本HP開設(2025年)以降に本会にお寄せいただいたものをご紹介します。
本会に受贈いただいた出版物を紹介します。
会員の山田夏樹さんが、ご単著『〈私〉の拡大と物語の現在 戦後日本の近現代文学、サブカルチャー』を刊行されました。
ひつじ書房 定価6200円+税 ISBN978-4-8234-1299-8 ひつじ書房HP
【目次】
序章 物語受容の変化―コンテンツ・キャラクター・自己表現
I 問い直される〈私〉―戦後の足場と現在
第1章 大江健三郎「人間の羊」―「透明な壁」と「涙」
第2章 安部公房「プルートーのわな」―「沈黙の歌」をどのように聴くのか
第3章 三島由紀夫「橋づくし」―差別と模倣
第4章 三島由紀夫「鏡子の家」―「時代の壁」の解体
第5章 三島由紀夫「白蟻の巣」、北杜夫「輝ける碧き空の下で」、手塚治虫「グリンゴ」―ブラジル日系移民と勝ち組表象
第6章 北杜夫「楡家の人びと」―「基一郎の遺志」と語り手の位置
第7章 手塚治虫、梶原一騎作品の闇市表象―超越する時空
第8章 北杜夫「幽霊」―語り得ぬ「幼年期」に対峙する「ぼく」
II 模索される〈私〉―虚構との対峙
第9章 村上春樹「沈黙」―饒舌、「沈黙」の暴力
第10章 村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」―「唐突すぎる」切断/接続と連鎖する「選択」
第11章 阿部和重「アメリカの夜」、「インディヴィジュアル・プロジェクション」―「映画」の廃棄と〈私小説〉
第12章 伊坂幸太郎「終末のフール」―「父」とカタストロフ
第13章 川上弘美「神様2011」、竜田一人「いちえふ」、カトーコーキ『しんさいニート』―戦後の「壁」
第14章 震災マンガの表象―「機動性」・「主観」性・「実用性」
第15章 さくらももこ「ちびまる子ちゃん」、「神のちからっ子新聞」―創造される「私」(「作者」)
第16章 キャラクターとしての「萩原朔太郎」―群集に対峙する個
第17章 富野由悠季「機動戦士Zガンダム」―大量破壊と可能世界
第18章 富野由悠季「機動戦士ガンダムF91」―語り手のキャラクター性
文学部兼任講師の前田潤さんが、ご単著『タイムスリップ・ツーリズム 古代の飛鳥・江戸の吉原・大正末期の湘南へ、現実逃避ぶらり旅』を刊行されました。
現代書館 定価2000円+税 ISBN 978-4-7684-5974-4 現代書館ウェブショップ
【内容】
時代を定めて、関連する本を数冊読む。旅先の風景と想像をぴたりと重ね、過去の歴史へ「タイム・スリップ」の旅に出る。持ち物は本と地図、そしてほんの少しの想像力――。
本書は三章構成。古代は明日香村(大化の改新)、近世は吉原(蔦屋重三郎)、近代は湘南(芥川龍之介)と、それぞれの時代・歴史・人物に関する書籍を読み込み、日本近代文学研究者である著者がゆかりのある街並みや歴史遺構を巡ります。
歴史・文学・散歩を愛するすべての人に贈る、新感覚の街歩きガイドです。
会員の影山亮さんが、ご単著『「桃太郎侍」を書いた男 山手樹一郎と同時代メディア』を刊行されました。
埼玉新聞社 定価3300円(税込) ISBN 978-4878895586 埼玉新聞社HP(本書の紹介ページ)
【内容】
テレビ時代劇「桃太郎侍」の原作者であり、時代小説家として一世を風靡した山手樹一郎の作品と生涯を研究者の視点から考察した一冊。
本会にご報告いただいた研究活動を紹介します。
会員の福﨑春雄さんより、論文「『顕輔集』伝本の再検討」をご寄贈いただきました。