動的試験

 〇    動的審査

 動的検査ではマシンの走行性能が評価されます。ここで高得点を獲得するにはドライバーのテクニックも要求されます。

配点は675点満点です。


No. 1 アクセラレーション [配点 100] 

マシンの加速性能を評価するため、静止状態から加速して75 mの直線路を駆け抜けるタイムを競います。

2名のドライバーが2本ずつ、計4本走行します。

No. 2 スキッドパッド [配点 75]

マシンのコーナリング性能を評価するため、8の字状に作られたコースを走行しタイムを競います。

2名のドライバーが2本ずつ、計4本走行します。

No. 3 オートクロス [配点 125]

直線・スラローム・シケインなどを含む約800 mの複合コースでのタイムアタックです。

2名のドライバーが2周ずつ、計4周走行し、1周のタイムを競います。

No. 4 エンデュランス [配点 275] 

オートクロスと同様の複合コースを約 20 km 走行しタイムを競います。

マシンの走行性能やドライバーの技量に加え、耐久性も重要となります。大会の審査項目の中でも配点が高く、ここでのタイムが順位を決める大きな要因となります。 

No. 5 燃費  [配点 100]

近年ではF1などのレースでも使用燃料量が制限されるなど、速く走りつつ燃費を向上することが求められています。学生フォーミュラ大会でも、エンデュランスにおける燃料消費量からマシンの燃費が評価されます。燃費の向上のためには、マシンの適切な設計、およびドライバーの無駄のない運転が要求されます。