校理科教育研究会大分大会が実施されました。2021.7.29-30
別府ビーコンプラザにて九高理大分大会が実施されました。コロナ禍で県内及び発表者のみ参加という形態でしたが、1年越しの開催で、久しぶりに多くの県内の理科の先生方とお会いし、元気をいただきました。
生物部会長として、何とか2日間の日程を無事に終了することができました。九州は一つ、そして生徒の背中を押してあげる理科教員として日々研鑽しましょうという挨拶をさせていただきました。参加して頂いた皆さん、ご発表した皆さん、スタッフの先生方、本当にありがとうございました。また、是非お会いしましょう!
「サイエンスインターハイ@SOJO」がオンラインにて開催されました。2021.7.25
昨年度は、コロナ禍で中止となった崇城大学主催「サイエンスインターハイ@SOJO」が今年度はオンラインで実施。物理・化学・生物の3分野で研究成果を発表しました。研究内容は物理分野: 野球のスイング方法から「打球角度と飛距離の関係」生物分野: 南海トラフ地震による塩害を想定した「津波後の農地に最も適する植物はどれか?」化学分野: マスクの形や素材に着目し「より快適なマスクは何か」の3班が出場しました。オンラインでの発表に最初は緊張した面持ちでしたが、様々なテーマに関する研究発表を聞き、知識や興味を広げる良い機会となりました!
STEAMフェスタを実施しました。2021.7.22
STEAMとは、大分県教育委員会が主催する会で、Science, Technology, Engineering, Art, Mathimaticsの頭文字を合わせたもので、文理融合の概念を体得することを目的に実施したものです。今年度の開催は、新型コロナウイルス感染症対策のためオンラインで行いました。午前は、「STEAM教育と未来」の演題で東京学芸大学大学院教授の大谷忠氏の講演会。午後からは、体験企画「コースⅠ.宇宙食と防災食を考えよう」「コースⅡ.沖縄から地球の未来を考えよう」というプログラムでした。生徒たちは、課題発見から問題解決のプロセスを学び、分野横断的にクリエイティブな思考や発想力を養うことができました。
スペース・サイエンス・カフェ(第1回)が実施されました。2021.6.16
スペース・サイエンス・カフェ(第1回)放課後にZOOMによるオンラインで開催されました。第1回の講師として、大分県ご出身の高山久信氏にご講演いただきました。高山氏は、三菱電機株式会社にご勤務のころから日本の宇宙産業の数々のプロジェクトに関わってこられた方です。それらの豊富な経験もとに、これまでの宇宙関連事業の発展とこれからの展望について、宇宙県おおいたの高校生にも分かりやすく説明してくださいました。夢多きお話に、生徒達の眼がキラキラと輝いていました。
2年生の創成探究の計画について、大学の先生等の専門家を招聘し、課題の設定や研究計画が妥当かどうかについて、探究グループ内で審議してもらいました。具体的にアドバイスをいただき、課題研究のアウトラインがはっきりした班が多かった様です。来校された大学等の先生方、本当にありがとうございました。
日本動物学会・日本植物学会・日本生態学会合同福岡大会の高校生ポスター発表に、本校科学部3年生の天畠君と加藤君の二人が、リモートで参加しました。初めての学会発表に、途中答えに窮する場面もいくつかありましたが、研究者からの質問に一生懸命返答している姿が印象的でした。こんな経験が若者の可能性を広げてくれるはず。果敢にチャレンジ頑張って下さい。
令和3年度 第1回SSH運営指導委員会が実施されました。2021.5.27
