British Brass Band -英国式金管バンド-

◆英国式金管バンドとは?

サクソルン属とトロンボーンで構成されるバンド形態

英国式金管バンドは、ヴァイオリンなどの弦楽器やクラリネットなどの木管楽器を含まず、金管楽器と打楽器で編成される合奏形態です。使用される楽器は、コルネット・フリューゲルホルン・テナーホーン・バリトンホーン・ユーフォニアム・トロンボーン・ベース・パーカッションでトランペットやフレンチホルンはありません。これらの楽器を写真のような形に配置して演奏します。

英国式金管バンドの魅力

英国式金管バンドの魅力は、サウンド。

同系統の金管楽器で統一された編成によって、高音から低音まで均一化された音色での音楽表現を可能としています。また、コルネットとトロンボーンを両翼にベルを客席に向けずに配置し、音をブレンドして響き合い、客席を包み込みます。そのサウンドはパイプオルガンにも例えられるほど美しく荘厳です。

楽器紹介

コルネットセクション : 金管バンドの花形

金管バンドではトランペットではなくコルネットを使用します。使用するコルネットはE♭とB♭の二種類があります。

E♭コルネット : バンドで最高音を出す楽器。飛び道具が沢山で一度ハマるとやめられない。(1名)

B♭コルネット : 一番の大所帯。メロディーから伴奏まで幅広く担当する。いつも大変そう。(Solo 4名,Repiano 1名,2nd 2名,3rd2名)

ホーンセクション : 金管バンド特有の楽器群

英国式金管バンドに特徴的な楽器群が所属するセクション。使用する楽器は3種類あります。

フリューゲルホーン : 柔らかい音色が特徴の楽器でSoloで吹くことも多い、ホーンセクションのドン(1名)

テナーホーン : 別名アルトホルン。ハーモニーを担当することが多い、中間管理職。(Solo 1名,1st 1名,2nd 1名)

バリトンホーン : 低音楽器と中音楽器の架け橋になるパート。テナーホーンの友達。(1st 1名,2nd 1名)

トロンボーンセクション : 金管バンドのスパイス

バンドで唯一ピストンを使用しない楽器。音楽全体にメリハリを出すスパイスのような役割。

トロンボーン : 音楽に多様な色を出す重要な楽器です(1st 1名,2nd 2名)

バス・トロンボーン : 低音セクションのドン。大迫力の低音で曲を支えてくれる (1名)

ユーフォニアムセクション : コルネットと並ぶ花形

コルネットと共にバンドを引っ張ってくれる楽器。メロディーから伴奏まで何でもこなす。(Solo 1名,2nd 1名)

ベースセクション : バンドの屋台骨

曲を支えてくれる楽器。2種類の楽器を使用します。

E♭ベース : 音が高い方のベース。音域が広くSoloを吹くこともある。(2名)

B♭ベース : 音が低い方のベース。最低音で支えになってくれる。(2名)

パーカッションセクション : リズムを刻んでくれるバンドの道しるべ

リズムを刻んで曲を導いてくれるパート。基準が3名とは思えないほどやることが多く、演奏中走り回ることもある。お世話になってます。