みなさんこんにちは。ahakuokuです。
今回は、最近流行りらしいSimutransにおける一ヶ月一日ダイヤについて、私が組んだ例や一ヶ月一日ダイヤそのものの技術的解説などをしていこうと思います。
Simutransにおける1ヶ月1日ダイヤとは?という話ですが、Simutrans上の1ヶ月を現実の1日とみなしてダイヤを組むものです。
そもそもSimutransの旅客流動の仕様と全く合いませんし、組むのも時間がかかりますので決しておすすめできる代物ではありません。
実際に私も組みましたが、組んでいる間に鯖が終わりました。
全ての始まりは私の友人の「やろうと思えばゲーム内の1ヶ月を現実の1日としてダイヤを組めるのでは?」という趣旨の発言でした。
発言の詳細は忘れるほど昔の話です。この発言がコロナ前かどうかすら忘れました。
当時からSimutransのダイヤを触っていた私としては「じゃあテストしようじゃないか」と考え、路線環境の設定を行いました。
▲当時想定していた路線。今思えば種別が多すぎる。
しかし、1路線に割り当てられる停車駅数には一ヶ月一日ダイヤを組むにはかなり厳しい上限があることを知り、(それだけが原因ではありませんが)飽きてしまいました。
実際のところ、この規模の路線で一ヶ月一日ダイヤを組んでもゲーム内に反映できない気がします。
そんな事がありまして、この路線はお蔵入りになってしまいました。
それから1年ほどが経過し、実際に一ヶ月一日ダイヤを組む機会というものができました。
実際に組んだ路線は一応長電をモデルにしており、路線図はこのような感じになっています。
▲実際にダイヤを組んだ路線の路線図。路線図にはないが、鵜坂より右側の区間にはB特急と停車駅が同一の急行もある。
このマップはbits_per_monthが24、spacing_shift_divisorが5760という設定です。
この設定によって、リアルなスケールでの運行ができるようになっています。
実際のところ、今回組んだダイヤにおいてもダイヤ組成上ゲーム内の1分がそのまま現実の1分に相当するという想定でダイヤを組みましたが、特に問題なく動きました。
次に、この路線のターミナル駅である仏鉄新府駅の時刻表を示します。
▲Simutrans上においても、この通り列車が走っている。
もちろん、このダイヤを組むのには一筋縄では行きませんでした。
日中パターンにあたるもののループだけを組めばいい通常のSimutransのダイヤとは異なり、このダイヤは1ヶ月でようやく1ループになるものです。
一番コストを要したのはその組成にかかる時間です。
この一ヶ月一日ダイヤはあるNS上で組まれたものですが、先述の通り組んでいる途中に鯖が終わってしまいました。
ダイヤ組成にかけた時間は1ヶ月半ほどでしょうか。
A列車のダイヤとも異なり、前述したスケジュールの制限も気にしなければならないので、他ゲームのダイヤ以上に組成コストはかかるかと思います。
この点、私が組んだ1ヶ月1日ダイヤでは車庫最寄駅で車両交換ができるようにして対応しました。
また、このようなダイヤを組むにあたっては、相当マクロな視点でダイヤを組まなければそれっぽいダイヤにはなりません。
実際、仏鉄新府駅の朝時間帯の定点観測動画では「このダイヤでは部活の朝練に行くのはきつそう」という趣旨のコメントが寄せられました。
(まあ実際のところ学校の位置は決まってなかったので致し方ないところはありますが…)
では、なぜ旅客流動にも合わずに組むのにも時間がかかるダイヤを組んだかと言うと、実際にそのようなダイヤが組めるかどうかを確認する事にありました。
構想段階からだいぶ時間はかかりましたが、それでも目的を考えるとSimutrans上で実現できただけでも満足です。
1ヶ月1日ダイヤを組んだ時の感想を中心に述べました。
今回組んだダイヤは地方私鉄ですが、いずれは大手私鉄などの一ヶ月一日ダイヤも挑戦したいと思っています。
では、ここまで閲覧いただき、ありがとうございました。