約10時間のフライトを経て、インド・デリーに到着しました。到着したのは現地時間の17:00頃、意外にもこの時期のインドは朝と夕方はそれほど暑くはなく、過ごしやすい気候だそうです。
インドに到着!これからホテルに移動。ワクワクでいっぱいです!
ホテルで食事!インドカレーを味わってみます。やはり辛いみたい。
本日から、インドの学校であるLotus Valley Inter national schoolとの交流プログラムが開始されました。昨年同様に訪問時にレイをかけていただき、盛大な歓迎のセレモニーをしていただきました。日本側も代表者が挨拶をしたり、全員で英語の歌を披露したりと歓迎に感謝の気持ちを伝えました。最後はさらに盛り上がり、日本の生徒も加わって全員でダンスを踊りました。これをきっかけにお互いの距離もすぐに縮まり、その後のバディとの会話が弾んでいました。
歓迎の様子
みんなでダンスをしている様子
そしてセレモニーの後は、2グループに分かれて交互にヨガ、サッカー、バスケットボールなどの体育の授業と、色鉛筆でインドの伝統的な図柄をデザインするアートの授業に参加しました。どちらの授業もインドバディ生徒と一緒に参加し、楽しく学びながら、交流を深めることができました。
ヨガを体験している様子
アートの授業に参加している様子
デリハートはインド政府観光局がニューデリー市と共同で運営している、地方の民芸品や食べ物、衣類などが集まる場所。ここでは様々な商品が並ぶバザールをインドのバディ生徒と一緒に散策し、お土産を探しました。インドでは値切りも一種の文化なので、芝浦の生徒達もインドのバディに助けてもらいながら、値切りに挑戦していました。
伝統的な雑貨店でインドの洋服を選ぶ様子
軽食を買って食べている様子
GradRight社は米国とインドの間に拠点を置く Ed-FinTech 企業で、「学生」「大学」「銀行」といった3つのセクターが一緒になり、大学進学を金銭的に断念する学生にチャンスを創出する企業です。
GradRight社のアマン社長より、起業の精神、そして成功のための努力、GradiRight社の事業など、企業家としての心得を学ぶことができました。特に企業経営として大切なこととして、「問題解決力」「良いチームを作ること」「チームとして解決することの責任感」などすべてに通じうる視点で講演をいただき、インドバディにも芝浦の生徒にも心に響く内容となりました。
GradRight社の概要説明の様子
アマン社長から芝浦生に質問を投げかけられている様子
インド工科大学(IIT)デリー校は1961年にIITの5校目として設立されました。IITスクールの中でも優秀な学生が多く、入試難易度が大変高い学校です。
最初にIITに通う学生から簡単にIITの概要を説明していただき、その後は5グループに分かれてIITの学生とディスカッションの時間を取りました。IITの学生の皆さんも丁寧に対応していただき、質問も盛り上がっていました。IITのプロフェッサーからも「AIはどのように私達の食べ物を生み出すか」という題で講義を受け、最後に施設見学を実施しました。どの内容も生徒の知的好奇心を刺激する素晴らしい内容でした。
IITの学生とディスカッションをしている様子
プロフェッサーから講義を受けている様子
ついに2泊3日のホームステイも終了の日、ここまでの期間、インドのバディと一緒に行動して絆を深めてきました。そして、ホームステイが終了するということは、INDO-JAPANESE STUDENT EXCHANGE PROGRAMME も修了ということになります。学校で行われた修了式には2名の副校長先生が来ていただき、芝浦生徒、インド生徒両方の写真が入った特別な修了書をもらうことができました。
修了式の様子
バディと一緒に最後の交流
そして、ホストファミリーともお別れの時、ホスト生徒にはお別れの歌をプレゼントし、とても盛り上がることができました。また、その流れでインド生徒側からも記念に何かしたいということで、ロータスバレーの宣伝動画に使う動画撮影を一緒にしました。その後、ホストファザー、マザーも到着し、一緒に記念撮影を行いました。最後まで名残惜しそうで、きっと心に残る経験になったと思います。
ロータスバレー宣伝動画の撮影
ホストファミリーとの集合写真
ジャイプールは、インドのラジャスターン州の州都 です。また、ピンク色の建物が立ち並ぶ美しい街並みから「ピンクシティ」の愛称で知られています。歴史と文化を感じられる都市で、壮麗な宮殿や天文台、活気あふれるバザールなどの観光スポットが豊富です。
ジャイプールでは主に2つの世界遺産を見学しました。まずはアンベール城を見学しました。アンベール城は、18世紀前半まで王が暮らしていた場所であり、王の生活ぶりを感じさせる立派な遺産となっています。次に見学をした世界遺産がジャイプールにあるジャンタル・マンタルです。ジャンタル・マンタルは天体観測施設で18世紀前半に建築されました。18世紀に造られたとは思えない正確な計測が可能で、現在でも時間の計算、日食の予測、天体の高度測定、星の位置追跡などの天体観測に使用されています。
アンベール城観光
ジャンタル・マンタル観光
タージマハルと言えばインド世界遺産の代名詞と言っても過言ではありません。その白く美しい姿、そしてシンメトリーに構成された設計はインド建築の最高峰と呼ばれるだけの存在感がありました。生徒達もタージマハルを見た瞬間にその美しさに息をのみ、ガイドさんからの説明に熱心に耳を傾けていました。
タージマハル大楼門の前で
タージマハルの前で
クトゥブミナールはインド・デリーに位置する世界遺産で、インド最古のイスラーム遺跡群です。見上げるミナレットの高さは約72.5m。5層からなる塔の壁には、コーランの章句やアラベスクが刻まれ、厳粛な気品が伝わってきます。12世紀末に建設が始まり、精巧な彫刻やアラビア語の碑文が印象的です。周囲には遺跡群が広がり、インド・イスラム文化の多様性を体感することができました。
ミナレットの前で
近くで見ると圧倒的な存在感です
インド研修もいよいよ最終日、最終日の今日はスラムツアーを行い、インドの中に存在する現実をしっかりと見ることができました。また、研修のもう1つの楽しみとして、お土産を買いに近くのモールを散策しました。この約1週間の研修体験を通して全員がインドの文化と歴史に関して深い学びを得ることができました。また、異文化交流として、同年代のインドの生徒と学び合えたことも大きな財産になったと思います。日本に帰国した後もこの学びを今後の学校生活、進路選択に活かしてもらえたらと願っています。
モールでインド最後の食事を楽しみました
無事に日本に帰国!お疲れ様でした