〜夜行性昆虫との協働〜
住宅街、専修大学、生田緑地で録音した音を地図上で再生し、場所ごとの「音の風景」を体験できます。日常の環境に新しい視点を与える、聴く地図のプロジェクトです。
製作期間:2週間/個人制作
ツール:Adobe XD、Adobe Illustrator
暗くなったら電気をつける。これは、私たちにとって呼吸のように自然な行動だ。その光の裏で、夜の静けさを必要とする生き物たちはどうしているのだろう。人間のための便利な光が、誰かの生きる時間にストレスを与えているかもしれない。そんな問いから、「音を記録する」という小さな実験を始めた。
第2回成果物後にアイデアを再度熟考した
虫にとって音は、
仲間を探す信号であり、
危険を回避するための反応である。
虫にとって光は、
行動する時間を判断する合図である。
このプロジェクトは、光に満ちた夜の中で、虫たちがどのように存在しているのかを音を通して残すことを目的とする。
スーパーで録音中。コオロギが姿を現した。
1.音を収集する。
夜行性昆虫の鳴き声が活発になる夏の終わりから秋にかけて音声を収集。
場所:生田緑地菖蒲池
専修大学9号館の茂み
向ヶ丘遊園駅近くのスーパーの茂み(cross 向ヶ丘)
2.地図を作る。
Illustratorでアイソメを作った。(人や建物の一部は、商用利用可能なサイトから引用。)
Adobe XDを使い、プロトタイプを制作。
figmaを使いたかったが、動画、音声の埋め込みが無料プランではできないため、XDを使用。
データサイズを変換するために、Adobe Media Encoder使用。
音を通して街を観察すると、虫たちは同じ地域の中でも、環境条件の違いに応じて異なる音の振る舞いを見せていた。
住宅街の夜にも、人工光や人の生活音の中で活動を続ける夜行性の昆虫が存在し、人の空間に完全に消されることなく、生存の場を見つけている。
一方、大学の敷地では、人為と自然が重なり合う環境の中で、虫たちの発する音が途切れず、距離の近いところで交錯していた。
音の種類を増やす(季節・場所)
聞きやすさや体験性を改善する(UI・操作性・音質)
音質がかなり悪かったので、音質を改善する。音声の大きさの調整をし、「体験」に没頭できる作品作り。
他の人を巻き込む施策
今回は自分が住むフィールドで自分が音声を録音したが、同じ地域に住む人が録音した音も格納できるようにすれば、他の人を巻き込んだ体験にすることができるかもしれない。