今年度の第1回SSH運営指導委員会がリモートで開催されました。運営指導委員の方々から、多くの建設的なご意見をいただき、次期申請に向けての良いアドバイスとなりました。本来はリモートではなく、生徒の活動の様子などを直に見ていただくのが一番ですが、コロナ禍でもあり致し方ありません。
次回を是非楽しみにされておいて下さい。
日田高校の次年度SSクラスに所属予定の1年生34名と本校学部とがコラボ研修を実施しました。当日は、本校から科学部の「ドライイーストの発酵実験」「次亜塩素酸水についての研究」「津波後の栽培に適した植物」「カマエカズラのツルの巻き方」「なぜカクレミノの異端児がいるのか」の5つをプレゼン発表し、日田高校からはウォーターサイエンスと探究基礎Ⅰの授業に係る研究発表を実施しました。日田高校に勤めていた時に知っていた生徒も数名いて、大変懐かしい気持ちになりました。また、最後に本校科学部顧問の野﨑先生による「探究活動で留意すること」についての講義を全員で受けました。特に、野﨑先生の森高校の科学部顧問の時に生徒と一緒にやったカエルの研究についてのご経験や研究の面白さについて、熱く語っていたのが印象的でした。日田高校・本校科学部の生徒、先生方お疲れさまでした。また、いらしてくださいね。
大分県青少年育成県民会議が主催する標記の研修会に、当日飛び入りで参加してきました。当日は、佐伯市の船頭町で催された「船頭マチイチ」に中高生25名が5班に分かれてフィールドワークを行い、その中で学んだことについて意見交換を行うという内容でした。最初にNBUの高見助教による「働くとは」の講義で、働くには稼ぎ(お金)と勤め(社会的自律=社会貢献・社会参画)があり、是非参加する生徒には勤めを見て・感じてほしいとの提案がありました。次に実際に船頭町に行き、市の様子や企画を立ち上げた市職の河野さん・後藤さんの話を伺ったり、実際に店に入ってのインタビューなどを行いました。普段よく行く船頭町がこんなにも人が多く、笑顔になれるなんて…まさに感動でした。生徒達もお店の方々の笑顔と心意気とやる気に感化されたようでした。最後に高見助教の言った「意味ある他者になる」という言葉が胸に刺さりました。参加された皆さん、お疲れ様でした。
左上1:研修の様子 左2:糀屋本店の浅利妙峰さん…エネルギーがー違います! 左3班でのまとめの様子 左4:全員での集合写真 中上:研修最初…緊張しています! 下:平岡屋さん、中はBarと簡易宿泊施設? 一見の価値あり!!
第2回の運営指導員会が桜ホールで実施されました。運営指導委員の先生方からはより具体的な案が出され、次期申請に向けた活発な議論ができたと感じました。また、県教委の管理機関からも「今日の成果発表会の内容は昨年までと比べものにならないもので大変素晴らしい」との言葉を頂きました。これから、指摘があった内容について検討を重ね、今年度中にできものについてはすぐに実施することで、次期申請に向けて準備万端としたいと思います。ご参加頂いた運営指導委員・県教委・本校の先生方ありがとうございました。
令和2年度SSH成果発表会がさいき城山桜ホールで行われました。今年は、コロナ感染防止のため、事前申し込みを徹底し、保護者等はオンラインでの視聴で、生徒・職員・運営指導委員のみ現地参加で実施しました。午前中は各種研修の環流報告と創成探究での学年代表班10班のプレゼン発表でした。また、昼休みには、ポスターセッションによるディスカッションが行われ、午後はJAXA宇宙飛行士の大西卓哉氏による講演が行われました。生徒の課題研究発表会はまだまだ荒削りな部分も多くありましたが、昨年度よりも数段上達し、生き生きと発表を楽しんでいる生徒の姿に大変感動を覚えました。また、多くの先生方が夜遅くまで熱心にご指導されていた賜と感謝しています。本当にありがとうございました。伸びゆく鶴城高校…生徒と先生が一体となって進んでいることを実感した一日になりました。しかし、大西さんの公演後の質問の多さにびっくりです。鶴城生の底力を感じました。
