遠隔授業支援ツール・マニュアル集


Updated!【最初にこちらをご覧ください】遠隔授業のポリシーについて

参考:

New! 2020年度後期遠隔授業に関する全学FD会議の資料

FD会議のビデオの視聴をご希望の方は、大学ITソリューションセンターまでご連絡ください。

著作権について

2020年4月28日に「授業目的公衆送信補償金制度」が早期施行2020年度は補償金額が無償となることより、遠隔授業でも対面授業とほぼ同様に著作物を扱える見込みです。制度が早期施行されたからと言って、従来の対面授業における著作物の扱いを超えることはできませんので、ご注意ください。教育活動における著作物の扱いについては参考3をご確認ください。(2020/4/24 更新)

参考:

  1. 授業目的公衆送信補償金制度の早期施行について(文化庁)

  2. 「平成30年著作権法改正(授業目的公衆送信補償金制度)の早期施行」(岸本織江 文化庁著作権課長 、国立情報学研究所主催【第4回】4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム)

  3. 学校における教育活動と著作権(文化庁) (「授業目的公衆送信補償金制度」が施行される前の資料であるため、遠隔授業での扱いはNGと書かれています

  4. 「改正著作権法第35条運用指針(令和2(2020)年度版)」を公表(著作物の教育利用に関する関係者フォーラム)

遠隔授業のポリシーを受けての教育コンテンツ制作に関する基本的な考え方

まだ、「遠隔授業のポリシーについて」をご覧になっていない先生はそちらをご覧ください。本ポリシーを受けて、以降のマニュアル・ツール類の使い方及び教育コンテンツ制作に関する基本的な考え方について説明します。

まず、左図の通り、麗澤大学のオンライン授業は次のように3層構造になっており、「Moodle」と「Classroom」を中核として、課題たり、レポートを受け取ったり、教員が学生とコミュニケーションを図っていく仕組みになっていることをご理解ください。

すなわち、次の2点が今私たちに求められていることになります。

  1. 教育目標を達成するのに最も適した授業形態を選択し、そのための教育コンテンツを制作すること。

  2. MoodleかClassroomのいずれか一つの授業管理システムの理解と利用が必須であること。

以下において、この2点と各ツール類・スキルの関係について説明していきます。

1.教育目標を達成するのに最も適した授業形態を選択し、そのための教育コンテンツを制作することについて

  • リアルタイム型の授業をわずかでも行う可能性があるのであれば、FD講習を受けて、ツール3のZoomの資料をしっかりとご確認ください。なお、リアルタイム型の授業においてグループワークをさせないのであれば、Zoomを使わない方法もありますので、Tipsのページをご確認ください。

  • オンデマンド型の授業の運用において、講義資料を配信される場合には、本ページの「講義動画の作り方」をご確認の上、コンテンツを制作ください。本件に関するFDを開催する予定はありませんので、無理のない範囲で教育効果の高そうな手法を選択の上、講義動画をご準備ください。

  • リアルタイム型・オンデマンド型に関わらず、授業内もしくは授業後に小テストやリアクションペーパーなどを課して、すみやかにフィードバックを行う必要があります。今までペーパーベースで行ってきた先生が多いと思いますので、事前にリアクションペーパーの課題をファイルにまとめておいたり、MoodleやGoogleFormなどを使って小テストを作成しておく必要があります。GoogleFormを使った小テストの作成については、ツール2のClassroomの資料をご確認ください。

2.MoodleかClassroomのいずれか一つの授業管理システム(LMS)の理解と利用が必須であることについて

私たちとしては、講義動画の作成よりもこのLMSを使いこなす方が困難であると考えています。そこで、これまでLMSの利活用をされた経験のない先生につきましては、Google Classroomの利活用をお勧めしています。理由はMoodleよりもClassroomの方が機能が絞られており、画面や配置されているボタンなどが少ないため、理解しやすいからです。
※講義動画を配信する際は、動画配信方法をご確認ください。GoogleDriveでは、DLさせない設定などが可能です。

