B. 運動生理学実習Ⅱ
テーマ 「健康ウォーキングマップを作成しよう!」
上記課題に対して、班単位で取り組み、運動時の呼吸、循環、代謝反応を測定する方法論の基礎を学びます。また、グループ学習、課題レポートの作成過程を通じて、一般人の健康維持増進に必要な運動処方プログラム作成の考え方を身につけます。
学習目標
●第一次予防の視点に立って運動が健康づくり、特に生活習慣病予防に役立つ根拠を説明できる。
●スポーツ選手の運動能力や、呼吸循環器疾患における運動不能の原因、およびその症状を鑑別するための「心肺運動負荷試験」を実施することの意義を理解できる。
テーマ 「健康ウォーキングマップを作成しよう!」
『QOL(キュー・オー・エル)』とは?
英語のクオリティー・オブ・ライフ(Quality Of Life) の頭文字をとった略語で、日本では『生活の質』と訳されています。わが国の平均寿命は女性はいまや世界一で、男性も世界2位であり、これまでどの国も経験したことのない急速なスピードで高齢化社会を迎えようとしています。ただ長生きするのではなく、健康で生活が豊かな生き生きとした人生をおくること(健康寿命を長くすること)は、これからの私たちすべてにとって最も重要な課題といえます。
健康運動実践指導者にとって必要となる、「適切な運動プログラムを構成する能力」・「自ら見本を示せる実演能力」を養う。
また、健康づくり運動に必要となる、ウォーキング・ジョギング・水中運動を必要に応じて演習プログラムに取り入れて行う。
演習Ⅱ
集合時刻
特に断らない限り毎回13 時から実施するので、その5分までには集合すること。本講義は、小グループに分けて実施する。
人体の機能実習とリンクさせた授業を行います。
テーマ 「健康ウォーキングマップを作成しよう!」
目的
1.運動中の呼吸・循環・代謝機能をフィールドにおいて調査するための方法論を学ぶ。
2.フィールド調査で得られる生理学的データに基づき、咲洲地区における目的別ウォーキングコースを開発する。
3.咲洲健康ウォーキングマップを作成し、健康の維持増進に役立つ実際的な資料として活用できるようにする。
⇒内容がよければ地域住民への配布、HP掲載も考えています。
①あらかじめ実習プリントを読み、実習の目的、手順、実習の意義などを理解しておく。
②教科書などを調べて、結果を予想しておく。
③実習で修得すべき専門知識、専門技術を調べておく。
実習中の注意事項
①実験対象である人間に苦痛や不快感を与えないように注意して実験を行う。
②器具、測定機器は大切に扱う。
③実験中、ガラス器具や針などを使う場合は取り扱いに十分注意する。
④私語は実験に影響を与える可能性があるため、実習中は不必要な会話をしない。
(減点の対象となる。)
⑤実習終了後、機器を使用前の状態に戻し、必要に応じて器具の洗浄、教室の清掃を行う。
レポートの作製について
①レポートは各担当教員が指定した期日までに提出する。
②各担当教員が内容十分と認めたレポートは、数日以内にその旨を記して返却する。その時点をもって、その項目の履修が完了したものと認定する。内容不十分なレポートについては返却し、再提出を求める。
③全項目の履修完了が単位認定の必要条件のひとつである。レポートを提出しなかった場合、また、指示があったにもかかわらず再提出に応じない場合は、履修しなかったものとみなし、単位を認定しない。
レポートの形式
①使用用紙:A4
②一枚目は表紙にする。
表紙には、実習項目、学科、学籍番号、氏名、共同実習者、実習年月日、時間、場所、天候などを記載する。
1.筋力トレーニングの効果
2.筋力トレーニングの原則とその処方の条件
3.筋力トレーニング・プログラムの作成
1.筋力トレーニングの効果
1)運動筋を支配する神経の働きが増す効果
トレーニングに伴う筋力の増大は、筋肉そのものの肥大と筋肉を支配している神経回路ともいうべき神経インパルスの機能向上によって起こると考えられている。筋力トレーニングを始めたばかりのころは、筋肥大を伴わない筋力増加が見られるが、これは神経インパルスの電気信号発射が頻発になり、運動に反応する神経が活性化されるためである。このあとトレーニングを続けると筋肥大を伴って筋力も増していく。
2)筋肥大、筋力、パワー・アップの効果
