自然との触れ合いが出来る、とても良い学校

私が6年間通っていた光風台三育小学校は決して大きい学校とは言えませんでしたが、その分 長い休み時間は学年を隔てず1年生から6年生まで一緒になってグランドで遊んでいたことを思い出します。また学校のすぐ脇には養老川が流れており、自然豊かでグランドの脇でピョンピョン跳ねているバッタを捕まえたりしていた覚えがあります。

ボーっとした子どもでしたので、鮮明に覚えている記憶は多くはありませんが、人数が少ないからこその学年を超えた人との交わり、自然との触れ合いが出来る、とても良い学校です。

勉強だけではない、様々な体験ができる学校だと思います。 

三育だからこそできる素晴らしい教育

光風台三育小学校を初めて知ったのは、老人施設へ慰問に来ている子どもたちと出会ったことでした。とても礼儀正しく、思いやりのある態度に感心し、帰るときには、子どもらしいのびのびとした姿、みんながにこにこして、先生やお友達と楽しそうに過ごしている様子になんて素敵な学校だろうと感動しました。

その時からいつか我が子もこの小学校にぜひ通わせたいと切望し、息子と娘がお世話になりました。

我が家はクリスチャンではありませんが、三育小学校にお預けして本当に良かったと卒業した今でも感謝の気持ちでいっぱいです。子どもにとっては日々のお祈りを通して感謝の心を養い、讃美歌を通して歌うことの楽しさやキリスト教の精神に触れたことは、知らず知らずのうちに人生の糧となり、成人を迎えた今でも子供たちの心の支えとなっているようです。

光風台三育小学校は、ひとつのファミリーともいえる強い絆があります。少人数という小さな小学校だからこそできる家族のような関わりがあり、生徒、親、先生がまるで大家族のような学校、それが光風台三育小学校だと思います。先生方は、ひとり一人の性格や個性をしっかりと理解してくれ、自分に自信が持てるように小さなことでも見逃さずに、いつも子供に寄り添い、愛情いっぱいに真剣に向き合ってくれました。学習面では、子どものペースに合わせて本当に丁寧に教えて下さり、確実に学んでいけるように熱心にサポートしてくれました。生活面においては、学年を越えた縦割り活動や行事を通して、主体性や思考力、表現力、リーダーシップ等いろいろなことが自然と身についていたと感じます。また沖縄の修学旅行での交流をはじめ、日本各地の三育系列校や海外の三育ネットワークを通じて、様々な交流をする機会もあるので、他にはない貴重な体験をたくさんさせていただきました。いろいろな経験を積む機会にも恵まれて日々健やかに成長していく子供たちの姿に家族みんなで喜びを感じ、感謝する毎日が懐かしく昨日のことのように思い出されます。

おだやかで優しさに溢れるこの小学校のあたたかい雰囲気が私はとても好きです。

三育だからこそできる素晴らしい教育、楽しい学校生活、大切な友人や家族との出会いの数々、光風台三育小学校で過ごした日々は、子どもたちと親である私にとっても誇りであり、とても大切な思い出です。 

公立では学べない体験がここにはある

　私が光風台三育小学校を卒業したのは今から30年以上前ですが、光風台三育小学校で学んだ体験は今も色あせず私の糧となっています。当時としてはスクールバスでの送迎。校舎に宿泊する宿泊体験。今はうさぎですが当時は学内でヤギを飼育していたのでヤギのお世話体験などなど。思い出せば光風台三育小学校でしか体験できないことがたくさんありました。

　卒業後、中学高校を得て大学へ行き。いわゆる一般的な会社員になってからも、ふと１番思い出すのは養老川に面した２階建ての校舎、光風台三育小学校でした。今、思うと人生で学べる１番長い６年間を光風台三育小学校で学べたのは得難い経験だったのでしょう。
　当時はわからないけど、わからないなりに学んだ社会人に必要なコミュニケーション能力の前提にある「徳育」、色々な仕事で必要とした知識や知恵である「知育」、そして結婚し子どもを育てる際に必要性を一番感じた「体育」。光風台「三育」小学校から学んだ多くの体験は知らない内に私を支えてくれていました。

　最後に光風台三育小学校で私を根気強く育ててくれた先生方に心から感謝の気持ちを伝えさせていただきます。「先生、本当にありがとうございました。」