HADのピンクの本について

講談社より、「Excelで今すぐはじめる心理統計」が発売されました。

*共著者の布井君(聖泉大学)の本紹介ページはこちら

**清水先生のHADページはこちら

この本の「はじめに」にも書いていますが、この本は「データが手元にあって今すぐ分析しなくちゃいけない人用向け」の本になっています。

なので、統計勉強用の本ではありません(すみません)。むしろ統計をできるかぎり勉強したくない人向けです(すみませんすみません)。

ポイントとしては、

・統計の基礎な知識 *のみ* をまとめています。

・卒論で使いそうな分析のみに絞って、ExcelマクロのHADの使い方を説明しています。

・心理学研究の手引きにのっとって、結果の報告例の記述もつけてみました。

*ただしあくまで「例」であって、研究室や分野によってお作法が違うところはあると思いますので、利用にはご注意を。

清水先生のファンブックです。

そんなわけで、統計の授業で使うというよりは、ゼミ・卒論での利用を想定しています。というか、我々がゼミで使うために…ゴニョゴニョ

初学者でもわかりやすいように、分析の流れを最優先して、情報量を落としています。言ってしまえば、「こういうときにはこの呪文を唱えるんだよ」という魔法書みたいなもんです。その是非はともかく、私たちは、いろいろな理由で本書を必要とする人がいると思っています。

統計が苦手な学生の皆さんは、この本を読みながら一通り分析してみてください。そして、「なんでこのときにこの呪文を唱えるんだろう」とか「もっと炎大きくしたいんだけど、高位の呪文ないかな」とか、ふつふつと疑問が湧いてきたら、ぜひ次のステップに進んでください。世の中にはとても素敵な統計の本がいっぱいあります。コレとかコレとかコレとか。

この本が、ほんのちょっとでも皆さんの助けになれば幸いです。

2018.1.28

ak

追記:増刷が決定しました。ありがとうございます!