2025年3月11日 (火) 10:00〜15:50
於
場所: 同志社大学 室町キャンパス 寒梅館
https://www.doshisha.ac.jp/information/kambai/index.html
会場:KMB213教室(案内通りに移動しないと迷子になりますのでご注意下さい)
会場アクセス
※情報処理学会ITS研究会 第100回研究発表会 3月11日16:00〜18:00, 3月12日
※18:30からは、研究会の懇親会(参加費別途: 5,000円)がございます。ご参加希望の方は、こちらからお申し込み下さい。
主催: 情報処理学会高度交通システムとスマートコミュニティ(ITS)研究会
協賛: 情報処理学会モバイルコンピューティングと新社会システム(MBL)研究会
情報処理学会マルチメディア通信と分散処理(DPS)研究会
情報処理学会コラボレーションとネットワークサービス(CN)研究会
同志社大学モビリティ研究センター
ITS Japan
情報処理学会高度交通システムとスマートコミュニティ(ITS)研究会では、毎年ITS研究フォーラムを開催し、ITSの現状と今後の研究・開発の課題に関する知識の共有、研究者間の交流の場として参りました。今回は、「実用間近、自動運転テクノロジーの今」をテーマに5名の招待講演者をお招きし、国内外の自動運転技術の最新動向について議論する場と致しました。皆様のご参加をお待ちしております。
また、この度、高度交通システムとスマートコミュニティ研究会の研究発表会が100回目を迎えます。これにあたり、100回目の研究会をITS研究フォーラム2025と連日開催いたします。ITS研究フォーラムに引き続き、ITS研究会の100回記念特別パネルセッションを設けます。ITS研究フォーラム2025に参加いただいた方は、無料で同日、および翌日の研究会セッションにもご参加頂けます。
参加案内
参加費
情報処理学会ITS研究会登録会員 5,500円
情報処理学会MBL研究会登録会員 5,500円
情報処理学会DPS研究会登録会員 5,500円
情報処理学会CN研究会登録会員 5,500円
ITS Japan会員 5,500円
学生(会員、非会員 社会人学生を除く)・ジュニア会員 3,300円
情報処理学会会員 11,000円
上記以外の方 13,200円
参加申込
情報処理学会マイページまたはQRコードからお申し込みください。
2025年3月11日 当日まで参加申込可能です。
キャンセル期限: 2025年3月9日(日)まではキャンセル可能です。それ以後はキャンセルを受け付けません。
マイページ登録がお済みでない方はこちらまたはQRコードよりご登録ください。
招待講演
船岡 健司 (株式会社ティアフォー)
「環境および車両に対してスケーラブルかつ省電力なオープン型の自動運転ソフトウェアプラットフォーム」
市場に流通するオープンな技術コンポーネントを組み合わせ、様々な環境に対して自動運転レベル4を実現し、走れば走るほど賢くなることで運行設計領域(ODD)を安全にスケーリングできるソフトウェアプラットフォームの提供に向けた取り組みを紹介する。
船岡 健司
2009年慶応義塾大学大学院 理工学研究科 開放環境科学専攻 後期博士課程修了。博士(工学)。2008年から株式会社東芝でソフトウェア半自動並列化開発環境の研究開発、株式会社東芝および東芝メモリ株式会社でNVMeのHost Memory Bufferの研究開発および量産開発に従事したのちに、2018年にティアフォーに入社。自動運転ソフトウェアプラットフォームである「Pilot.Auto」の開発組織の立ち上げ、協調設計による自動運転コンピュータの省電力化に従事。現在は、アーキテクトとしてグリーンイノベーション基金事業であるMicroautonomyプロジェクトの主任研究員を担当。
中野 公彦 (東京大学生産技術研究所)
「インフラ協調型自動運転の社会実装への取り組み」
東京大学生産技術研究所は、柏ITS推進協議会を実施主体として2019年11月から実施している、東京大学柏キャンパスと最寄り駅である柏の葉キャンパス駅間を走行するシャトルバスにおけるインフラ協調型自動運転の実証実験(レベル2運用)を、先導してきた。さらに、2021年度より、経済産業省・国土交通省によるRoAD to the L4事業として、レベル4運用を目指した研究開発を行っている。その研究開発活動を技術の面から紹介するとともに、事業性、倫理、法的検討および社会受容性醸成などの技術以外における取り組みにも触れる。
中野 公彦
2000年東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻博士課程修了、博士(工学)取得。山口大学に6年半勤務した後、2006年10月に東京大学生産技術研究所助教授(後に准教授に改称)となり、2018年に教授に昇任(現職)。主な研究分野は、ダイナミクス制御、車両工学、運転支援システム、自動運転、エネルギーハーベスティング(振動発電)。日本機械学会フェロー、日本工学アカデミー会員、自動車技術会理事、計測自動制御学会会員、ITS Japan会員、IEEE会員。