左上:ポスターセッション2年生 左下:大西さんへの質問に並ぶ鶴城生
昨年までOSSコンソーシアムのサイエンスフェスタとして実施していた県教委主催のものを新たな形で実施したものです。当日はオンラインでつなぎ、県内約150名の生徒が参加しました。JAXAの菊池さんの公演後、宇宙からの視点から水を学ぶ「THINK SPACE」と、地域の水について考える「THINK OITA」 の二つに分かれて講義・実験を行い、最後には振り返りも行いました。その中で、本校2年の創成探究班「防災ゲームで“知る”防災」の発表があり、笑顔で堂々とした発表が大変好評でした。指導された角先生、ありがとうございました。鶴城高校の生徒のパフォーマンスの高さに感動しました。
左上: お礼の言葉2年高司さん、左下:THINK OITA実験 右:THINK SPACE実験
1月7日(木)に令和2年度第2回SSH職員研修を実施しました。今年度のSSH課題研究発表会で発表された全国の生徒の課題研究のうち、5点を視聴し、各自が審査用紙でプレゼンを評価したものについて、班で協議するといった内容でした。課題研究の5点は「津波被害の軽減」群馬県立高崎高校、「ミルククラウン~幻の王冠を追って~」大阪府立三国丘高校、「どの日焼け止めが一番効果的!?」神奈川県立多摩高校、「おがくずを用いた新しい耐火性および断熱性素材の開発」岡山県立岡山一宮高校、「松かさの鱗片が閉じるメカニズムの研究」本校でした。本校の創成探究の目指すところを摺り合わせ、みんなで共通理解を図る目的で実施しました。一気に先生方の課題研究への目が肥えた感じがし、議論も大変活発に行われました。これからが楽しみです。指導された谷口指導教諭、ありがとうございました。
今年度のSSH情報交換会の校長等分科会に参加しました。昨年度までは教諭等分科会への参加だったので、どんな内容になるのか、しかもZOOMでの参加で気をもんだ部分もありましたが、何とか無事に終えることができました。今回の情報交換会では、①探究サイクルの繰り返し②社会科学的な探究に科学的手法③卒業生への聞き取りアンケート(若狭高校)④ルーブリック評価を複数の先生で行い均等化⑤1年3学期からの探究スタート⑥市内の小中高を集めてのポスターセッション実施(玉島高校)⑦上級生と下級生が同じ時間に探究(伊勢高校)⑧卒業生を中心とした探究の人材バンク⑨探究活動のオリジナルデータベース(甲府南高校)等多くの部分で参考になりました。次期申請への弾みがつきました。ありがとうございました。
1年生の創成探究のフィールドワークに同行し、宇目道の駅・ひよこの会・栗農家の市川今朝男さん宅を訪問しました。宇目道の駅ではジビエや栗まんじゅう、栗ジャム。さらに手作りこんにゃく等、生産者の顔が見える商品を数多く目にしました。さらに、栗ジャム生産組合のひよこの会を訪問し、殆ど商売にならないがこれが生き甲斐という生産者の生の声を聞きました。さらに、栗農家の市川さん方では、焼き栗を頂きながら栗栽培に至った経緯や他の作物の原価など、農業の現状の厳しさを知ったようです。6次産業化やスマート農業等、ICTが省力化を促し、コストを抑えることができれば…と自分ながらに考えさせられた1日でした。さて、生徒達は、何を学びましたか?