筋力トレーニングは筋線維を太くするとともに、筋原線維の数も増やすので、トレーニングを続けると筋肥大が生じ、その分、筋力がアップすることになる。パワーとは力と速さの積であらわされる。人体でいえば力は,すなわち筋力であり,速さは筋収縮の速度というわけで,筋力トレーニングで最大筋力を高めることによってパワーも向上する。
3)シェイプ・アップの効果
筋力トレーニングを適正に長期間実施すれば,筋力アップだけでなく体型をある程度変化させることが出来る。相対的に引き締めたい部分,バルク・アップしたい個所等、負荷の調整,処方の仕方によって随時可能である。また、筋力トレーニング実施後、数時間は基礎代謝が増す効果や、筋量の増大効果によって、安静時代謝量が増すため、エアロビクス運動と組み合わせて行えば、より効果的なダイエットが可能となるだろう。
4)整形外科的疾患の予防,治療の効果
例えば捻挫,肉ばなれ,腰痛等は、筋力の低下やその部位の筋肉,靭帯、腱などが弱いこと、拮抗している筋肉における筋力のアンバランスなどが生じているために起こると考えられる。これを強化、是正すればそれらの予防になるはずである。受傷後のリハビリテーション・エクササイズとしても筋力トレーニングは原因療法の重要な手法として有効といえる。
5)生活習慣病の予防,治療の効果
最近、高血圧や糖尿病といった生活習慣病に対する筋力トレーニングの効果が注目され、その有効性が報告されている。筋力トレーニングの重要性は、今後、さらにモータリゼーション化が進むであろう現代人の生活において、ますますクローズアップされることだろう。
6)精神(気力)活性化の効果
強い筋活動は大脳を活性化しやる気を起こさせるという。精神疾患を持つ人,例えばノイローゼ患者等に筋力トレーニングを処方して好結果を得たという報告もなされている。
2.筋力トレーニングの原則とその処方の条件
1) トレーニングの原則
(1)過負荷(オーバーロード)の原則
(2)意識性(自覚性,意欲性)の原則
(3)全面性の原則
(4)漸進性の原則
(5)個別性(専門性,特殊性)の原則
(6)継続性(反復性)の原則
(1)充血法(flushing system)を採用する。
同一運動種目を続けて多数セットやるか,同一筋群を何種目かの運動で多角的連続的にトレーニングする。一般に初心者にあっては全面的筋力アップを主体に,多種目少セット制を採用し,鍛錬者にあっては専門的筋力アップに重点をおく,少種目多セット制を採用することが好ましい。
(2)大きな筋肉から小さな筋肉へと強化する
人間の身体動作は必ず大きな筋肉がゆっくり動くことから始まる。そして、加速した段階で中位の筋肉が動きだし、さらに加速した段階で小さな筋肉が動き、より小さな筋肉へと移っていく。その結果、末端を最も速く動かすことが可能となる。このことは大きな筋肉から小さな筋肉へと順番にトレーニングを進める必要があることを意味している。
(3)抗重力筋を強化する
人間は運動を実施しているしていないにかかわらず重力の影響を受けている。この重力に対して姿勢を保持するために緊張している筋肉のことを抗重力筋という。重力に対して姿勢を保持する筋肉をしっかりさせておかなければ、地球上での快適な生活や運動パフォーマンスの向上は考えられないだろう。 重力の影響を最も受けやすい筋肉への刺激をおろそかにした筋力トレーニングは存在しないはずである。
(4)拮抗する筋肉をともに強化する
筋肉は基本的には伸びた状態から収縮する際に力を出す、ほとんどの場合、その筋肉と拮抗している筋肉(反対側で相反する動きをする筋肉)が収縮しながら力を出している。この拮抗している筋肉のバランスを考えずにトレーニングすれば、一方向の収縮力が強くなりすぎたり、反対に弱くなりすぎて、単に運動効果が望めないだけでなく故障や怪我の直接の原因となるはずである。
(5)上半身よりも下半身を強化する
人間は全身の筋肉量の約2/3は下半身に集まっている。身体のバランスをとるという意味では、運動時間や質、量的要素などすべての面において上半身と下半身の運動の割合は1:2が理想的であるといえる。上半身のトレーニングばかり行い、大切な下半身への刺激をおろそかにするならば身体のバランスを悪くし、これもまた、故障や怪我の原因となり得るだろう。
(6)呼吸循環器系のトレーニングも重要である
筋肉を作る蛋白質を運んだり、トレーニングによって生じた疲労物質をすばやく取り除くのは呼吸循環器系の力である。呼吸循環器系の能力の向上、すなわちエアロビック運動を無視した筋力トレーニングは決して望ましいものとはいえないだろう。
2)トレーニング処方の条件
(1)筋力トレーニングの種類
