☆ちーむぼんぼんについて

更新日:2016.9.1

ぼんぼんについて、発足時の想いやHPを作成したときの想いを綴った言葉をここに載せます。

2011年3月11日から、多くの時間が過ぎたように思っているこの時期においてもまだ、

福島県では東電の原発事故の影響で、住民のみなさんが住めない区域があります。

しかし、その方たちが住む仮設住宅の大半では、

犬猫等のペットと一緒に住むことが出来ないのです。

その為、犬猫たちを自宅に残しています。

原発から20~30キロに計画的避難区域があります。

そこでは、自宅に残された、たくさんの、ほんとうにたくさんの犬猫がいます。

繋がれている犬。家の中にいる猫。外にいる犬猫もたくさんいます。

その子たちのために、日々通って餌をあげている方もいれば、

飼われているのかどうかもわからない犬猫もいます。

彼らに、少しでもおいしいご飯と、お水を届けたい。暖かい毛布を届けたい。。。

そんな想いから、このHPの管理人たちは、福島へ給餌に向かうことにしたのです。

それを「ぼんぼん」と名づけ、定期的に活動することとなりました。

現在は、給餌だけではなく、飼い主さんとお話をさせて頂く機会も多く、

避妊去勢の大事さをお話し、手術のお手伝いをさせてもらったり、

狂犬病やワクチン、フィラリアなどについての支援もしています。

このように、飯舘村の子たちのサポーターとして発足しましたが、

変わりつつある村の現状、

またこれは甘えなのかもしれませんが、なかなか村に行けない現状を考え、

これ以上活動を続けていけるのかと悩みましたし、

飯舘村の子たちにとご支援くださっている皆様には大変心苦しく思っておりました。

しかし、村での活動でご縁をいただいた村のお母さんからの保護の依頼などはあり、

村の子はもちろんですが、避難先の福島市内などの子を保護して欲しいと依頼があり、

どちらの子も保護させてもらい、同じ様にワクチン、不妊手術等の医療行為を受けさせ、

里親様を探してることには変わりなく、

お陰さまで沢山の里親様とご縁を結ぶことができました。

ただ、飯舘村と括りをつけて活動している現状では、

飯舘村のお母さんたちの避難先である福島市内などでの保護依頼があったときに、

いつもご支援いただいているみなさまの思いに反しているのではと、

心苦しく思いながら保護してきました。

でも、犬猫を目の前にしている私たちにとったら、

福島の犬、猫には変わりはないという気持ちがあります。

そこで、ちーむぼんぼんは、この度、

飯舘村のわんにゃんサポーターの名前をとりまして、

福島のわんこにゃんこの為に活動させていただくこととなりました。

といっても、今までの活動と同様に、自分たちの出来る範囲でしかできませんし、

今後、地域猫のTNRなどは到底できませんし、そこまで出来るとは思ってはいません。

ただ、飯舘村という括りを取らせていただくことで、

飯舘村のお母さんやお父さんが避難先で保護して欲しい時でも、

柔軟に動き、保護できるように進化して行きたいと思っています。

また、これに伴い、現在めり姉が勤めさせて頂いている「代表」も、

実働しているたこちゃんへ交代させていただくことになりました。

めり姉は、発足メンバーということで前代表より引き継ぎましたが、

現在はまったく実働できておらず、表に出る事ができないまま、

事務系のことしか関われていない中で、

大変申し訳無く思いながらの活動でしたし、

実働メンバーであるたこちゃん、石ちゃんにしわ寄せが行っている事もありました。

たくさんの方々と直に接するたこちゃんが代表となることで、

これからぼんぼんを知ってくださる皆様にも、

今までずっとご支援くださっている皆さまにも、

よりわかりやすいメンバー構成になるのではと思っています。

役職は移りますが、ぼんぼんのめんばーの役割は、今までと変わりません。

実働はたこちゃん、石ちゃん。

事務系のことはめり姉が、引き続きやらせていただきます。

ご支援くださる方の中には、飯舘村での活動にこだわる方もいらっしゃると思います。

何を今更と、お叱りを受ける事もあるかと思います。

本当に申し訳ない事だと思いますが、今保護している子達を守るため、

また、1匹でも、小さくても、大きな命を繋ぐ為に、

もう少し私達に活動を続けさせていただけたらと思います。

今後とも、福島のわんこにゃんこへのあたたかい応援とご支援をお願いいたします。

ちーむぼんぼん