濵村ゼミ3期生について

2020年度濵村ゼミ募集について

・濵村ゼミでは、みなさんが疑問を持っているかということ、自分で考えることを重視しています。そのため、研究計画書を選考に利用させてもらっています。

・論文を執筆するために、ある程度前提となる知識が必要です。そのため、これまでの成績も選考に含んでいます。

・ゼミに受かってから初回の講義までに何冊か本を読んできてもらうことになります。これを読んできた前提で初回のゼミを進めるので、必ず読んできてください。


課題について

・以下の4冊を第1回目までに読んできてください。これを読んでいる前提で進めていきます。


1、太田康弘. 2018. 『ビジネススクールで教える経営分析』日本経済新聞出版社.

  • 財務諸表分析を希望する学生はしっかり読んでください。もちろん、それ以外の学生も企業の数字を見れる癖をつけてほしいと思います。薄くて読みやすい本なので、読んでおいてください。

2、鎌田雄一郎. 2019. 『ゲーム理論入門の入門』岩波新書.

  • 企業の行動を考えるために、ゲーム理論は有効です。これはその入門書として適切だと思います。ゲーム理論の世界は非常に面白いです。

3、太田裕子. 2019. 『はじめて「質的研究」を「書く」あなたへ-研究計画から論文作成まで-』東京図書.

  • インタビュー調査を希望する学生は特にしっかり読んでください。この本は、単に質的研究の分析方法だけでなく、研究計画からのスタートが意識されている本です。この点は、全員が活用できるでしょう。

4、豊田秀樹. 2019. 『紙を使わないアンケート調査入門』東京図書株式会社.

  • 研究計画書でアンケート調査を希望に挙げている学生が多いことから、この書籍を指定します。おそらくみなさん基本的にwebアンケートを考えているはずなので、活用できると思います。


もし、数理モデル分析を希望するゼミ生がいた場合は、個別に指示します。

内容について

・事前課題や時間外の取り組みなどが多いゼミです。2020年度から濵村ゼミに入った学生さんたちには、3年次にグループで1本、4年次に個人で1本(卒論)の論文を書いてもらうことになります。

・参考までに私がかなり昔に書いたものを関連文献として一番下に挙げておきます。簡単に言うと、こんな感じのことをします。

・3年次の後半は調査を行なうことになりますので、前半は論文を読んだり、調査・分析方法を学びます。

・学ぶことは「真似をする」ことから始まります。そのため、最初は実際にかかれた論文を読むことで、論文の「型」を学びます。

・基本的に調査・分析方法は大きく分けて4つあります。1つめはインタビュー調査、2つめはアンケート調査、3つめは財務諸表分析、4つめは数理モデル分析です。ゼミ生の希望に合わせてグループを編成し、それぞれ学びます。

・また、3年次には学生研究発表大会にて発表の後、それを文章化し、学生懸賞論文に投稿してもらいます。

・4年次には、グループではなく各々の研究計画書に基づいて卒論を執筆してもらい、学生懸賞論文に投稿してもらいます。

・卒業論文について気になる方は、こちらをご参照いただければ過去の卒業論文が許可をいただいたものに限り閲覧可能です。

・進捗管理はきっちりやります。卒論の締切が近い時期などは、週に2回以上、進捗を求める場合もあります。締切が守れない場合や、明らかな努力不足と判断した場合には単位認定できません。

・また、剽窃や著作権に関する問題については厳しく対応します。もちろん、ほかの用事があるなら優先していただいて構いません。ただ、ゼミをないがしろにすると単位認定できないということは先にアナウンスしておきます。

・厳しいことばかり書いてますが、大変なことも真剣に取り組めば楽しいので、一緒に楽しくやれたらと思っています。


関連文献

濵村純平. 2017. 「日本の音声業界における報酬制度とその歴史」『経済経営論集(研究ノート)』59(1): 63-85.