アイソメトリックス(Isometrics;等尺性)トレーニング
筋肉がその長さを変えないで緊張を持続している状態で行われるトレーニングのことをいう。筋収縮の様式は、筋肉が動かないところから等尺性筋収縮(isometric contraction)、あるいは静的収縮とよばれている。動かない壁を押すとか手のひらにものを乗せて保持するといった場面に相当する。
メリット
a. 短時間に簡単にトレーニングできる。
b. 用器具がなくても,何処ででもトレーニングできる。
c. 疲労が少ない(エネルギー消耗が少ない)ので頻繁にできる。
d. スティッキング・ポイント(sticking point)の集中的強化ができる。
e. 緊張筋(tonic muscle)の活性化に特に効果的である。
f. リハビリテーション・エクササイズの一部として行う筋力強化方法として活用できる。あるいは中・高年者用の筋力トレーニングとしても安全で,オーバー・トレーニングに陥り難いので効果的である。
デメリット
a. 動きのトレーニングには不向きである。
b. 持久力のトレーニングとしても不適当であろう。
c. 運動が単調で興味に欠ける。
d. 努責が持続しやすい。中・高年者あるいは呼吸循環器系に若干トラブルのある人,例えば本態性高血圧者などには努責は極力避けるべきである。
e. 関節角度特異性がある。
アイソトニックス(Isotonics;等張性)トレーニング
筋肉がその長さを変えながら収縮する状態で行われるトレーニングのことをいい,筋収縮の様式は、その時の張力が一定なので等張性収縮(isotonic contraction),あるいは筋肉が動くので動的収縮といっている。動的運動では筋肉はこの状態で収縮している。さらに細かくみれば,筋肉が短縮する状態と逆に伸長する状態がみられる。前者を短縮性筋収縮(concentric contraction),後者を伸長性筋収縮(eccentric contraction)といっている。例えば手に重りを保持し,肘をまげながら前腕を上方に上げてそれをまきあげる時は上腕二頭筋は短縮性筋収縮の状態にあり,逆にその重りを下におろすときは上腕二頭筋は伸長性筋収縮の状態にあるといえる。
メリット
a. 自由に動作がコントロールできる。アイソメトリックスが動きの一部分をとらえて実施するのに対して,アイソトニックスは連続的動作として実施でき,フォームや動きの速さ,リズム等も考えて実施できる。
b. したがって専門的筋力トレーニングとしてはアイソメトリックスよりも行いやすい上、効果的である。
c. エネルギーの消耗が多いので筋肥大や筋持久力のトレーニングには有効である。
d. アイソメトリックスより興味あるトレーニングができる。現在どの位の重量で何回位できるといったような達成感が満足できるのでかなり興味深くできる。
デメリット
a. 危険を伴うことが比較的多い。特にヘビー・ウエイトでのクイック・リフトやスクワット,ベンチプレス等では重大な事故につながることがある。
b. トレーニングの効率という点ではアイソメトリックスに幾分劣る。すなわち疲労感が強いのでトレーニングを頻繁にはできない。
c. 取り扱いが幾分煩雑である。
d. 用器具,特にマシーン類は高価である。
e. 格納する,あるいはセットするのに広いスペースを必要とする。
アイソキネティック(isokinetics;等速性)トレーニング
何れの筋力トレーニング法も一長一短があり,何れが優れているということは一概には言えない。原則的にはトレーニングの目的によって両者を使い分けることが肝要である。
(2)筋力トレーニングの強度、時間、頻度、期間の条件
(反復回数、セット数)
強度(Strength or Intensity):できるだけ強い抵抗をかけたほうが筋力増大効果は大きいといわれている。ただし、強度の条件は、筋肥大を目的で行うか、集中性を高めるために行うかによって異なる。筋肥大を主体に筋力アップを目指す場合は、一般的には最大筋力の約70%以上の負荷が必要。これに満たない負荷をかけ続けても、思ったような筋力アップは期待できない。
持続時間 (Duration):トレーニングの種類によって異なる。
頻度 (Frequency):個人差や運動様式のちがい(Isotonics or Isometrics)によって、一概にはいえないが、トレーニングの内容(種目、強度)によって、1日~4日の休息期間が必要。ビギナーやトレーニングレベルの低い者は十分な休息を入れて行う必要がある。
