Post date: Jan 25, 2014 9:44:41 AM
これまでSシリーズの610を使っていましたが、データをPCに移行するためのインターフェースが故障し、インターフェースの代替え器がなくなったということで模索していました。
S610のほかにS610i、RC800CX(現行機種)のデータをPCに移行し、データの閲覧及びデータのImport、Exportの方法をまとめたので記します。
PCはもちろん、Macです。
システム状況:iMac (3.06GHz Intel Core 2 Duo)、MacOS10.6.8
ソフトウェア:VM were Fusion 5.0.4、Windows 7
Polar ソフト :Polar Pro Trainer 5 ver.5.41.002(直接DLのURL:無料ダウンロード)
ver5.41.001へアップデート(2014.1.11現在)
:
インターフェース :Polar IrDA USB Adapter ←ドライバーソフト
※商品に付属のCDは8cmCDのため、Macでは起動が困難!!
上記のシステム条件を整えるまでに様々な不具合がありましたので、記します。
1)Polar ProTrainer5の日本語化(Polar ProTrainer5 ユーザーマニュアル日本語版 PDF)
参考URL:TH69のときど記ログ
Polar Pro Trainer5をインストールすると、メニューなどはすべて英語表記になっています。
メニューから「Option」-「Preferences」-「General」の画面で設定します。
1.「Language」-「Automatic」からプルダウンで「japanese」に変更します。
2.「Font fo Views」-「Century」を「MS UI Gothic」に変更します。
※この時に「@MS UI Gothic」にすると文字が日本語が横に寝た状態になりますので、選択を間違わないように。
2)Polar Pro Trainerにデータを移行したにもかかわらず、「トレーニングダイアリーの心拍カーブのプレビュー画面が表示されない」
参考URL:TH69のときど記ログ
Polar Pro Trainer 5を最初に起動した際に、ユーザー情報を入力する必要があります。
その時に「First Name、Last Name」を日本語で漢字入力や全角英数で入力すると、心拍カーブのプレビュー画面が表示されなくなります。
この場合、「オプション」-「ユーザープロパティ」-「ユーザー情報の編集」-「一般」から編集し直しても修正できません。
上記の表題のような現象を無くすためには、最初の段階で半角英数での入力をして下さい。
「大阪花子」であれば、「osaka hanako」のようにすると問題は起きません。
もし全角入力でユーザー情報を作ってしまった場合は、ユーザー情報を消去する必要があります。
その方法とは以下の通りです。
Polar ProTrainerを起動している場合は、終了して下さい。
次に「コンピューター」-「ローカルディスク」-「ユーザー」-「パブリック」-「Polar ProTrainer」の中にある日本語表記で作ってしまっているフォルダーを削除して下さい。
「大阪花子」の場合は、「大阪花子」のフォルダーを削除します。
Polar ProTrainerを起動すると最初のユーザー情報の入力の画面から始まります。
3)Polarpersonaltrainer.comに移行したデータをPolar ProTrainer5にImportする方法
アカウントを作成して下さい(無料)。
画面が英語表記の場合は、画面の右下にプルダウンメニューがありますので、「English」を「日本語」に変更して下さい。
ユーザー名は、登録したメールアドレスになります。
ログインします。
【RC800CXの場合】
PCにデータを移行するためにソフトウェアをダウンロードして、インストールします。
RC800CXは、「WebLink」をダウンロードします。※「WebLink」はWindowsXP/Vista/7/8対応です。
※S600、S600iも同様ですが、こちらの2機種についてはまだ確認していません。
Polar personaltrainer.comにログインし、「ホーム」画面にデバイスから移行したデータがあれば、データを開きます。
トレーニングデータが画面に表示されていると思われますが、画面の一番下にスクロールすると以下のようなメニュー項目があります。
「削除します」-「コピー」-「お気に入りに追加」-「GPXをエクスポート」-「トレーニングをエクスポート」
GPXは、「.GPXファイル」であり「GPS」の位置情報のデータになります。
トレーニングをエクスポートすると「.XMLファイル」で出力されます。これが心拍データなどすべてのデータになります。
「.XMLファイル」をPolar ProTrainer5にImportしようとしても、どこにもそんなメニューはありません。
画面上のメニューから「ツール」-「カレンダー」を選択します。
該当する日付をダブルクリックすると「トレーニングダイアリー」の画面が表示されます。
