伊藤ゼミでは、2020年10月21日に袴田裕太郎選手へのインタビューを行いました。また、これに先立つ10月12日に横浜FCの上尾社長、服部GMと本学の村林学部長の鼎談が行われ、伊藤ゼミでは取材を行いました。それぞれのグループがこの2つの取材についてまとめました。
伊藤ゼミ S Bというご自身のポジションに関して、どのような理想・ビジョンをお持ちでしょうか。また具体的な目標があれば教えてください。
袴田選手 チームのアシストを軸に、監督が求めていることを考えながら柔軟にプレイするように心がけています。
伊藤ゼミ サッカー選手として将来に至るキャリアについて、思い描いているプランはどういったものですか?
袴田選手 監督やコーチの立場は魅力的ですが、カズ選手や中村俊介選手など長く現役でプレイしている先輩がいるので、私も長く現役の選手として頑張りたいです。
伊藤ゼミ 横浜F C以外で、目標にしている選手やライバルだと思える選手はいますか?
袴田選手 明治大学の先輩の長友佑都選手です。同じポジションで海外でも活躍しており目標にしています。プレイの面だけではなくメンタルの部分を尊敬しています。
伊藤ゼミ 体作りの面から日常生活で大切にしている事はありますか、また食生活で大切にしていることはありますか?
袴田選手 食事をしないと痩せてしまうため、お腹が空く前に何か食べるようにしています。何か食べるといってもその何かが大切なのです。お菓子や炭酸は摂取しません。ですが、たまにご褒美としてスイーツを食べてリフレッシュしています。
伊藤ゼミ 休日の過ごし方を教えてください。
袴田選手 家で映画を見たり、友だちとドライブに行ったりして、リラックスしています。今ならオススメの映画は『鬼滅の刃』で、他にもありきたりですが、『梨泰院クラス』や『愛の不時着』はオススメです。
伊藤ゼミ 休日に横浜ですることを教えてください。
袴田選手 休日は友達とドライブをして、カフェでコーヒーというオシャレな感じで過ごします。オススメのカフェがあったら教えてほしいです!
伊藤ゼミ もしデートするならどういったプランを立てますか?
袴田選手 遠出が好きなので、車で軽井沢に行って、温泉に入って、ご飯を食べて帰宅ですかね(笑)
伊藤ゼミ 好きな女性のタイプを教えてください
袴田選手 笑顔で、一緒にいると自分も自然に笑顔になれる人ですかね。気を遣わず、楽に話せる人が良いです。
練習後の30分という貴重な時間で、袴田選手にはたくさんの質問に答えていただきました。サッカー以外の私生活の質問にも、こんなことまで聞かれるんですか!?と動揺しながらも、笑顔で答えて下さいました。質問をしていく中で、若さからは想像できない芯の強さを感じ、活躍し続ける理由が分かりました。プレー中は男らしい表情の袴田選手ですが、デートプランに関する質問に対しては、この辺で勘弁してくださいと照れる様子もとても印象的でした。ありがとうございました。
横浜商科大学と横浜FCは人材育成に関連して協定を結び、様々な活動で協力関係にあります。10月12日には本学の村林商学部長、横浜FC上尾社長、服部GMが参加し、コロナウイルス禍におけるチーム運営や事業戦略に関して意見交換がオンラインで行われた。私たち伊藤ゼミの谷口(2年生)、濱口(2年生)石崎(3年生)がこの鼎談の様子を取材した。
今年、2007年以来13年ぶりにJ1に昇格した横浜FCは、チームとしての目標に一歩一歩進んでいた。しかし、世界的に大流行した新型コロナウイルスの影響により、難しいシーズンとなった。無観客試合を経て人数は限られているとはいえサポーターが入っての試合ができるようになり、選手はサポーターたちに勇気づけられている。コロナウイルスの蔓延によって、練習をすることもできずサッカー選手としての生活ができなくなってしまっていた時期に、選手たちは新型コロナウイルスを理解し、新たな生活スタイルを作っていった。その選手がピッチに戻った時の笑顔は忘れられない。
入場料×人数がサッカーチームを運営する上でのビジネスの基本であるが、コロナウイルスの影響で大きく入場料収入は減少している。しかし、コロナ後にはそれを戻すだけではいけない。スタジアムに足を運んでくれる観客はとても大切な存在ではあるが、デジタルでファンを広く開拓してことも必要ではないか。チケット収入だけでなくスポンサー収入などを増やしていく努力を具体的にしていくことが大切だ。
私たちは鼎談に参加をし、進化を続けていく横浜FCにますます目が離せないとの思いを強くした。横浜FCの更なる飛躍を期待していきたい。
(2グループ 谷口、濱口)
上尾社長 服部GM 村林学部長の鼎談の様子
インタビューの様子
10月21日に横浜FCの袴田裕太郎選手にインタビューをする機会を得ました。私(谷口)は司会を担当しましたが、Zoomの画面に袴田選手が現れたときには緊張してなんと話して良いかわからずに戸惑っていました。しかし、袴田選手の方から話を広げてくれ、終始笑顔でいてくれた為、途中からは落ち着いてインタビューに挑むことができました。本当に袴田選手は優しく話やすい方でした。
まず、袴田選手の目標について質問をしました。袴田選手は得点、アシスト共にできるサイドバックを目指しており、横浜FCで活躍をし3年後には日本代表に選ばれることを目標としているそうです。Jリーガーの平均身長は約178㎝で、袴田選手は身長183㎝と平均よりも高い為、フィジカルで海外の選手にも負けないようになりたいと話していました。また、キャリアを長く続けたいという希望も持っているようです。
次に試合に臨む際の心構えについて尋ねました。試合前感情的になりすぎないように、いつも通りか、むしろ、心を落ち着かせるように心がけているいるそうです。私は緊張しやすく直ぐにお腹が痛くなってしまうのですが、緊張する場面が多いプロサッカー選手はどのようにして緊張をほぐしているのか聞いてみたところ、お風呂に入ってゆっくりしていることが多いそうです。そして、コロナウイルスが流行してからは、瞑想にはまっているそうです。主に呼吸に集中していて、朝と寝る前に5分ほど瞑想をしているそうです。皆さんも是非やってみてくださいと袴田選手は言っていました。私達にも瞑想を進めてくれるなんて優しいですね。
横浜FCのチーム内でプライベートでも仲の良い選手は、同期入団で昨年伊藤ゼミのインタビューに応えてくださった草野選手と中山選手だそうです。仲が良く切磋琢磨しあえる仲間は大切だと実感しました。
私たちのインタビューに優しく、そして詳しく答えてくれた袴田選手には世界最高峰といわれるようなサイドバックになって欲しいと思いました。