まずはじめに、間違った治療(炎症著明時の牽引・温める・揉む行為)は、症状悪化や回復を遅らせる原因になると言う事を覚えておいて下さい。ムチウチ(頚椎捻挫)の症状は、おもに運動痛と可動域制限ですが、損傷の度合いによっては、手足のしびれ、夜間痛なども出現します。また、頚性神経筋症候群を引き起こすと頭痛、吐き気、耳鳴り、自律神経失調症、うつ不眠などの症状も出現します。ほとんどの人は、まずはじめに整形外科に行きます。素晴らしい整形外科もあります。しかし、ほとんどの整形外科では、捻挫だけなら鎮痛薬とシップ薬が処方されるだけでそれ以外の治療は行いません。これだけで本当に大丈夫か・・・不安に感じた患者様も少なくないと思います。レントゲン所見に異常がなければたいしたケガだとは思いません。残念なことに、捻挫を軽視する傾向にあります。捻挫は厄介なケガです。頸椎捻挫であれば患者様の今後の人生に大きく影響すると言っても過言ではありません。交通事故後の首のこり・痛み・違和感は特に気をつけて欲しいものです。安易に考えていますと数ヵ月後、自律神経失調症や不定愁訴の原因になります。放置していても完治する人はいます。しかし、たいていの人は、慢性的な首肩こり・片頭痛・耳鳴りに悩まされ、なんらかの体の不調を訴えます。私も交通事故(頸椎捻挫)の被害者の一人です。私の場合は、半年を経過したあたりから耳鳴りと難聴に悩まされました。さらに雨の日には頭痛、吐き気にも悩まされました。今考えてみると、頚性神経筋症候群だったと思います。整形外科では検査で異常はないからしばらく様子をみましょうと言われました。目に見えない痛みを無視されて、不愉快な思いをしたのをよく覚えています。また、保険会社からの必要以上の示談の催促電話にも悩ませれました。検査では引っ掛からない痛み、本人にしかわからない目に見えない痛み、私は十分理解しています。決してあきらめないでください。実体験をもとにした適切なアドバイス、長年培ってきた知識と技術を患者様のために役立てます。当院では、ご希望に応じて鍼を行っています。また、保険会社の対応にお困りの方には、当院専属の弁護士の先生をご紹介致します。お気軽に、ご相談ください。