高橋 直之 (日本電気株式会社)
「一般道での路車協調システム実証実験状況」
近年の労働力不足や地域交通課題の対策として自動運転の必要性が活発に議論されており、総務省や国土交通省等を中心に様々な自動運転に関する実証が実施されている。弊社も、道路インフラから自動運転を支援する立場で、複数の実証に参加している。本講演では、参加した実証の結果に関して共有するとともに、そこで得られた知見や課題を紹介する。また経済性を考慮すると、道路インフラで得られた情報は自動運転以外の用途でも積極的に活用していく必要がある。この観点での取り組みや将来展望について述べる。
高橋 直之
1995年 日本電気株式会社入社、画像認識の研究開発を経て、主に海外向け物流システム開発、及びプロジェクトマネジメントに従事。2019年よりロボットやAMR/AGVを活用した新規事業創出の責任者を経て、2022年より現職であるインフラ協調型モビリティ事業開発に従事。
倉地 亮 (名古屋大学大学院情報学研究科)
「自動車セキュリティのこれまでと今後の展開」
この10年の間に、実際に販売される自動車への脅威が多数研究報告された結果、ここ数年で自動車のサイバーセキュリティ強化は着実に進められている。今後は自動車が様々な機器と連携するためには自動車のサイバーセキュリティの強化が益々重要になる。本講演では、自動車のサイバーセキュリティのこれまでの経緯と現状及び今後の展開について概説する。
倉地 亮
名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター特任准教授。2000年にアイシン・エィ・ダブリュ株式会社(2021年4月にアイシン株式会社に合併)に入社後、2006年までカーナビゲーションシステムのアーキテクチャ探索や組込みソフトウェア開発に従事。2006年より現所属に勤務し、リアルタイムシステムや組込みシステム、情報セキュリティに関する研究活動に従事。博士(情報科学)
白𡈽 良太 (特定非営利活動法人 ITS Japan)
「自動運転開発の国際動向」
近年、国内外で自動運転の技術開発が盛んになっている。自動運転はドライバーの運転負荷低減やヒューマンエラーを回避することで安全性を高めるだけでなく、将来の公共交通や物流でのドライバー不足に対応するための技術としても期待が高まっている。本講演では、諸外国での自動運転開発の取り組み、実用化に向けた標準化・規制の対応などについて紹介するとともに、自動運転の高度化のために情報通信に期待される役割などについて解説する。
白𡈽 良太
1992年東京工業大学大学院総合理工学研究科電子システム専攻博士前期課程修了(工学修士)。同年、日産自動車(株)入社。総合研究所にて、先進安全自動車(ASV第一期)、レーンキープサポートシステム(2001年商品化)、自動運転システム等の研究開発に従事。2022年4月特定非営利活動法人ITS Japan企画グループ部長、2023年6月同常務理事、現在に至る。内閣府SIP第2期自動運転(システムとサービスの拡張)・サブプログラムダイレクター(2019-2021年度)、経済産業省・国土交通省Road to the L4プロジェクト『人の移動に関するタスクフォース』委員、国土交通省自動運転インフラ検討会委員。
プログラム
ITS研究フォーラム 3月11日
10:00〜10:05 開会挨拶 ITS研究会主査 石原進(静岡大学)
10:05〜10:45 「環境および車両に対してスケーラブルかつ省電力なオープン型の自動運転ソフトウェアプラットフォーム」船岡 健司(株式会社ティアフォー)
10:50〜11:30 「インフラ協調型自動運転の社会実装への取り組み」中野公彦(東京大学生産技術研究所)
(昼休憩)
13:00〜13:40「一般道での路車協調システム実証実験状況」高橋直之(日本電気株式会社)
13:45〜14:25「自動車セキュリティのこれまでと今後の展開」倉地亮(名古屋大学大学院情報学研究科)
(Break)
14:40〜15:20「自動運転開発の国際動向」白𡈽良太 (特定非営利活動法人ITS Japan)
15:25〜15:45 ITS研究会 表彰式
15:45~15:50 閉会挨拶 ITS研究会主査 石原進(静岡大学)
ITS研究会 第100回研究発表会 ITS-100 3月11日(第1日)
16:00 ITS研究会 100回記念特別セッション(60〜80分程度)
18:00 閉会
18:30 懇親会(アマーク・ド・バラディ(Hamac de Paradis)寒梅館、寒梅館1階)
ITS研究会 第100回研究発表会 ITS-100 3月12日(第2日)
通常の研究発表
お問い合わせ
情報処理学会ITS研究会 ITS研究フォーラム担当 its-forum2025 (at) sig-its.ipsj.or.jp