左上: 宇目道の駅 上中: ひよこの会の方々 中下: 椎茸栽培の元祖源兵衛翁(サンタバージョン) 上: 栗ジャム
パフォーマンス評価の一つであるルーブリック評価にかかる授業研究会を実施しました。SSH校として探究活動ではよく行われているルーブリック評価ですが、今回は化学の授業での実践と言うことで、本校の古賀教諭による気体の分圧に関する授業でした。水の入った逆さまのメスシリンダーに注射器で10mL空気を入れ、水だけの場合と水にジエチルエーテルを追加した場合とで、気体の体積に違いがあるかを、予想と実験後の結果から班で協議するという内容でした。生徒は自由な発想から推論し、予想外な実験結果から「もっと知りたい」という気持ちが強くなったのではと感じました。その後のルーブリック評価に関する協議では、「評価者による評価が分かれてしまい難しい」という結論になりました。次年度からのパフォーマンス評価について一石を投じた形となりました。参加された先生方、お疲れ様でした。
左上: 実験中の古賀先生 左下: 事後研の様子 上: 班協議の生徒の様子
本年度の生物部会の研修を蒲江深島にて実施しました。深島はサンゴや死滅回遊魚など、亜熱帯の動植物が見られ、夏にはスキューバダイビングや釣り等のマリンスポーツが盛んな島です。今年度はコロナ禍のため、フィールドワークに切り替え、しかも滅多に行かない島嶼に絞って実施しました。前日から講師の方々は下調べを入念に行い、当日は晴天の下、植物・鳥類・海岸動物を調査し、参加された先生方は美味しい昼食にも舌鼓を打ちながら、大変充実した1日になりました。講師の先生方、参加された方々、ありがとうございました。
左上:美味しい昼食 中:灯台から見た深島全景 下:海岸植生を調査中 右:深島の猫たち
上:被災した車 中:ずれた中央線 下:崩落した旧阿蘇大橋
上:東海大学農学部遺構 中:語り部ボランティア 下:崩落箇所
表記の研修の団長として、1泊2日で熊本に行ってきました。参加生徒は1年7名2年19名の計26名で、私の他に古賀先生・荘田先生が参加しました。1日目は阿蘇火山博物館・東海大学阿蘇校舎・南阿蘇村立長陽西部小学校跡地・旧新阿蘇大橋見学、2日目は構造計画研究所での防災シミュレーション・阿蘇ファームランドを見学しました。特に、長陽西部小学校跡地での女性ボランティアの「防災に最も大切なことは人との繋がり」という話が最も心に残りました。また、1日目の夜間研修では、1日目の感想を英語で一人ずつ全員に話してもらいました。こんな無茶振りにもきちんと答えてくれる鶴城生へ感謝とエールを送ります。ありがとうございました。生徒たちの目が日に日に違ってくるのがわかり、大変嬉頼もしく感じました。
阿蘇ファームランドでの記念の1枚
大分上野丘高校物理班の発表の様子
表記の大会に、今年は審査員して参加してきました。ポスターセッションの審査では、専門の生物以外にも物理・化学・地学を審査するため、かなり大変でした。佐伯鶴城高校は化学班「市販されている次亜塩素水の正体を探る」が2位入賞を果たし、九州大会出場を決めました。また、昨年まで勤めていた日田高校の科学部「ホワイトウォーター」が物理部門2位、「タナゴと二枚貝の分布から見る絶滅の危機」が審査員奨励賞を受賞しました。日田高校生物班は殆ど生徒たちだけの手探りでの発表でしたが、本当によく頑張ったと思います。九州大会も期待していますよ。顧問の先生方・生徒の皆さんお疲れ様でした。
表記の大会の生物の審査員して参加してきました。佐伯鶴城高校からは2年チームと1年生チームが1チームずつ参加し、理科・数学・情報の筆記競技と理科にかかる実験・観察・ものづくりの実験競技の2つで得点を競いました。また、競技後には「スペースポート大分の開港へ向けて」と題して一般社団法人スペースポートジャパンの青木英剛氏による講演が行われました。大変夢のある話で聞いていてワクワクが止まりませんでした!審査結果は本校生徒は残念ながら入賞ならずでしたが、コミュニケーションの楽しさが体得できたようで、皆生き生きとしていました。生徒の皆さん、お疲れ様でした。