アイソメトリックストレーニングの処方の条件
アイソトニックストレーニング処方の条件
3.筋力トレーニング・プログラムの作成
筋力トレーニング・プログラムを作製するにあたって、上述のトレーニングの原則及びその処方の条件を踏まえた上で、以下の点を考慮するとよい。
1)プログラム作製上考慮すべき条件
(1) トレーニングの目的
体力づくり・シェイプアップの一環
スポーツトレーニングの一部
リハビリテーション・エクササイズの一部
(2) 利用可能な用器具,施設
(3) 個人の諸条件
年齢・性・経験・体力・運動能力等
2)プログラム作製上考慮すべき原則
個人個人によって筋力トレーニングの目的は異なる。しかし、一部のボディー・ビルディングを目指している人や、リハビリテーションを目的にトレーニングを行っている人を除けばすべての人に共通していることがある。それは、トレーニングを行うことで日常やスポーツ活動における身体動作、技術動作そのものが改善、向上されることが、その最終目標であるという点である。そのことを常に意識して、トレーニング・プログラムを作成することが極めて重要であろう。以下に、考慮すべきいくつかのポイントを上げた。
3)筋力トレーニングの代表的システム
普通,筋力トレーニングはセット法(set system)を採用する。これはレペティション・トレーニング方法であり,強い運動を完全休息を入れながら反復実施する方法である。しかし筋肉は馴化の早い組織であるから,トレーニング刺激のバリエーションを考慮することが重要である。以下にトレーニングの変数を考慮しながら重量の変化,フォームや速さの変化,運動種目の組み合わせの変化等を入れて筋肉に多角的刺激を与えるトレーニング・システムを紹介する。
(1)最高10回反復法(10RM System)
各セットとも10RMで実施する方法。運動量が多く筋量を増やすため、シーズンオフのトレーニングに適している。
(2)ピラミッド法(Pyramid System)
セット毎に重量を漸増,漸減していく方法。特に大筋群について強力な筋力を必要とする場合、この方法は有効。
(3)交互反復法(Super Set System)
2種目の運動を選んでこれを1スーパーセットとして行う方法。
(例)
拮抗運動または拮抗筋を選ぶ方法
同一筋群を選ぶことのできる異なった運動種目を選ぶ方法
強い運動と弱い運動を組み合わせる方法
(4)マルチ・パウンディジ法とフォースト・レペティションズ法
(Multi poundage System and Forced Repetitions System)
各セットの間にインターバルをおかずに、何セットかを続けて行う方法
ある運動を重りが上がらなくなるまで続行し、その時点で重りをいくらか落とすという方方法。そしてインターバルをおかずに落とした重量でまた上がらなくなるまで続行し、それを繰り返す。1つの重量を上がらなくなるまで行うのではなく、あらかじめ重さに合わせた回数を設定しておくという方法もある。
(5)パーシャル・レインジ法(Partial Range Method)
パーシャル・レンジとは可動域を限定して行う筋力トレーニングのこと。※可動域を目いっぱい使う動作はフルレンジという
例えばベンチプレスだとバーベルが胸につくまで下さずにバーベルを押し上げる動作を繰り返すトレーニング法のこと。
(6)スプリットルーティーン;分割法(Split Routine)
運動種目や運動強度、体のトレーニング部位を日によって分けて実施する方法
(7)プレイグゾーション法(Pre Exhaustion System)
スーパーセット法の応用で、2種目の組み合わせ方にさらに工夫を加えています。
(8)レスト・ポーズ・トレーニング(Rest Pause Training)
マルティ・パウンディジ法の応用。1~3RMの重量で始め、継続不可能となったら休息(15~20秒)を入れ、この間にすばやく重量を減らして1~2回実施する。
トレーニング機器使用についての諸注意
準備運動(ストレッチ)、ウォーミングアップを十分に行う。
エリア内清掃など衛生面に留意する(飲食禁止)。
エリア内を移動する時は、(特に寝た姿勢などで)他のトレーニングを行っている人に注意する。
タオルを持参する。シートや器具について汗はふき取っておく。
トレーニング動作は一定のリズムで行い、怒責による心臓・血管系への負担を避けるため、極力、呼吸を止めないようにする。
