丘の上から綺麗なNZの市街地が見渡せました
ラザフォードカレッジでの昼食の様子
生徒代表スピーチの様子と校長先生から歓迎のお言葉
ラザフォードカレッジのメインゲート前で
日本を出発からNZ到着まで、スムーズに進めることができました。成田空港ではチェックイン、荷物の預け入れ、搭乗までを慣れないながらも着実に行っていました。約10時間のフライトを経て、無事にNZに到着することができました。生徒達には疲れた様子はなく、まずはバスに乗りながらNZ市街へ向かいました。丘から見下ろすNZの景色はとても良く、NZの自然も感じることができました。昼食をとり、午後はラザフォードカレッジの校舎見学を行いました。実際に月曜日から通う学校の施設を見ながら、生徒達がNZでのホームステイを楽しみにしていることが伝わってきました。また、校舎見学の際にはラザフォードカレッジの校長先生にもお会いすることができ、生徒代表が挨拶をし、校長先生からも歓迎のお言葉をいただくことができました。そして最後はホストファミリーとの対面、生徒達は緊張しながらも、一生懸命に英語を使って、コミュニケーションをとろうと頑張っていました。ここから12日間のプログラムが開始していきますが、生徒の成長が楽しみなスタートを切ることができました。
次回の配信は7月25日を予定しています。
ワイトモ鍾乳洞の入口にて
鍾乳洞見学後のボート降り場にて
英語の授業の様子
技術の授業の様子
完成したキウイのオブジェ
NZに来て2日目の7月23日は1日かけてワイトモ鍾乳洞の見学に出かけました。オークランドからバスで約2時間30分かけ目的地へ向かいました。ワイトモ鍾乳洞は過去2400万年あまりにわたって、断層や地震そして火山活動による地殻変動の結果、現在の洞窟になりました。ツチボタルと呼ばれる洞窟にしか生存していない昆虫が青く輝く幻想的な景色が魅力になっています。現地ガイドの説明を受けながら、生徒達はボートに乗り、暗闇の鍾乳洞の中で青く輝く星空のような光景を楽しみました。洞窟内は写真撮影が禁止のため、お見せできないのが残念ですが、生徒たちはガイドの説明を聞きながらとても貴重な体験をすることができました。
7月24日は1日ホストと過ごす休日になりました。翌日、生徒に話を聞くと、動物園に行ったり、博物館に行ったりとそれぞれがホストとの時間を楽しんだようです。中にはこの研修中に誕生日を迎えた生徒もいたようで、ホストにも祝ってもらったようでした。
7月25日はいよいよラザフォードカレッジでの授業が始まりました。登校してくる生徒達は体調も良好でNZでの生活を楽しんでいるのが伝わってきました。午前中は英語の授業と技術の授業を受けました。英語の授業ではラザフォードカレッジのオリジナルのテキストを利用して英語でコミュニケーションを図りました。技術の授業でははんだごてやLED回路を利用してNZらしいキウイのオブジェを作成しました。英語での指示も生徒達は熱心に聞き取っていました。
午後はラザフォードカレッジの生徒が芝浦の生徒を迎えに来てくれて、ラザフォードカレッジの授業に参加しました。生徒達はバディのクラスにそのまま入るので、どの授業に入るのかは行くまで全くわかりません。ラザフォードカレッジの敷地に生徒達は不安半分、期待半分の表情でそれぞれ移動していきました。英語、技術、哲学、経済、物理、化学、数学、日本語(ラッキー?)などなどさまざまなクラスに参加したようでした。現地での学校で実際に授業を受け、学びに対して良い刺激を受けたと感じます。
次回の配信は7月27日を予定しています。
ウォールクライミング場にて
ウォールクライミングの様子
川を乗馬して渡りました
海岸も乗馬して移動しました
7月26日 ・27日は、午前中に英語の授業を受けた後、Aグループ(高校2年生14名+高校1年生3名)とBグループ(高校1年生12名)に分かれて行動しました。
26日:【Aグループ】ホースライディング、【Bグループ】ウォールクライミング
27日:【Aグループ】ウォールクライミング、【Bグループ】ホースライディング
ホースライディングでは一人一頭の馬にのり、乗馬体験を楽しみました。最初にインストラクターの方から馬の乗り方を英語で受け、手綱の使い方も学びました。いざ乗馬してみると生徒達は最初はとても緊張していた様子でしたが、気性の優しい馬の様子にすぐに安心し、上手に手綱を使いこなし、馬を扱っていました。ホースライディングのコースは山道を抜け、坂を越し、海岸まで出ることができます。そして最大の山場は馬に乗って川を渡ります。動物と一体になって動く様子はまるで探検家のようです。NZの自然の中で動物と触れ合うことで、生徒達はまた心地よい気分に浸ることができたと思います。終始インストラクターの方が同行してくたので安心して乗馬を楽しむことができたようです。
ウォールクライミングでも最初はインストラクターの方からハーネスの身に着け方やクライミングをする際の注意点を教えてもらい、その後は自由に身体を動かしました。様々な種類の壁に生徒達は工夫をしながら頂上まで登ることを目標に挑戦をしていました。すぐにコツをつかんで上手に登る生徒や苦戦しながらもなんとか登りきる生徒など、生徒一人ひとりがとても楽しそうでした。登りきるまでのタイムを図ることができる壁もあり、生徒達も競い合って、盛り上がっていました。
