当初、京都で開催していましたが、より広くご参加いただくためにオンライン化しました。
ベーシックを2回、アドバンスドを2回の2部構成です。講義+事例検討を開催しています。
年間4回のセミナーを基礎的な内容に軸をおいた「ベーシック」、より専門的な内容を盛り込んだ「アドバンスド」という、2つのセミナーに分割した形で開催することとしました。精神分析の初心者の方から、ベテランの方までそれぞれの形でセミナーを活用していただけるようになっています。
【ベーシック】
・第1回 2026/11/1 平井 正三氏 (サポチル/御池心理療法センター)
子どもと家族の心理相談ー 精神分析的アプローチによるアセスメントとコンサルテーション ー
・第2回 2027/1/24 脇谷 順子氏 (杏林大学)
養育者のこころの理解と心理支援ー 社会の変化も視野に入れながら ー
【アドバンスド】
第1回 2027/5/16 小笠原 貴史氏 (小笠原こどもとかぞくのカウンセリングルーム)
心と心が出会うことの難しさを考えるー コミュニケーション困難事例における臨床的接近 ー
第2回 2027/9/19 西村 理晃氏 (19 Bloomsbury Square Psychoanalysis and Psychotherapy)※この回のみ16:00~20:30
精神分析的心理療法にあらわれる「赤ん坊」、「子ども」、「おとな」、そして老人ー 子どもの心理療法の視座を取り入れた 大人の心理療法について考える ー
【ベーシック】
1:子どもと家族の心理相談―――精神分析的アプローチによるアセスメントとコンサルテーション
平井 正三氏(サポチル/御池心理療法センター)
従来、子どもの心理相談と言えば、親子並行面接への導入一択でした。しかし、現代の心理臨床や精神科臨床では、現場の制限だけでなく、関わる家族や子どもの状況により、並行面接が困難であるか望ましくない場合も多い。本セミナーでは、それぞれのケースに応じてどのような面接の枠組みを作り、そして何をどのように見ていくのか、心理相談の立ち上げと見立てを中心に話していきます。また親子同席面接についても触れます。
参考文献
平井正三・吉岡彩子共編著『子どもと家族の心理相談―――精神分析的アプローチによるアセスメントとコンサルテーション』(誠信書房)
2:養育者のこころの理解と心理支援 ー社会の変化も視野に入れながらー
脇谷 順子氏(杏林大学)
スマホの普及、コロナ禍、AIの目覚ましい「進歩」などによって、養育方法、養育環境、養育者と子どもの関係は大きく変化し、この先も変化し続けると思われます。また、不登校の子どもや発達特性をもつ子どもに対する考え方や対応も変化し続けることでしょう。私たちが生きる社会や制度の変化も視野に入れつつ、精神分析の概念や知見の助けを借りながら、養育者と子どもの関係、特に、養育者の子どもに対する否定的な言動や感情について理解してみたいと思います。
そして、養育者や養育者と子どもへの心理的支援の可能性を受講者と共に探ってみたいと思います。
参考文献
子どもと青年の心理療法における親とのワーク―親子の成長・発達のための取り組み (金剛出版)
【アドバンスド】
1:心と心が出会うことの難しさを考える——コミュニケーション困難事例における臨床的接近
小笠原貴史氏(小笠原こどもとかぞくのカウンセリングルーム)
コミュニケーションが難しいということは、単に言葉のやり取りの問題ではなく、他者とどのように出会い、つながり、その関係を保つことができるかという困難さに関わっています。同時にそれは、自分自身の内側に生じる感情や体験を結びつけ、それを言葉として紡いでいくことの難しさでもあります。臨床の現場では、ASD、緘黙や吃音、被虐待体験などさまざまな背景のもとで、この「心と心の相互交流の成立の難しさ」に直面します。本講義では、こうした事態において何が起きているのかを丁寧に観察し、臨床家自身の内的体験を手がかりに思考していく姿勢に注目します。乳児観察や精神分析的観察の視点も参照しながら、コミュニケーションが難しい事例との関わりの中で、どのように心的接触が生まれていくのかを、講義と事例検討を通して臨床的に考えていきます。
参考文献
Alvarez,A.(2012):The Thinking Heart:Three levels of psychoanalytic therapy with disturbed children.Routledge,London. 脇谷順子監訳(2017):子どものこころの生きた理解に向けて―発達障害・被虐待児との心理療法の3つのレベル.金剛出版
Bion,W.R.(1959):Attacks on linking. In Bion,W.R.(1967):Second Thoughts:Selected Papers on Psychoanalysis. Heinemann, London. 中川慎一郎訳(2007):連結することへの攻撃. 松木邦裕監訳:再考―精神病の精神分析論,金剛出版
2:精神分析的心理療法にあらわれる「赤ん坊」、「子ども」、「おとな」、そして老人ー 子どもの心理療法の視座を取り入れた 大人の心理療法について考える ー
西村 理晃氏 (19 Bloomsbury Square Psychoanalysis and Psychotherapy)
ー準備中-
参考文献
ー準備中-
▼参加費
(1)全回受講(ベーシック+アドバンスド):25,000円
(2)ベーシックのみ(全2回):10,000円
(3)アドバンスドのみ(全2回):15,000円
(4)単回受講 ベーシック:6,000円 / アドバンスド:8,000円
*研修ポイントの扱いについて
当セミナーは日本臨床心理士資格認定協会の「短期型ワークショップ(2ポイント)」として承認されています。以下のご説明事項をご確認ください。
①対象となるのはセット受講を申し込まれた方のみです。
ベーシックのセット受講 :2ポイント(オンラインのみ)
アドバンスドのセット受講:2ポイント(オンラインのみ)
全回参加:上記両方の交付
全面オンライン開催のため、研修ポイントがオンラインのみとなることをご了承ください。
②5時間以上の出席が要件です。1回のみの受講や、講義パートまたは事例パートのみの参加などで時間数が5時間に満たない場合、研修ポイントの対象となりません。事例検討のみ、ないしは講義パートのみの参加は0.5回分の出席として扱います。
③ベーシックとアドバンスドは、独立したセミナーとして扱います。
受講の時間数も独立して集計します。
例えばベーシック1回+アドバンスド1回では、それぞれのセミナーについて5時間に満たないため、研修ポイントの対象になりません。