器具を使用する時は、あらかじめ不備や故障がないかチェックする。
トレーニングは、必ず2人以上1組で行う。1人が運動を行っている間、他の1人が動きや機器のチェックを行う。周囲の状況にも注意を払う。
負荷は軽めのものから行う。特にトレーニングの初期では、動作に習熟した後に負荷の増量を行う。
トレーニングを行う足場に注意する。上履きは必ず着用する。
床からウェイトを持ち上げるときは、背をのばし、胸をはるようにする。
トレーニング実施中体に異常を感じたら、直ちに運動を中止する。
トレーニング機器の上で休まない。また機器の上に物を置かない
ウェイトトレーニングは、以下の基本動作を組み込んだ、運動方法です。
「押す(プレス)」⇔「引く(プル)」
「上げる(レイズ)」⇔「下げる(ダウン)」
「巻く(カール)」⇔「伸ばす(エクステンション)」
ウェイトトレーニングの運動方法の名称に、必ず、プレス・プル・レイズ・ダウン・カール・エクステンションという用語がつくのは、その動作を表しているからです。
3)筋力トレーニングのメニュー
筋トレメニュー一覧 (筋肉大全)
大胸筋
ベンチプレス ナローグリップ・ベンチプレス
ワイドグリップ・ベンチプレス インクライン・ベンチプレス
デクライン・ベンチプレス ダンベル・ベンチプレス
ダンベル・フライ インクライン・ダンベル・ベンチプレス
インクライン・ダンベル・フライ プッシュアップ(腕立て伏せ)
ディップス
大腿、下腿
スクワット
重要なポイント
「膝をつま先からださないように」
「腰を丸めない」
⇒「骨盤前傾を保ったまま、股関節の軽度屈曲」
ナロースタンス・スクワット
ワイドスタンス・スクワット クォーター・スクワット
フルスクワット シッシー・スクワット
ヒンズー・スクワット シングルレッグ・スクワット
ブルガリアン・スクワット フロント・ランジ
サイド・ランジ レッグ・プレス
レッグ・エクステンション レッグ・カール
カーフレイズ シングルレッグ・カーフレイズ
ドンキー・カーフレイズ
上腕二頭筋
バーベル・カール ダンベル・カール
インクライン・ダンベルカール ハンマーカール
コンセントレーション・カール プリチャーカール
バックハンド・カール ケーブル・カール
上腕三頭筋
ワンハンド・トライセプス・エクステンション トライセプス・キックバック
ライイング・トライセプス・エクステンション トライセプス・プレスダウン
バーベル・トライセプス・エクステンション リバース・プッシュアップ
ケーブル・トライセプス・エクステンション ナロー・プッシュアップ
サイドライ・トライセプス・エクステンション ナローグリップ・ベンチプレス
前腕
リスト・カール リバース・リスト・カール
肩の筋トレ
肩
フロント・レイズ サイドレイズ
リア・レイズ ショルダー・プレス
フロント・プレス バック・プレス
アップライト・ローイング シュラッグ
背中(上) 広背筋
チンニング インクライン・チンニング
ラットマシン・プルダウン ワンハンド・ダンベル・ローイング
ベントオーバー・ローイング プルオーバー
ケーブル・ローイング
背中(下) 脊柱起立筋
デッド・リフト バック・エクステンション
バック・レイズ ボディーアーチ
腹筋
クランチ ツイスト・クランチ
サイド・クランチ シットアップ
ツイスト・シットアップ ドラゴン・フラッグ
レッグ・レイズ1 レッグレイズ2
ヒップ・レイズ ヒップ・スラスト
Vシット ニートゥチェスト
サイドベンド リバース・トランク・ツイスト
シザーズ トランク・カール
リバース・クランチ
臀部
ヒップ・リフト バック・キック
フロント・ランジ プローン・シングル・レッグレイズ
ワイドスタンス・スクワット ヒップ・アブダクション
首
レスラー・ブリッジ リバース・レスラー・ブリッジ
ネック・エクステンション ネック・フレクション
サイドネック・フレクション
筋肉大全
J 柔軟性の運動プログラム p162
K トレーニング効果の維持 p165
第8章 心疾患患者の運動処方
E 心疾患患者の持久性運動トレーニングの利点 p193
F 心疾患患者のレジスタンストレーニング p194
H 特殊な心臓病患者集団
心筋虚血
狭心症患者への運動処方とトレーニングの考え方
うっ血性心不全
心不全患者への運動処方とトレーニングの考え方
第9章 運動処方に影響するその他の疾患
D 高血圧 p221