授業URL(登録コード)の通知方法

学生がオンライン授業を受講するには、 Moodle や Google Classroom の登録コードや授業の起点となるURL(対面授業における教室番号に相当)を知る必要があります。2020年度前期授業については、Webシラバスの「Moodleコース/ClassroomのURL」欄にURLを記載し、Classroomについては「担当者からの一言」にクラスコードを記載することで、学生に通知することになりました。以下に教務・教育企画室からの教員むけお知らせを示します。所定の期日までにWebシラバスの修正をおこなうことになっておりますので、ご対応のほどよろしくお願いいたします。

遠隔授業への対応のためのシラバスの修正のお願い

講義動画の作り方

大阪府立大学高等教育開発センターが、講義動画の作り方をYouTubeに載せていますので、あらかじめコンテンツを作成しておきたい先生はご覧の上、お試しください。

https://www.youtube.com/channel/UCIfV5anpq3i6nRU68y-NopA

  • ZOOMで一人会議をして作る。【推奨】

  • ZOOMで講義しているところを撮影して作る。

  • PowerPointにナレーションを入れて作る(Win&Mac)。【ファイルサイズが大きくなるため、非推奨】

  • MacのKeynoteを使って作る。

講義動画作成に使用するスライドについては、↓のオンライン授業向けスライドのユニバーサルデザインの内容に配慮して作成いただきますようお願いいたします。

また、Zoomの背景にパワーポイントのスライドを表示して授業を行うことも可能になっています。詳細はTipsのページをご覧ください。

オンライン授業向けスライドのユニバーサルデザイン

オンライン授業向けスライドのUD.pdf
オンライン授業向けスライドのUD_簡易版.pdf

動画配信方法

動画配信の方法と注意点(麗澤大学版)

遠隔授業で動画配信を行う場合の3つの方法と注意点について解説します。先生方の目的にあわせて、安全性を確保しながら動画メディアの配信や教材提供を行ってください。本学ではできるだけGoogleDrive上に動画データをアップし共有リンクを提供するという方法で動画配信することを推奨しています。設定方法などは資料を参照してください。(国際学部匂坂作成)以下のリソースへは、麗澤大学のGoogleアカウントでアクセスしてください。

video_dist_v1.pdf

各種ツール

ツール1:Moodle

Moodleでコースを作成する先生は下記のマニュアルご覧ください。麗澤大学のGoogleアカウントでアクセスしてください。学内のみで運用いただき、外部への公開はお控えください。

Moodleに関するディスカッション(Moodle フォーラム) *麗澤大学のアカウントでアクセスしてください。(ファシリテータ:千葉/匂坂)

ツール2:Google Classroom

Google Classroomでコースを作成する先生は下記のマニュアルをご覧ください。経済学部横田理宇助教作成。麗澤大学のGoogleアカウントでアクセスしてください。学内のみで運用いただき、外部への公開はお控えください。

外部リンクですが、わかりやすい説明動画について、ご紹介します。

Google Classroom Hands-on_20191219.pdf

GoogleClassroomに関するディスカッションMoodle フォーラム)*麗澤大学のアカウントでアクセスしてください。(ファシリテータ:上村/吉田/横田)


ツール3:Zoom

外国語学部花田太平准教授、佐藤良子講師、経済学部横田理宇助教監修・作成。以下のリソースへは、麗澤大学のGoogleアカウントでアクセスしてください。現在編集中につき学内のみで運用いただき、外部への公開はお控えください。

Zoomの基本的な使用方法 麗大 ver.1.0.pdf
Zoomの推奨設定(教員ライセンスユーザー版)麗大 ver.1.0.pdf

Zoomに関するディスカッションMoodle フォーラム 麗澤大学のアカウントでアクセスしてください。ファシリテータ:花田佐藤

ツール4:麗澤ポータル

以下より麗澤ポータルへログインしてください。(教員、学生共通URL)

MoodleやClassroomにシラバスへのリンクを貼る時の注意点

先生方がシラバスを編集したり・閲覧するときに表示されるURLは学生からは見えないようになっています。

例えば、「Moodleに授業の流れはシラバス(リンク)をご覧ください」と入力し、リンク先に先生方が閲覧するページのURLを指定してしまうと学生からは見えないのです。

