初めに、大学の長期休暇内に鉄研の合宿で四国方面に2月25日から2月27日まで2泊3日、主に鉄道を利用して様々なところに向かいました。仲間と行く合宿で、ご当地のグルメを楽しんだり、車窓から景色を眺めて感傷に浸ったり、普段の学生生活と変わらず雑談をしたりと毎日が新鮮でかなり充実していたと実感しております。
1日目、2月25日の記録を筆者Oが担当します。よろしくお願いします。天気は晴れ。筆者である私は目的地に向かうために、自宅の最寄り駅から新横浜へと向かい、7:48発のぞみ11号に乗車しました。最新型のN700S形が駅に入線したのを目視し、最新型車両に乗車することができ早速テンションが上がりました。
引き続き新幹線で南下を進めて、山陰地方、四国地方を結ぶ特急列車の発着点である岡山駅で降車しました。そして、岡山駅の電光掲示板からは、山陰方面の特急出雲市行、四国方面では特急松山行、徳島行(3月ダイヤ改正で消滅)、高知行、快速マリンライナー高松行が表示されていて、改めて交通の結節点であることを実感しました。1日目の目的地は松山だったため、乗車券と特急券を購入して、11:35発のしおかぜ9号松山行に乗車した。なんと運用についた車両は、小さい頃に度々アニメでお世話になったアンパンマンのキャラクターたちを装飾した「アンパンマン号」でした。懐かしさと親近感が同時にこみ上げてきました。
岡山駅を出発し、瀬戸大橋を渡る際の絶景を楽しみ香川県内最初の特急停車駅で、高松駅から来たいしづち号と連結し、しおかぜ・いしづち9号と変化しました。合宿内でメンバーを確認する点呼の際には、前日、当日に部員各方面からバラバラに行動した後に合流することになったため最も効率の良く、部員全員が揃った特急列車の車内で行いました。(筆者である私は、東海道・山陽新幹線と特急列車で四国へ向かったが、飛行機で岡山空港から乗り継いだり、北陸に前泊した後に向かったり、サンライズ瀬戸号に乗車して朝早くから既に四国に到着していたりとまさに十人十色)
瀬戸内海に沿って走る予讃線と、車体傾斜装置を搭載した高性能な車両で、前日の睡眠不足も相まって快適な車内に揺られていること約2時間40分、14:13に新駅舎となった松山駅に入線しました。
先述のように異例な特急列車での点呼を終え、松山駅に定刻14;13に到着。合宿参加者の各々が宿泊するホテルで荷物を預けて休憩した後、15:45に松山城下のロープウェイ前で最集合をしました。往復のロープウェイの乗車券を購入して山頂駅「長者ケ原」から徒歩で松山城に向かった。山頂から見る松山市を眺めた際の光景は圧倒的で、松山城のお堀の付近がかつての武家地の敷地に該当し、時が進み現在では、愛媛県庁、松山市役所、日本銀行松山支店、伊予銀行が立ち並び、かつての武家地が要した広大な敷地を活用する形で行政や金融機関が立ち並ぶ様子を見て、近世城下町から土地利用が変化した都市の特徴を表しており、今学期の演習や講義で主に取り上げられた議題だったことから個人的に興味深い学問の内容であり、実際に足を踏み入れて理解を深める良い機会になったと思いました。
松山城から再び大街道方面へと戻るために、ロープウェイやリフトを使って下山しました。大街道駅から松山城に向かう参道には様々なお土産店、愛媛県名物の鯛めしを食べられるお店が数多く、全員が同じ店で宇和島名物の新鮮な鯛の刺身を卵と合わせた甘い醤油のタレをかけて食べる宇和島鯛めしを夕食に選定しました。朝食からほぼ何も食べていなかったので、極度な空腹状態で食べた鯛めしはとても美味しかったです。
最高の夕食を済ませて、1日目最終の目的地道後温泉へと向かうことにしました。伊予鉄市内線(路面電車)に乗車します。(ちなみに、伊予鉄とは愛媛県内の私鉄会社で電車タイプの郊外線と、先述のJR松山駅から松山市内中心部を経由して道後温泉へと向かう路面電車タイプの市内線の2つがあります。)ハードな工程であったのと、食事を採った後だったことから眠気がピークに達しており疲れを感じている部員が多かったです。その中でも私は、先輩と同級生と共に伊予鉄の自動放送で電停に停車する度に「道後温泉行きです。This train is bound for Dogo-Onsen」と何回も機械音声で車内に流れている様子が不思議と面白さを感じ、自動放送を真似して車内で笑い合いながら過ごしたのを今でも鮮明に覚えております。(一般のお客様からしたら変な人たちに見えたことでしょう笑)
そして、最終の目的地道後温泉へと到着し、昨年度は改修工事中だった道後温泉本館が営業再開したこともあり、混雑を防ぐために部員の人数を半分に分けて時間を空けて道後温泉に浸かりました。最高の湯でした。朝早起きをして長距離を移動した上で松山観光を行ったことで、身体が極度の疲労で悲鳴を上げていて変にテンションがハイなり、しばし不可解な言動や行動していましたが、道後温泉の最高の湯に長時間浸かることで疲れが格段に取れてリフレッシュできました。そして、道後温泉本館近くで解散。1日目は交通遅延やトラブルがなく無事に終了しました。(解散後に伊予鉄の郊外線に乗車したり、ホテルに直帰してすぐ寝たり、晩酌をしようとビールを買ったことは良いものの先日購入した栓抜きを持参することを忘れてしまったために、慌ててコンビニに向かい、直近で栓抜きを合計2個も買うことになった人もいたりと様々だったようです。)
(ちなみに、筆者Oは松山の街並みがとても魅力的に感じ、次の日も山陽班から離脱し松山を観光しました)
筆者Oの紀行文は以上です。お付き合いいただきありがとうございました。
以降の2日目、3日目は筆者Mが担当します。
1日目 完
2日目(山陽観光ルートに続く!!!)
