2. Cindy3D
Cindy3DはCinderellaのプラグインとして提供されているものです。
Mac用のCinderellaにはあらかじめプラグインとしてセットされているのですぐに使うことができます。
Cindy3Dは、本格的なレイトレーシングを用いた3DグラフィクスをCindyScriptで実現するためのプラグインです。プロジェクトのページは http://gagern.github.io/Cindy3D/ です。
Cindy3Dは,Cinderellaのプラグインのページ https://github.com/gagern/Cindy3D/releases/tag/1.0.4 でダウンロードできます。(最近の版ではすでにプラグインフォルダに入っています。)
Linux用、MacOS X用、Windows用と分かれていますので、自分のシステムに合うものをダウンロードしてください。Zipファイルですのでダウンロード後解凍します。MacOSXの場合は自動的に解凍されてCindy3Dのフォルダができます。Windowsの場合は、Zipファイルが解凍されて「Cindy3D-1.0.4windows-i586」というフォルダができ、その中にCindy3Dのフォルダがあるかもしれません。
Cindy3Dのフォルダの中には Cindy3D.jar などいくつかのファイルがあります。
なお,2014年に改訂された現在の版は,Cinderellaの Build 1685 以前の版では動きません。最新のβ版を使ってください。
プラグインの登録
ダウンロードしたプラグインをCinderellaに取り込みます。スクリプトメニューから、「Reveal Plugin Folder」を選ぶと、プラグインを格納するフォルダが表示されますので、ここに Cindy3Dのフォルダをフォルダごとドラッグアンドドロップで入れます。次の図は、Cindy3DとLEAPPlugin が入っている様子です。LEAPPluginの方は、フォルダではなく単一のファイルです。
使いかた
プラグインを使うには、Initialization スロットで使用宣言をします。次の1行を書きます。
use("Cindy3D");
うまくいったかどうか、Draw スロットに次の3行を書いて実行してみましょう。
begin3d();
draw3d([0,0,0]);
end3d();
Cindy3D(JOGL) という別ウィンドウが開いて赤い点が表示されれば成功です。
「Cannot load plugin Cindy3」というWARNINGが出たら、Cindy3Dフォルダがプラグインのフォルダに入っているかどうかを確かめましょう。また、Initialization スロットの use("Cindy3D"); につづりの間違いがないかどうかも確かめましょう。
サンプルを実行する
Cindy 3D on GitHubのサンプルのページに、3つのサンプルがあります。次の図は、wistedTorus.cdy です。Cindy3Dでは、Cinderellaの描画面と、Cindy3Dの描画面の2つのウィンドウが開きます。
Cindy3Dの関数リファレンス
Cindy3Dの関数リファレンスを翻訳し、例を追加したものをPDFとして用意しました。下のリンクからダウンロードしてください。
Cindy3Dでの制作例
Cindy3Dを用いた制作例をいくつか用意しました。動かしている様子をYouTubeに載せています。
正四面体と内接球 Youtubeへのリンク http://youtu.be/hBU9SQu2KuA
トーラス Youtubeへのリンク http://t.co/x4XkpmeDeJ
水分子モデル Youtubeへのリンク http://youtu.be/gbxtvx9vcII
放物面と焦点 Youtubeへのリンク http://youtu.be/fM-0EKinogw
DNA Youtubeへのリンク http://youtu.be/dyvsGaOCnFI
面心立方格子構造 Youtubeへのリンク http://youtu.be/gjHHMOrVf2A
最密充填と面心立方構造 Youtuveへのリンク http://youtu.be/JkGkkmKnCHo