この2日間の生徒達を見ていて驚かされるのは、生徒達がNZの生活にとても馴染んできていることです。登校する際も下校する際も生徒達は徒歩、バス、ホストの送迎など手段は様々ですが、慣れた様子で生活をしているのが良くわかります。このプログラムもいよいよ折り返しを過ぎました。良い思い出と成長につなげられるように残りの時間も大切にしてほしいと思います。
次回の配信は7月30日を予定しています。
マオリ語の歌を習います
ハカも練習しました
マオリの方と共に記念撮影をしました
修了証をいただきました
フェアウェルパーティーの様子
全員で記念撮影をしました
7月28日は午前中はマオリの方の歓迎の儀式に出席させていただきました。厳粛な雰囲気の中で生徒達は伝統的なニュージーランドの文化に触れることができました。マオリの方の歌や踊りを楽しみ、芝浦の生徒達もお礼の言葉を述べ、お返しに校歌を歌いました。儀式の様子は写真撮影が禁止のため、お見せできないのが残念です。その後、芝浦の生徒たちはマオリの方からマオリ語の歌を習い、合唱しました。ラザフォードカレッジの先生がおっしゃていたのですが、マオリ語の母音は日本語の母音に近いそうで、外国語なのにもかかわらず生徒達も発音しやすく、しっかりと歌うことができました。また、ハカも習うことができ、生徒達は一生懸命にハカを習得しようとしていました。
7月29日はラザフォードカレッジの教室で授業を受ける最終日になりました。ラザフォードカレッジから修了証と記念品のUSBもいただくこともできました。修了証をもらった生徒達からは海外の学校で学んだことへの誇らしさを感じるとともに、プログラムが終わりに近づいていることを実感し、名残惜しそうでした。午後はラザフォードカレッジの生徒と一緒に昼食を食べ、その後フェアウェルパーティーを行いました。生徒はジャグリングを披露したり、日本の文化と関連のある習字、折り紙、箸つかみゲーム、けん玉などを通して交流を深めることができました。芝浦の生徒達も積極的に英語で交流を試みており、最後はみんなで記念撮影を行いました。
7月30日と31日は週末になり、それぞれの生徒達がホストファミリーと過ごすことになります。きっとホストファミリーと別れるのが寂しくなってしまうくらい、楽しい週末になると思います。8月1日に会った時には生徒達に週末の思い出を聞くのが楽しみです。
次回の配信は8月1日、帰国前日を予定しています。
博物館で英語研修を行いました
キウイの剥製もありました
お土産やさんでキウイのぬいぐるみもありました
海外のフードコートで食事を注文しました
オークランドにかかる虹の様子
7月31日はホストと過ごす最後の週末になりました。生徒に週末の様子を確認してみると、ショッピングモールにいったり、ボーリングに行ったりと楽しい週末を過ごしたことが伝わってきました。
8月1日は午前中はオークランド博物館に行き、英語の研修を行いました。ラザフォードカレッジで英語を教えていただいた先生も現地に来てくださり、博物館の展示を見ながら、英語のワークシートを行いました。ワークシートには"When did the Maori first arrive in New Zealand?" や "Where did they come from?"のようにマオリがいつどこからNZに来たのかを聞く質問がありました。生徒達は展示を見ながら、熱心にそのワークシートに取り組んでいました。
午後はオークランドのダウンタウンで自由行動の時間になりました。お土産屋さんやスーパーで時間をかけてお土産を選ぶ生徒や、ウォーターフロントを散策する生徒、ショッピングモールで食事したり、買い物をしたりする生徒など生徒達はそれぞれの楽しみ方で自由行動の時間を満喫していました。
いよいよ明日、参加者全員で帰国します。きっと生徒達は帰った時にはNZで体験したこと、驚いたこと、そして学んだことなど様々な話をしてくれると思います。ぜひ、買ったお土産以上のお土産話を楽しみにしていただければと思います。
最後に余談ですが、7月31日の朝7時頃のオークランドには虹が掛かっていました。この約2週間で驚かされるのはワイトモ鍾乳洞やホースライディングに代表されるようにNZの自然の多様性です。生徒達も日本とは違う文化や気候に触れ外国の土地を肌に感じてくれたと思います。とても貴重な体験になったNZSEEプログラムだったと思います。
これから帰国便の搭乗口に移動します
NZで搭乗前、最後の買い物
無事に成田空港に着きました
いよいよ、今日が日本へ帰国する日となりました。集合時刻は午前5:30、太陽がまったく出ていない中、生徒たちはホストに送ってもらい、ラザフォードカレッジのメインゲートに集合しました。ここでホストとはお別れになります。NZ滞在の間は本当の家族のように過ごしてきたこともあり、生徒達は本当にホストと別れるのが名残惜しそうでした。
空港に着くとチェックインを終え、セキュリティーチェックに進みました。生徒達は日本を出発した時とは違い、慣れた様子で堂々と対応をしていました。NZから再び約10時間のフライトを経て、17:40に日本に到着しました。2週間ぶりの日本はNZの気温と比べるとすごく暑く、生徒達も日本に帰ってきたことを肌で実感したと思います。
これでNZSEEプログラムは終了になりますが、これからも生徒達の学びは続いていきます。NZSEEプログラムで体験したことや学んだことを今後の学校生活や進路選択に活かして欲しいと思います。また、日本という観点から物事を見るだけではなく、国際的で多様性のある観点で物事を考えることを大切にして欲しいと思います。ぜひ、この経験を糧に自分の目標をもって、さらに大きく成長していく姿に期待しています。