お知らせのツール・マニュアルの内容を理解された方向けに、授業を運営する上で役立つかもしれない小ネタを載せていきます。
この授業はどのような授業形態なのか。オンデマンド型なのか、ZOOMなどの同時双方向型なのか、ハイブリッド型なのか
成績評価をどのようにするのか
出欠はどのようにするのか
質問の方法・回答のタイミングはいつになるか
オンライン講義でも期末試験は可です。実施の場合は学生に周知しておく
Zoomに参加者の顔(ビデオ)はホストや共同ホストには見えるけれど、参加者はお互いの顔が見えないフォーカスモードが追加されました。具体的には、Zoomアプリの3点メニュー(詳細)を開くと「フォーカスモード開始」が出てきます。
教員としてはビデオをつけてほしいけれど、他の学生には顔を見られたくない学生がいる場合、役に立つ機能かと思います。
Zoomクライアントの最新版「5.2」で、画面共有時にスライドをバーチャル背景にしてプレゼンできる機能が新たに実装されました。これによって、指差しをしながら、授業を行うことができるようになります。
具体的には、画面共有から「詳細」→「バーチャル背景としてのPowerPoint」を選択します。
詳しくは次の動画で解説されていますので、お試しください。
Comment Screen(コメントスクリーン)はプレゼンを行っている画面にニコニコ動画風のコメントを流すことができるサービスで、Zoomなどで学生からの反応がなくて困っている、もしくはもっと学生とコミュニケーションを取りたいと思っている方におすすめです。コメントの投稿は専用サイトからログインなし、かつ匿名で投稿できるため、学生からしても気軽に投稿できます(その反面、誰が書いたかはわからないので、その点だけはご注意ください)。
使い方はサインアップして、アプリをダウンロード・インストールすれば、そこにやり方が書いてあるので大変簡単です。
利用していたことのある人の感想(効果など)については↓のページがよくまとまっています。
https://machikado-career.com/2020/04/15/commentscreen/
私もやってみましたが、意外と楽しいサービスです。ただ、毎週ある授業などで使った場合、少しマンネリ化する危険性もあるので、反応を求める授業運営が必要かもしれません。
リアルタイム型の授業をしたいけれど、Zoomのブレイクアウト機能を使う必要がない、例えば専門ゼミなどに有効です。
Google Chromeだけで、すなわちすべてGoogleのサービスだけで完結できます。Zoomの細かい設定も不要です。
Zoomのネガキャンニュースを見て「Zoomは嫌です」と言う学生がいるクラス・専門ゼミナールにおいても有効です。
なお、学生に発言させないのであれば、強制的に全員をミュートにして、チャットだけにすることもできるので、通常の講義でも利用可能です。
参加者をミュートにする方法などは、https://support.google.com/a/users/answer/7501121 をご覧ください。
一旦ミュートにすると、プライバシーの観点からホスト側からは解除できないようになっています。
※1ログがとれないので、誰が参加したかは自動的にはわかりません。チャットのログはとれます。出席は課題などで代替してください。
※2レコーディングもできないので、講義内容を後で見せることもできません(Enterprise版はレコーディングできるのですがEdu版はできないようです)。
※3Zoomのように手を挙げる機能などもありませんので、10人前後のクラス、もしくはクラスサイズに関わらず言いたいことがあればチャット欄でしか受け付けない時に向いています。
※4出来ることは「250人まで配信できるWeb会議、ホストだけでなく参加者も画面共有ができる、参加者間でのチャット、全員を強制ミュートにする」くらいです。それゆえに、使い方も簡単です。
グループワークを学生にさせる予定の先生はZoom+MoodleもしくはZoom+Classroomをご利用ください。
それではまず、こちらの資料をご覧ください。https://storage.googleapis.com/teachfromhome.appspot.com/ja-toolkit.pdf
学生側から画面共有も可能ですので、学生にプレゼンをしてもらうこともできます。
また、非常にシンプルな画面構成になっており使いやすいのが特長で、Classroom/カレンダー/Meet間の連携がスムーズです。
(動画の作りが雑ですが)ゼミの4年生(吉村瑞姫さんと黒木史織さん)に協力してもらい、動画で実際にやってみましたので、ご覧ください(約10分)。
Classroomそのものの詳しい使い方については昨年12月に横田先生が実施されたFDでの資料をご覧ください。
個人的には講義動画の制作はあまり楽ではないように感じていますが、次年度に反転授業(事前に映像を見てきてもらい、授業中はその知識を前提とした授業を行う方法)を実施したいと考えていたり、今年度制作したものを休講課題とするなど、次年度以降も使える授業資源にしたいと考えている場合は、この方法が効率的です。