そこで、 Moodle/Classroom など各種LMSに学生が閲覧可能なシラバスへのリンクを載せたい場合は、
https://cplan.reitaku-u.ac.jp/public/web/Syllabus/WebSyllabusKensaku/UI/WSL_SyllabusKensaku.aspx
から、ご自身の科目を検索し、表示されるURLをLMSに掲載ください。

なお、上記URLから参照できるシラバスには、担当教員の連絡先電子メールアドレスおよび Moodle/Classroom などLMSのURLは掲載されていません。学生が授業のLMSを登録する際は、麗澤ポータルの「Webサービス」の時間割から履修登録した科目のシラバスを開くよう周知しています。

Google formを用いた「出席を兼ねた課題」についての理解

2019年度以前、キャンパスで授業をしていた時、教室内で授業終わりに学生にリアクションペーパーを書かせて回収していた先生が多かったと思います。基本的にはそのイメージがオンラインにおける「出席を兼ねた課題」に該当すると考えています。A4サイズのペーパーに目一杯書かせていた先生は(試験を除き)、いなかったのではないでしょうか。まず、分量はその程度であるとイメージいただきたいです。

そして、「出席を兼ねた課題」はオンライン授業における双方向性を確保する手段としても非常に重要な意味を持ちます。
「オンライン授業とは」について再掲すれば、次の2つを満たす必要があるわけです。

  1. メディアを利用して、遠隔で映像・音声のやりとりをおこなうリアルタイムの授業個別指導(質問対応・フィードバック)

  2. メディアを利用して講義内容を教授し、その後、学生の意見・質問・コメントに応対する授業

すなわち、比較的、人数の多い講義型の授業においては、
①140文字以下の文章(Twitter基準)を書かせて、後日、その内容についてフィードバックする(点数をつけるorコメントを返す、授業中に見本となるものを紹介する)。
②解答をセットした選択問題(4択問題を2つか3つ)を解かせ、どこが間違っていたかを自動返信し、正答を次回の授業などで説明する。
のいずれかが毎回の授業において必要になってきます。

教室で書かせ、教室で回収していたリアクションペーパーと異なり、「①と②のいずれも、授業をきいていなくても解答できてしまうのではないか?」という疑問があろうかと思います。そのための措置としては、

  1. 課題やリアペのお題は本文には掲載せず、映像の中で出題する(配布資料にも掲載しない)

  2. 小テストの問題や選択肢を映像の中でのみ出題し、フォーム上では選択肢の記号から選択形式で設定する

  3. 授業をきいていないと回答できない・間違えてしまう設問とする

  4. 授業中に話したキーワードが入っていなければ、スコアを下げる

などが有効と考えられます。

最後に注意点です。「メールアドレスを収集する」にチェックが入っていない状態で出題し、誰が解答したものかがわからなくなってしまうケースが前期にありました。必ずチェックが入っていることを確認して出題をしてください。

オンライン授業 健康・安全のてびき

オンライン授業 安全のてびき.pdf

録画・授業配信スタジオの設置について

【Updated】2021年度9月以降の配信スタジオ仕様変更と予約こちら
スタジオの説明、および利用方法につきましては下記文書をご参照ください。
(スタジオ1, 2は施錠されています。手順は下記文書で説明されています。)

録画・授業配信スペースの設置について

教員むけハードウェア貸し出しについて

遠隔授業の準備および実施に必要な機材として、USB接続のWebカメラ (ロジクール C270n)、USBヘッドセット (エレコム HS-HP27UBK)、および非常勤教員むけにノートパソコン(Windows および Macintosh)を貸し出しいたします。オンラインの貸し出し申請フォームからご連絡ください。申請フォームは麗澤大学のアカウントにてログインいただく必要がございます。

Webシラバス最終確認のお願い

学生むけの「授業の受け方について」のお知らせ(PDF文書とビデオの2つの形式で公開しています)とともにご参照いただき、最終確認をお願いいたします。 (2020/5/3更新)

シラバス最終確認のお願い.pdf