フィブリン凝集塊の力学特性の評価

研究者 大島 直丈(大学院生)


Introduction

フィブリンとは血栓の主要な構成成分です.血栓は脳梗塞や心筋梗塞などの重大な疾患を引き起こしてしまう.よって血栓を形成するフィブリンの凝集塊を力学モデルを用いてシミュレーションを行いその力学特性を調べることで病気の予防や対策を目指す.

 

Method

本研究では分子動力学法を用いた数値シミュレーションを行うことで,ミクロスケールの実際の生体内のフィブリンの挙動を再現した.フィブリンは血流内で引張力,せん断力など外部からの力を受けて凝集することを考慮し,それらの負荷を与えてそれに対する応答を議論している.