県立高田高校1年生144名対象にポスター作り、生徒による相互評価を実施しました。高田高校は総合的な学習の時間にSDG'sを絡めた地域学を実施しており、今回はポスター作り・相互評価の講師と言うことで依頼されての実施となりました。当日は、ポスター作りの講義のあと、ニュース検定4級のテキストをベースに事前に各班に配布していた内容について、A0のポスターにまとめて発表までを行いました。途中、マスク越しの声が通らなくなり心配でしたが、何とか生徒さんも動いてくれ、無事に終わりました。母校でもある高田高校の生徒さんに触れ合えて大変嬉しく思いました。高田高校の先生方、呼んで頂きありがとうございました。
高田高校のHPに記事が載っています。→http://kou.oita-ed.jp/takada/information/post-838.html https://www.facebook.com/permalink.php?id=1645229402200504&story_fbid=3585082578215167
表記の研修会が県教育センターで実施されました。はじめに県教育センターの佐藤寛晃指導主事から「化学における授業改善について」という題での講演があった後、文科省の教科調査官である野内頼一先生による「新学習指導要領改訂の経緯とこれからの教育に求められるもの」という題で講演をいただきました。昨年の藤枝視学官といい、今回の野内調査官といい、改めて改訂の意義と必要性を再認識し、再来年度からの新学習指導要領への対策と心構えが必要だと感じました。化学部会の先生方、大変ありがとうございました。
発表者が塚田さん、手前左が下村さん、右が山崎さん
令和2年度大分県中学校高等学校留学フェアが県教育センターで開催されました。その中で「海外への挑戦から得られるもの」という題で本校の3年生1名と2年生が発表しました。特に、2年生の下村さんはしっかりと自分の言葉でジェスチャー等も交えながら留学の良さと得られる視点などについて話していたのが印象的でした。また、日田高校の塚田さん(元科学部の生徒)はドイツ語での挨拶からはじまり、ビーガンのホストファミリーでの暮らしや学校の様子など、高校生の視点から多くの学びがあったことがわかり、大変嬉しくなりました。前任校で一緒に科学部で活動し、遠征に何度も一緒に行った彼女が更に逞しく、大きくなって成長した姿に感動でした。これからもそれぞれの糧を基に頑張ってほしいと思いました。
表記の講演会が佐伯文化会館で実施され、熊本大学大学院先端科学研究部教授の伊田進太郞先生による講演が行われました。研究室の様子やいろんな機材など、ラボが同時進行で色んな研究が行われていることが垣間見ることができました。また、1nmというごく薄い酸化チタン膜と光による水の電気分解と取り出した水素から燃料電池による発電という、水を原料とするクリーンエネルギー開発など、大変興味深く生徒も講演を聞き入っていました。伊田先生、ありがとうござました。
7月に行われた地元産業魅力説明会を基に、1年生200名が調べた各企業の魅力について発表するポスターセッションが本校体育館で実施されました。地元の企業と本校生徒をキャリア教育の視点で繋ぎ、将来佐伯のリーダーとして期待される人材育成を図る目的で実施されたものです。企業の方も参加し、最初は声も小さかった生徒も最後の方ではしっかりと自分の言葉で説明し、質問にもしっかりと答えるようになっていました。成長が手に取るように分かり、頼もしく感じました。
今年度第一回SSH運営指導委員会が実施されました。今年は、コロナ禍で本来なら1学期中に実施するところでしたが9月実施となりました。今年は、最初に2年生の創生探究の授業見学をして頂き、会議では中間評価についての説明と2期申請に向けての意見を聞くという流れで実施しました。
多くの建設的な意見を頂き、またSSHが本校教育に浸透しつつある現状も再認識できました。運営委員の先生方、ありがとうございました。