E 肥満 p225
F メタボリック症候群 p229
J 肺疾患 p239
第10章 小児と高齢者に対する運動負荷試験と運動処方
Section Ⅳ 付録
付録D エネルギー代謝の計算 p299
A VO2の測定
B エネルギー消費の推定・代謝計算
C 代謝計算の活用
付録E 環境的考察 p315
A 暑熱と湿度
B 寒冷・風・雨
C 高所暴露
付録E 環境的考察 p326
A アメリカスポーツ医学会(ACSM)の認定と公表
B ACSM認定プログラム
D ACSM認定のための知識、技術、および能力
●メッツ METS(metabolic equivalents)
様々な身体活動におけるMETSに関する表
身体活動時の代謝量が、安静時の何倍に相当するのかを示す尺度のこと。メッツとは、当該身体活動におけるエネルギー消費量を座位安静時代謝量(酸素摂取量で約3.5 ml/kg/分に相当)で除したもの。
※1METは、「座位安静時代謝量(酸素摂取量で約3.5 ml/kg/分に相当)」。すなわち、1メッツで運動(活動)しているときには、体重1kgあたり・1分あたり・酸素3.5mlを使いってエネルギーを消費していることになる。座位安静時代謝量の2倍に相当する運動(活動)は2METs、3倍に相当する運動(活動)は3METsと表す。
●エクササイズの身体活動量に相当するエネルギー消費量
簡易換算式:エネルギー消費量 (kcal) = 1.05 x エクササイズ (メッツ・時) x 体重 (kg)
すなわち、60kgの体重の人が2 METsに相当する運動を1時間行った際のエネルギー消費量を求めると、1.05 x (2 METs x 1時間) x 60kg = 126 kcal となる。
本実習では、各自の1MET、すなわち、「座位安静時代謝量(1分あたりの酸素消費量)」を実測しているので、この値を用いれば、より正確な数値を求めることができる。
1リットル(1000ml)の酸素消費量は約5Kcalのエネルギー消費量に相当するため、
本実習で求めた、座位安静時の1分あたりの酸素消費量が250mlならば、
5 kcal x 250ml/1000ml = 1.25 kcal のエネルギー消費量に相当することになる。
この値は1METsに相当する。現測定時点であなたは、約1.25kcal/分の代謝を行っていることになる。
仮に、その状態で24時間(1440分)安静にしていれば、1.25kcal/分 x 1440分= 1800 kcalのエネルギーを消費することになる。この値は、上記に述べた座位安静時代謝量(1METs)に相当する。
実測値に基づき、3 METsに相当する運動を1時間、2 METに相当する運動を2時間行った際のエネルギー消費量を求めると、(1.25 kcal/分 x 3 METs x 60分) +(1.25 kcal/分 x 2METs x120分) = 225 kcal + 300 kcal 、トータル525 kcal 運動時にエネルギーを消費したと計算される。
morinomiya.univ.lecture.1@gmail.com
〈健康づくりのための運動基準・指針〉
健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)(PDF:1,216KB)
健康づくりのための運動基準2006(PDF:519KB)
これらの英語版、中国語版及び様々な運動の強さを表したメッツ値表は独立行政法人国立健康・栄養研究所のHPよりご覧頂けます。
健康づくりのための運動に関する文献は、財団法人健康・体力づくり事業財団のHPより検索することができます。
■ガッテンコラボ:脳科学で 食欲がコントロールできた!
※ NHKあさイチ2011年9月28日放送
【ガッテンで大反響!脳科学で食欲抑え体重激減】
◎専門家ゲスト:坂田利家(大分医科大学名誉教授、久恒病院 生活習慣病科)
●食欲を抑えられない深~いワケ
●人間の食欲を増進させるものあぶら、甘み、うまみ、ストレス、睡眠不足、グルメ情報、香り、見た目 などなど。→食欲を意志の力で抑えるのはとっても難しい。
●世界初の発見!食欲を抑えるのは脳内のヒスタミン
大阪大学医学部第二薬理学講座
●150キロの男性も“噛(か)む”で大幅減量
●食べて食欲が抑えられる、夢の食品!
ヒスチジン(脳内でヒスタミンに変化)を含む食品:本マグロ、カツオ、ぶり、さば、さんま等(赤身魚や背の青い魚に多く含まれる。)