「トレーニングダイアリー」-「Day インフォメーション」の右上に「新しいエクササイズの追加」というボタンがあります。
そのボタンをクリックすると、エクササイズが追加されます。
追加された「エクササイズ」画面の右下にクリップが描かれたボタンがあります。
そのボタンをクリックすると「添付するHRMファイルを開く」というメニューが一番上に表示されます。
すなわち、読み込み(Import)が出来るファイルは、HRMファイルのみということになります。
「.XMLファイル」を「.HRMファイル」に変換(Convert)する方法を紹介します。
1.「.XMLファイル」を変換してくれるソフトと変換してくれるサイトがあります。
まず、変換してくれるサイトです。
「.XMLファイル」を「.HRMファイル」に変換したい「ファイルを選択」します。
次に、「Get HRM file」ボタンをクリックすると「.XMLファイル」が「.HRMファイル」に変換されて出力されます。
2.PCにソフトをダウンロードして、「.XMLファイル」を「.HRMファイル」に変換する方法です。
下記のサイトにアクセスして下さい。
「Polar CS500 XML to PPT5 HRM conversion tool」
するとversion1.2のconversion toolがあります。
Below is a link to the conversion tool (version 1.2):Download installer
システム条件:Windows XP〜7
これをダウンロードしてインストールして下さい。
サイトは英語表記ですが、Google Chromeを使うと翻訳してくれますので便利です。
一応、翻訳した内容を記しておきます。
インストールの手順:
1.上記の「ダウンロードインストーラ」のリンクをクリックしてください。
2.ご使用のシステムにインストールパッケージを保存するために「保存」ボタンをクリックします。
3.ファイルがダウンロードされたら、ファイルを開き「setup.exe」をダブルクリックします。
4.インストールウィザードが起動します。あなたは必要なコンポーネントのインストールを許可するように求められることがあります。完了すると、アプリケーションが起動します。インストール後は、下の[スタート]メニューの中に「Polar XML converter」としてアプリケーションを見つけることができます。
personalpolartrainer.comからXMLファイルをエクスポートする:
1.Internet Explorerを起動し、personalpolartrainer.comウェブサイトにログインします。
2.「トレーニング」メニューをクリックします。
3.「ダイアリー」をクリックします。
4.右上の「リスト」をクリックします。
5.エクスポートしたいエクササイズの横にあるチェックボックスをクリックします。必要に応じて、日付フィルタで調整してください。このツールは、マルチエクササイズを出力するようにも対応しています。
6.「選択した項目をエクスポート」ボタンをクリックします。
7.「保存」ボタンをクリックしてください。
Polar XMLファイルをHRM形式に変換する:
1.「Polar XML converter」ツールを起動します。
2.「Select File to Import」ボタンをクリックし、インポートしたいファイルを選択します。
3.「Select Destination Directory」をクリックし、HRMファイルを保存したいディレクトリを選択します。決してあなたの「ユーザー」ディレクトリに、これらを保存しないでください。「Inbox」フォルダを経由して自動読み込みする機能は、現時点ではサポートされていません。
4.「Process」ボタンをクリックしてください。ツールは、PPT5に読み込ませることができ、各エクササイズの個々のHRMファイルを実行し作成されます。HRMのファイル名は「import-」というファイル名で始まるファイルになります。更新日時は、ファイル名に埋め込まれます。
PPT5にHRMファイルをインポートする:
1.PPT5を起動します。
2.エクササイズをした日付をダブルクリックします。
3.右上にある「新しいエクササイズの追加」ボタンをクリックします。
4.右下の「添付」ボタンをクリックします。
5.「添付するHRMファイルを開く」をクリックしてください。
6.変換されたXMLファイルを保存したフォルダに移動します。フォルダをダブルクリックし、インポートしたいファイルを検索します。
7.インポートするファイルが見つかったら、そのファイルを選択し、「開く」をクリックしてください。ファイルがPPT5にインポートされます。
8.XMLファイルをインポートするために、polarpersonaltrainer.comで複数のエクササイズを選択した場合は、各エクササイズにおいて2〜7の操作を繰り返し行って下さい。
9.PPT5へ無事にインポートすることができたたならば、元のXMLファイルと変換後のHRMファイルの両方を削除することができます。