7月11日土曜日、本校の生物教室等を使って、鶴城スーパーサイエンスカフェを開催しました。今回の取組は、県教育委員会「少年少女科学体験スペースO-Labo」の協力で「ハイスクールラボ」と銘打っての実施でした。佐伯を中心に県内各地から集まった小学生に対して、本校の科学部等の生徒が先生役となって2つの科学実験を行いました。
日田高校の科学部の論文「化石花粉から見たミツガシワ自生地における植物変遷」が大分合同新聞に載りました。生徒達が数年間かけて地道に研究した内容です。感慨も一入です。新聞社に感謝です。
日田高校の3年間は本当に生徒達に支えられた3年間でした。私にとっては、最も思い出に残る3年間になったと言っても過言ではありません。生徒達、先生方の支えでこれまでやってく来れたと思っています。本当に地域に愛される伝統校の日田高校がこれからも益々盛り上がることを心から祈っています。また、佐伯に行っても科学部・日田高校・日田のことは忘れません。ありがとうございました。
3年間、苦楽を共にした科学部3年生が卒業しました。生徒達の成長した姿に感動を覚えます。在校生への先輩達からのメッセージを送る場が、コロナの関係でできなかったのが大変心残りですが、これからも引き続き日田高校科学部が盛り上がっていくことを期待しています。
1年生の課題研究「水と磁石」について
私がウケを狙うように言い、完全に滑りました! 1年生ご免なさい。
発表自体は、Scientificな内容で、聴衆も魅了されていました。これからが楽しみです。
2年生は修了証を貰い、満足気な表情です。後ろでは滑った「レッツ、スターティ~ン」をやっています。2年生は金曜日に成果発表会、日曜日にOSSの成果発表会と違う内容のプレゼンを見事に発表しきっていました。よく頑張ったね。お疲れ様でした。
日田市パトリアにて表記の発表会を実施しました。2期4年目の集大成として、生徒中心で実施したものでしたが、年々質が向上しているのが感じられるものでした。SSH運営指導員の先生からもお褒めの言葉を頂き、これからもSSHに関わるものとして、生徒を指導して行かなくてはと志を高く持った一日となりました。ご指導された先生方、ありがとうございました。
表記の協議会が本庁で実施されました。1年間の指導教諭としての取組と実践報告がなされました。私も含めてですが、指導教諭として色んな形で多忙な毎日を過ごされているのが分かりました。また、指導教諭をリーダとする授業改善での取組についての報告では、県外視察や文科省等から得られた知見をいかにして県内で広めるかについての協議がなされました。理科(生物)としては、県内の先生方が何時でも見られるデータフォルダにこれまでの資料等を入れるなどして、より良いものを共有できるフレーム作りをしたいと思いました。参加した先生方、お疲れ様でした。
熊本大学の工学部で実施され、日田高校科学部生物班「ミツガシワ班」3名と探究Ⅰ「Bamboo班」4名の計7名の生徒を引率して来ました。当日は、朝9時学校を立ち、昼前に熊大に到着。昼食を摂った後、いざ会場へ。午後2時からのポスターセッションを挟んで大学の各種一押しの研究を15分にまとめた発表を拝聴しました。個人的には、大学の発表では速水真也教授の酸化グラフェンナノシートと渡邊髙志教授の植物資源戦略の話が、ポスターセッションでは、サイエンスダイアログ・プログラムでお世話になった林慶和先生の腸内細菌シグナルによって制御される多臓器関連造血応答の解明が大変面白く聞かせて頂きました。科学部の生徒達は今年度最後となった大会。探究の生徒達にとっては初めての大学主催のポスターセッションでかなり緊張していた様にも感じました。まだまだ、「伝える」ことから「対話する」ことになっていない生徒達。これからもトレーニングが必須です。参加した生徒達、疲れ様でした。左上:ミツガシワ班の3人 左中:探究ⅠのBamboo班※良い笑顔です! 左下:大学近くでの夕食 ※満腹です!!
