映画上映会

Post date: Oct 15, 2009 3:02:27 PM

「100.000年後の安全」

作品はフィンランドのオルキルオトに建設中の、原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場"オンカロ(隠された場所)"と呼ばれる施設に、世界で初めてカメラが潜入したドキュメンタリー作品です。

高レベル放射性廃棄物は安全な状態になるまで、10万年間かかると言われています。フィンランドでは、固い岩盤を掘削し地下500メートルにまるで地下都市のような巨大な施設を、自国の原発から出る放射性廃棄物の最終処分場として作る事を計画しています。現在の段階では正式に運用されるのは2020年を予定しています。

(監督からのメッセージ)

10万年もの耐久性がある世界初の放射性廃棄物の最終処分場を造るオンカロ・プロジェクトは、建築学的にも哲学的にも、これまでのどの先人の試みをも越えるものです。現代の異様な解決法は新しい何かを表しており、我々の時代の象徴になると思っています。

記録しがいのある(暴きがいのある)現実が1つの実体のみで構成されているとは思いません。むしろ、現実とは、その解釈によって決まる、解釈の余地があるものだと信じています。つまり、私は、どのように現実が解釈できるか、解釈されているのか、その可能性とそれを構成するものに興味があるのです

7月30日(土)シドニー緊急公開決定!

英語音声/日本語字幕

上映後、ミニフォーラムも開催 (特別ゲスト、広島被爆者、絵本作家森本順子さん、他)

時間: 映画 4PM~5:30PM, ミニフォーラム6PM~7PM

会場: Footbridge Theatre Sydney Uni ( Pedestrian Overbridge, Parramatta RD,)

参加費:10ドル程度の寄付(福島学生ホームステイプロジェクトに寄付されます。)

映画オフィシャルサイト http://www.uplink.co.jp/100000/

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「六ヶ所村ラプソディー」

2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した。

この工場の風下には豊かな農業地帯が広がっている。菊川さんは12年前からチューリップ祭りを開催し、再処理計画に反対し、くらしに根ざした運動を実践している。

隣接した村々で農業を営む人々、特に有機や無農薬で安心、安全な作物を作ってきた農家もまたこの計画を止めたいと活動している。

一方、六ヶ所村の漁村、泊では職を失った漁師の雇用問題が深刻だ。村はすでに再処理を受け入れ、経済的にも雇用の面でも必要だという考えが行き渡っている。

2005年、イギリスの再処理工場で事故が起きた。取材で見えてきたのは事故の影響よりも、44年間日常的に放出されてきた放射性物質の行方だった。

圧倒的な力と経済力に、普通の人々はどうやって立ち向かっていけばいいのだろうか。その取り組みを、人々の営みをそしてそれぞれの選択を見つめてゆく。

映画オフィシャルサイト http://www.rokkasho-rhapsody.com/

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オバマ大統領が09年のプラハ演説において「核なき世界を目指す。」構想を示し、2010年のの8月6日、広島で開催された平和記念式典に、初めてアメリカ政府の代表としてルース駐日大使が出席、国連からも藩総務室長が、初出席を果たした。被爆から65年目の日本。

世界的に核軍縮の気運が高まる一方で、知られざる核の脅威が私達の身近に迫る。

アカデミー受賞ドキュメンタリー『不都合な真実』のプロデューサーが再び地球の危機を警告する傑作 『カウントダウンZERO』

映画オフィシャルサイト http://blog.to-zero.jp/about.html