まず、授業コンテンツをご用意ください。作り方は本サイトのトップページにある「講義動画の作り方」をご覧の上、1回の授業につき、次のコンテンツをご用意ください。
15分程度の講義動画を3つ と 各講義動画に対応する授業内課題を3つ の計6コンテンツ。
テーマ①講義動画・・・15分以内(mp4形式)
テーマ①に即した授業内課題・・・10分以内に終わる難易度
テーマ②講義動画・・・15分以内(mp4形式)
テーマ②に即した授業内課題・・・10分以内に終わる難易度
テーマ③講義動画・・・15分以内(mp4形式)
テーマ③に即した授業内課題・・・10分以内に終わる難易度
全体を3分割にする理由は2つです。
学生の集中力を持続させるため。
細切れの動画の方が再利用しやすいため。
授業内課題は参考として、次の3種類にしてあります。授業回や授業の種類によって使い分けてください。その際の、提出方法の指示は以下からコピーしてご利用ください。
リアクションペーパー相当のもの
「1つ目の動画【XXXX】を観た上で、【XXX】について考えを述べなさい。本課題はドキュメントを使って提出しなさい。」
選択肢のある小テスト(GoogleFormを利用しています。小テストの作り方はClassroomのマニュアルをご覧ください。)
「2つ目の動画【XXXX】を観た上で、小テストに解答しなさい。」
図や数式などを手元の紙に書かせてその画像を提出させる
「3つ目の動画【XXXX】を観た上で、次の【XXX】をノートや白紙に書きなさい。書いた紙をスマートフォンのカメラで撮影して、その画像を提出しなさい。」
1と2についてはClassroomのFDで説明した通りです。3はあまり説明しませんでしたが、学生はスマートフォンにClassroomアプリを入れていますので、紙に書いた回答などをカメラで撮影させて提出させることも可能だということです。やり方がわからない学生には次の画像を見せるように指示してください(この画像をClassroomに資料として掲載してしまっても構いません)。また、同様のやり方で動画を学生に提出させることもできます。例えば、口元を映して語学の発音を記録した動画を提出してもらうことも可能です。
【学内サービス】学外からですとL2TP-VPNもしくはSSL-VPNサービスの利用が前提ですが、後述する「Classroomの成績を大学の成績評価のシートに転記する方法」に必要になりますので掲載いたします。manabaを利用したことのある先生はわかると思いますが、Classroomはmanabaほど利便性の高いシステムではありません。それゆえにシンプルで使いやすい面もありますが。
今回は、SSL-VPNを使って、簡単に取得できる手順についてご紹介します。
https://sslvpn.reitaku-u.ac.jp/login/
にアクセスして、大学のシステムにログインするためのIDとパスワードを入力してください。
大学のシステムにログインするためのIDとパスワードを入力してください。
履修者リストやClassroomのメールアドレスをコピーして、入力欄に貼り付けて、検索ボタンをクリックして終了です。
CSVファイルもダウンロードできます。
※実行後はSSL-VPNをログアウトしておいてください。
先に、「学生の名前や学籍番号からメールアドレスを一括で取得する(その逆も可能)」をご覧ください。
なぜ、この内容をのせているかというと、Classroomを使ったことのある先生は知っているかもしれませんが、Classroomでは学生の学籍番号のデータを持っていません。
何で学生個人を識別しているかというと、メールアドレス(@reitaku.jp)となります。
ということは、成績評価のとき、大学に提出する書類には学籍番号や名前、一方でClassroomで出力した総合成績にはメールアドレスと学生がGmailの表示に使っている名前のみが出力され、Classroomのスコアがそのまま成績処理のシートに使えないわけです。
手順は次の通りです。
履修者名簿もしくは成績評価のためのExcelシートの学籍番号をコピーして、本学のメールアドレス検索にかけます。
出力されたシートには学籍番号とメールアドレスの組み合わせがペアになっています。
Excelのvlookup関数を用いて、このシートのメールアドレスを検索値として、Classroomから出力した成績データの検索をかけて終了です。
メールアドレスをキーにしてすぐに成績の転記ができることをご承知おきください。
「vlookup関数」については、https://dekiru.net/article/15221/ をご覧ください。
Facebookで次のグループが公開されています。是非、参加していただきまして、必要なトピックを検索してみてください。必要な情報が見つかるかもしれません。
大変役立つ資料が掲載されています。文科省や文化庁の方の講演もあり、新しい情報がわかりやすく入手できます。
https://www.highedu.kyoto-u.ac.jp/connect/teachingonline/
著作権、ハイブリッド型授業のタイプなど最新の情報が充実しています。