大分県立日田高等学校の金烏館にて、標記の中間発表会を実施しました。今年の4月から2年SSクラスでは、週に3時間の探究Ⅰの時間を使って課題研究を行っています。今年度は、36名が10班に分かれて数学・物理・化学・生物・家庭・体育に分かれて探究活動を行い、その中間発表会としてポスター形式で実施。当日は、新SS・理系予定の1年生が観覧車として参加し、10班の課題研究について質問を浴びせていました。結果として、1位:バンブー班、次が「ばね班」「プラスチック斑」となりました。私の担当する生徒たちも前日から、ポスターの練習を行い、当日は一人で自分の研究について、質疑応答することができるようになったといってくれました。探究することを自ら楽しめるようになる…すごく大切なことです。発表した生徒の諸君、指導された先生方、お疲れ様でした。
標記の情報交換会に日田高校の代表として参加してきました。25日の教員研修の部では、「SSHと授業改善」に参加し、同じ班の先生方の情報交換を行いました。その中で福井県立武生高校の実践で、探究的な学びを基にした研究授業を合教科型の授業において行うことで、教科間・年代間の枠を超えた学びができ、学校の授業改善が推進できるということを聞いた。本校もSSCⅠⅡやWSなどがあり、もっと合教科での研究授業を推進する必要があると感じた。また、二日目の午前中では、各教委・学校・の事例発表が行われ、午後には、「国際性の育成」に参加した。どの学校でも英語科の負担が大きく、それをどう減らすかに苦労されていると感じた。生徒同士の添削やALTの利用、海外のネイティブスピーカーや大学院生による有料添削などが参考になった。また、やはり海外の高校生・大学生の招へいを促し、学校全体として迎えることで国際性のボトムアップを図ることが肝要と感じた。大変有意義な二日間であった。
標記の発表会に審査員長として参加、最後に講評を行いました。理数科2年生が8テーマに分かれての発表で最優秀は「高崎山ニホンザルの利き手に関する研究Ⅱ~「利き手」の有無と「優先手」の獲得~、優秀賞は「温泉の金属イオン利用による濃淡電池の開発」「ミルククラウンが形成される原因」でした。東洋大学の後藤先生からは探究の過程に沿った高いレベルの研究で、原稿を見ない発表や質問力の高さなどまさに「本物の力」につながっているという講評をいただき、私からはそれぞれの研究の良い点と課題点について1つずつ講評させていただきました。特に、最優秀のニホンザルの研究は統計処理や科学的な手法等が軍を抜いており、大変面白く聞かせていただきました。発表をした生徒さん、指導した先生方本当にお疲れさまでした。
12月14-15日に宮崎公立大で行われた九州大会に1年生4名と一緒に参加しました。前日から、市内に宿泊し、当日を迎えました。新川さんと小野さんの二人がポスター発表を行い、初日は4分発表、4分の質疑応答、二日目は1分の発表に4分の質疑応答でした。遺伝子の部分については習っていないこともあり、中々質問に的確に答えられなかったですが、それ以外はほぼ完ぺきに答えていました。また、堂々とした質疑に貫録さえ感じました。結果は優良賞で残念ですが、次年度につながる大会となりました。
12月8日(日)に熊本第二高等学校で実施された標記の大会に、科学部生物班1年生2名と参加してきました。当日は諌山さんと帆足君の二人とJRで熊本まで行き、現地高校まで市電を使って行ったのですが、会場についたらすでに開会行事が始まっていました。1年生二人でよく頑張ったのですが、結果的には入賞はなりませんでした。※ちなみに昨年度は研究奨励賞(第二位)を受賞しただけに残念でした。ただ、買いを追うごとにうまくなっていく一年生。いやあ、今後が楽しみです。こうご期待ですね。写真:参加した二人…いい顔です!
11月28日(木)に佐伯鶴城高校の櫟木先生による生物基礎の研究授業・講評に行ってきました。これは、「令和元年度指導教諭をリーダーとしたチームによる授業改善の推進」の一環で行われたものです。当日は、佐伯鶴城高校の先生をはじめ県下の生物の先生方が集まり、櫟木先生の研究授業「三大穀物はなぜイネ科型なのかを理解する」を参観、研修会及び事後研を行いました。生物基礎の授業で生物分野を扱い、しかも探究的な内容を行うということで大変苦労されていましたが、生徒はよく協議し、本来の目標は達成できたのではと感じました。その後、文科省初等中等局の藤枝視学官からの講演を拝聴しました。これからのSociety5.0の社会で生きていく生徒たちにとって、答えのない学びをどのように学ばせるかが、今の先生方に問われているということを実感しました。生物基礎ならグラフから何らかの法則性やそれを基に科学的に考察する力を身に着けさせる程度で十分ということも言われ、肩の力を抜けた気がしました。まだまだだと実感…。写真:佐伯鶴城の生徒達(よく話してます)左上、生徒の協議内容 左下