2日目から担当変わってMが書きます。よろしくお願いします!
今回は鉄研の合宿にしては珍しく自由行動の機会を設けず、2日目もまとまって行動した人と個人で行動する人たちの主に2グループに分かれました。
私はまとまったグループの方にいたので、そちらの様子を振り返ります。
2日目は昨日滞在した松山を離れるところから始まりました。朝、私は4人でホテルに泊まっていたため、みんなで朝9時に松山駅へ。そして9:15分発の特急しおかぜ12号に乗りました。車両は8600系。新型で車内も快適でした。SETOUCHI STREAM EXPRESSの名に恥じない車体傾斜装置が使われています。
っていうかこのSSのロゴ、仙台市地下鉄のロゴに似ているような…
途中にはこんなにきれいなオーシャンビューが見え、今日もいい日になるな、と思っていました。そんなこんなで列車に揺られて40分、今治駅に到着です。
ここから乗り換えられる鉄道路線なんてあったっけ?と思った方もいるのではないでしょうか。では何に乗っていくかというと、そう、しまなみライナーです。しまなみライナーはしまなみ海道を通って、今治から福山までを結ぶ高速バスですね。それに乗ってまた本州に戻ります。(四国メインなのに何戻っているのか…?)いやー、それにしても鉄研って旅の行程の組み方がすごいですよね~
ということで本州再上陸して無事定刻で福山に到着です!とならないのが合宿。なんとバスの到着が15分くらい遅延してしまい、尾道に向かってそこに2時間近く滞在する予定でしたが、まさかの福山で40分待機を食らうことに。その間にせっかくだし、この後の特急券の準備をしておこうとみどりの窓口に向かったところ、30分くらいかかってしまい、40分後の次の電車に乗れず…先輩2人をさらに20分も待たせてしまい、気まずかったです(すみませんでした…)
そんなこんなでいろいろありましたが13時半ごろ、広島地区で運行されていて、RED WINGの愛称で知られている227系に乗車し、尾道に到着しました。近くのラーメン屋に入り、本場の尾道ラーメンを堪能。だしと醤油のきいたスープはとてもおいしかったです。またいつか、この筆舌しがたいおいしさを持つラーメンを食べたいものです。14:30にはまた尾道駅へカムバック。福山へ戻ります。こちらは227系でも、別の色をまとうUraraでした。(せっかくなら末期色の国鉄車に乗りたかった…)
なぜ福山でもう一回降りたかというと新幹線のこだま854号に乗りたかったからなんです。
わかる人はわかると思いますがこれに充当された車両、500系なんですよね!(2024年2月現在。)せっかく関西に来たなら引退するし乗るしかない、ということで本州に戻ってきたわけでした。
そして15時半、新幹線は福山を出発。車内は丸みを帯びていて最新のN700系列とは異なっている点が多かったですね。ちなみに、車いすを使っている子がいたため多目的室を利用できました!レアな体験ができ、楽しかったです!
さてどこまで乗ったかといいうと…岡山です!また戻ってきちゃいましたね。
また、その際に滅多に運行されないトワイライト瑞風を偶然見ることができ、みんな興奮していました。
今度はマリンライナー45号で高松へ向かいます。そうして17:05に高松到着!ここ高松駅にて解散し、各自ホテルへ向かいました。(ちなみにわたしたちは瓦町へ行ってハンバーグを食べました)
はい3日目です。引き続き担当Mが書いていきます!
先に言っておきます。ここまでの2日間、みんなはしゃぎすぎて疲れていたのか、前日の時点で行程崩壊してました(笑)本当は午前中屋島に行くはずが、全体では昼に琴平集合に変更になりました…(まあ、四国と本州行き来してたらそうなるのかも…)
そのため、金比羅山に登らない人たちは高松でゆっくり。朝から高松駅前のうどん屋さんで朝ごはんを食べました。さすがは本場の讃岐うどん、コシがあって美味しかったですね。
そうして12:45に高松築港駅に向かい、琴電琴平線を完乗(トランポリンのように揺られましたがね)。琴平についたら、金比羅山の麓にあるうどん屋さんで昼ご飯を食べました。2食連続だけど、まあいいか。
そうしてJRの琴平駅に戻り、全体では解散。16時ごろでした。
(とか言いつつもこの写真の場にいた全員がその日中に東京に帰りませんでしたがね。多くは仏生山温泉に入り、その後サンライズ瀬戸で東京に帰りました。他にも博多で2日後に再会したとかいう人もいたみたいですが、それはまた別のお話ですね。)
今回の合宿を終えて
今回はメンバーの中に車いすの子がいたのも相まってか、自由行動がなくなり、普段とは違う感じになったとは思いますが、なかなか良い思い出に残るものになったと思います。最初はどうなることかと思いましたが、案外何とかなるものなんですね。(さすが鉄研!)
ということで今回はここまで。拙文ではございましたが、読んでくださった方、ありがとうございました!それでは、またどこかの更新でお会いしましょう!