【1.細胞】
1話 細胞のしくみ 5分
2話 体を作る4つの組織 6分
生物の基本知識
1話「細胞」 3分20秒
2話「細胞小器官」 2分30秒
生物のしくみ
オマケ2話「体内の恒常性」7分40秒
★細胞を構成する物質
生きものはすべて細胞からできている。そして細胞は、水、タンパク質、核酸、炭水化物、脂質などの有機物、その他、若干の無機物から構成されている。
★ 細胞
細胞小器官
動物の真核細胞
細胞の中のタンパク分子の動き-中学(107秒)
蛍光顕微鏡での観察を通して、細胞の1つ1つの中で無数のタンパク質が動いていることを知る。
★動物細胞
動物のからだをつくっている細胞を動物細胞という。1839年ドイツのシュワンが、動物も細胞でできていること(動物細胞説)を提唱した。 動物細胞には、核、細胞膜、細胞質基質、ミトコンドリア、ゴルジ体などの小器官がある。しかし、植物細胞に見られる細胞壁、葉緑体、液胞はない。また、動物細胞には細胞分裂に関係する中心体がある。 動物細胞には、ヒトの赤血球のように0.008mmのものからダチョウの卵まで、さまざまな大きさのものがある。しかし、大きな動物では、からだをつくっている細胞が大きいのではなく、細胞の数が多いことが原因である。例えば、人は約100兆個の細胞からなっている。 一つの細胞で生きている原生動物やヒトのような高等な動物でも、細胞の基本構造には、共通しているものが多い。
★細胞の大きさ
生物の中には単細胞生物のように一つの細胞だけで生きているものもいるが、同じ機能をもつ細胞が集まってからだをつくっている細胞群体もある。さらに、分化した機能をもつ多数の細胞からなる多細胞生物がいる。 例えばアメーバやゾウリムシは一つの細胞で生活している。細胞群体のボルボックスは数百から数万個の細胞が集まってひとつの集合体をつくっている。また、ヒトは約100兆の細胞が集まってからだができている。ヒトやゾウでからだの大きさが違うのは、細胞の大きさではなく細胞の数が違うからである。
★モデル化した細胞を見る(3D細胞エクスプローラ)
生物のからだが大きくなるのは、細胞の体積が大きくなるのではなく、細胞の数が増えるからである。動物のクジラや植物のサクラなども、一つの細胞から誕生し、分裂を繰り返すことによって細胞の数を増やし、大きなからだを作っている。 細胞の大きさは、生物の種類や組織によって異なるが、人体細胞の直径は6μm~25μm(0.006mm~0.025mm)といわれている。小さな細胞では、ウィルスと細菌の中間的存在であるマイコプラズマが直径約0.2μmとして知られている。また、大きな細胞では動物の卵があり、イクラ(サケの卵)は直径約5mm程度である。最大の細胞といえるのはダチョウの卵であり、これは長い方の直径が15cm、質量は1600gにもなる。