11月23日(土)に熊本市国際交流会館にて標記の大会があり、科学部生物班の2年1名と1年4名とで参加してきました。エントリーした25校のうち、事前審査で11校に選ばれて口頭発表を行いました。残念ながら上位入賞はなりませんでしたが、研究を自分ごとにし、質問に対しても答えられるようになった姿に成長を感じました。まだまだですが、これからの成長に期待しています。科学部諸君、お疲れ様でした。写真: 科学部生物班のsnap shot
11月21日(木)に中津南高校の野尻先生によって行われた生物の研究授業参観・講評に行ってきました。これは、「令和元年度指導教諭をリーダーとしたチームによる授業改善の推進」の一環で行われたものです。当日は、中津南高校の先生をはじめ県下の生物の先生方が集まり、野尻先生の研究授業「ニューコープによる中胚葉誘導のしくみについて理解する」を参観、研修会及び事後研を行いました。探究活動の流れを追った、深い学びにつなげる授業の難しさを実感するとともに、先生の発問の大切さも再確認することができました。教科書をどう生徒自らに読ませるかに腐心しているように感じました。反転授業もまさにそうでしょう。都立国際の佐野先生も埼玉浦和の菅野先生もそこを目指して試行錯誤するうち、オリジナルな形になったと推察します。
まだまだ完成形を模索中です。皆さんで一緒に探し、情報交換できたらと思います。写真:生徒の様子左上 WB左下
11月18日(月)に標記の大会が朝日小学校・南部中学校・昭和高校で実施されました。今年度は「科学的な思考力を育てる地学教育」というテーマで単元を小中高で繋げての実施となりました。今年で3回目(通算4回目)ですが、やはり理科を通して違う校種の先生方と話ができ、またいつもと異なる校種の児童・生徒の学ぶ姿を見ることができるのは大変参考になります。今年は小学校は「台風の右と左で風雨が強いのはどっち?」、中学校は「陸風・海風が生じる仕組みを理解する」、高校は「地球温暖化を食い止める方法を考えよう」でした。また、最後の事後研では、いろんな意見が出て校種間の交流ができたのも大変参考になりました。「深い学び」につながる研究授業、実施された先生方、大変ありがとうございました。 写真: 小学校 左上 、高等学校 左下
11月13日(水)に標記の講演会を本校1・2年生400名対象に体育館で実施しました。当日は、外務省大臣官房対日理解促進交流室長の深堀裕賢さんにより、外務省での数々のエピソードやどうして外務省に入ったのかなど、キャリア教育の面からも話をしていただきました。この会は国際性が乏しい本校生徒に、少しでもプラスになればと昨年度申請し、外務省からの講演許可が下りたために実現したものです。講演後は質疑の時間いっぱいに質問が出て、また、その後の座談会も予定人数の20名をはるかに上回る49名の参加者がいて、講演者に色々と質問していました。※中にはトイレの出待ちをした強者もいたほどでした。
深堀さん、大変ありがとうございました。そしてまた、是非いらしてください。
11月5日(火)に県教育センターで実施された表記の研修に参加してきました。当日は、一般社団法人「地域・教育魅力化プラットフォーム」の岩本悠さんの島根県立隠岐高校でのお話で、地域を題材としたキャリア教育の実践で、定員割れを起こしていた学校がV字回復し、しかも生徒たちは必ず「隠岐に帰ってくる」という強い志を持って島を出て、そして再び帰ってくるという話を伺った。また、後半からは県内の学校の実践と言うことで高田高校と佐伯鶴城高校の実践の発表を聞いた。さらに、班活動で各学校の現状を報告し合い、総合的な探究の時間をどのように実践しているかについて情報交換を行った。またまだ、各学校共に総合的な探究の学びを進路学習のレベルから昇華している学校は少なく、どこも模索している様子が伺えた。本校も魅力向上と定員の充足が鍵であり、特に、午前中の岩本さんの話は大変参考になった。過疎や少子高齢化の問題はまさに生きた題材であり、地域に出向くことで高校生は気づき、学び、行動するんだと改めて気づかされた。都会ではなく、地元に帰って起業すれば、いくらでも可能性はあるということも気づかされ、勇気をもらった。日田でもぜひ実践してみたい。