オータムフェスティバル開催趣意書

近年、当商店街及び近隣商店街を取り巻く環境は悪化の一過をたどっています。これは、後継者不足や商店街利用者の郊外大型商業施設への利用先移行等様々な要因により引き起こされていると考えます。また、中越大震災をきっかけに、空き店舗が増加し、さらに商店街の賑わいが失われるとともに、集客力や販売力が低下していることも要因の一つと考えます。現在は、これらの事由により、商店街からは商店が消え、住宅街化していると言わざるを得ません。

当商店街の周りを見渡せば、小千谷駅前からのアーケード整備により、天候に比較的左右されずに回遊できる立地環境にあり、公立小中及び高等学校、保育園、認定こども園が比較的集中して位置しており、登下校に際する交通の要所でもあります。また、隣接された信濃川河川公園においては、野球場及びサッカーグラウンドが整備されており、休日には子どもから大人まで遠方からも訪れています。

当商店街振興組合(以下当組合)では、このような立地環境を最大限に生かし、東小千谷地域のより活気あふれるまちづくりの一助となるために、商店街として何ができ、何をするべきなのかを模索してきました。過去に実施してきた事業等においては一定の成果を上げつつも、単年度での完結にとどまってしまい、次につながる形での事業構築がなされていませんでした。

当組合は単年度で完結せずに多年度にわたり継続する事業として、東小千谷地域の企業、個人商店をより多くの方に見て、知り、触れてもらう機会を設け、よって、相互のよりよい関係づくり、東小千谷地域のより活気あふれ、安心で安全なまちづくりの一助となるために、「オータムフェスティバル in 中央通」を企画し、平成27年より実施いたしております。本年は第4回目として、過去3回の事業を踏襲し、商店街に隣接する信濃川河川公園を有効に活用した音楽イベントを通し、東小千谷地域の企業、個人商店様を内外に広くPRする企画を実施する運びとなりました。近隣住民の皆様をはじめ、市内外からの来場者様から地域を知っていただく機会を設けます。さらに、来場者様一人ひとりが笑顔になる会場づくりを目指し、東小千谷地域の魅力発信の一助となる事業づくりを行います。

このオータムフェスティバルが東小千谷地域を代表するイベントの一つとなり、ひいては地域発展に寄与できるものとなりますよう、皆様のご支援とご協力を賜りたく存じますので、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

平成30年9月吉日

小千谷市中央通商店街振興組合

理事長 村田正

オータムフェスティバル実行委員会

実行委員長 草野一史