ADOC projectとは
人の健康というものは,普段の生活でどんなことをしているかによって大きく左右されます.
例えば「五体不満足」で有名な乙武洋匡さんは,生まれつき手足が無いという身体的に大きなハンデがあるにも関わらず.とても元気で健康そうに見えます.それは,普段の生活で自分のやりたいこと,やりがいのあることが出来ているからではないでしょうか.
人は,自分のやりたいこと,楽しいこと,やりがいのあることをしている時,とても満たされた気持ちになります.逆に,やりたくないこと,楽しくないこと,やる意味がないことをしている時,人は簡単に不機嫌になってしまいます.もちろん両者のバランスが大事なのは言うまでもないですが.
では,現代社会において,人はやりたいことと,やらなければいけないことのバランスは取れているでしょうか? 特に医療,福祉,教育の現場ではどうでしょうか? 一般的に,障害のある人はやらなければいけないことの比重が高いとも言われています.
私たちADOC projectは,国内外における様々な人が,自分のやりたいこと,楽しいこと,やりがいのあることができるようになることを通して,今よりも健康になるための支援を行っていきます.
現在の主な取り組み
1) 生活でやりたいことを決めるためのアプリケーションの開発
ADOC(エードック)というiPadアプリを開発しました.これは,リハビリテーションの現場において,高齢者や障害のある人が,自分のやりたいこと,やらなければいけないことをセラピストと話し合って決めるためのアプリです.また,教育現場で使うためのADOC for schoolも開発しました.
2) 講演・セミナー活動
リハビリテーション関連職種や,教育関連職種むけの講演やセミナー活動を行っています.
3) 保育園,幼稚園,小中学校,特別支援学校への巡回相談
沖縄県において,作業療法士による巡回相談を行っています.