【電線にノスリ?:松本市新村】2011.1.11

松本市内の新村、島立周辺で、時々電線にいるトビではない小さな猛禽類を見ていました。

結構交通量の多い道沿いでしたので、後ろから来る車が気になり、なかなか止まれず、写真を撮れないでいました。

でも11日、やっと撮ることができました。ノスリの幼鳥でしょうか?可愛いですよね。

ノスリは冬には全国で見られるようですが、秋には渡りもするようです。でも当日の朝、周辺に何羽かの似たような個体を見ていますので、渡りをしなかった仲間かも知れませんね。ノスリならば、長野県では準絶滅危惧となっています。

工場で子育てをしているチョウゲンボウは、2009年に友達の案内で見させていただいたことがありましたが、写真を比べてもどうも違います。

この鳥は、いつも電線でしか見たことがなく、電線から電線を移動して、猟をしているのかも知れません。ノスリでしょうか?

付近には田んぼがあり、その周辺に民家が点々としているような所です。交通量が激しい道路も近くに走っていますが、慣れれば鳥にとって車は気にならないのかも知れませんね。

脇道に入り、カメラを向けやすいようにUターンして戻り、そっと100メートル以内に近づきます。車のエンジンを止め、300ミリのレンズで捉えることができました。

あまり動かないので、何となく、もうちょっと近づけそうです。

そこで車を50メートルほど近づけると、隣の電線に飛んでしまいました。

そこで羽をしばらく休め、こちらを気にしていました。そして糞をしたかと思うと、また飛び立ってしましました。糞が見えますか?

今度は400から500メートルほど離れた、民家の方に行きます。車で追いかけて探すと、やはり電柱に止まっています。余程電柱がお気に入りなんですね。

そこに延びている電線に、何十羽ものスズメが止まったり、かと思うと、電線の下の田んぼに一斉に降りて、何かをついばんでいます。でも一向にスズメを気にする気配はありません。満腹なんでしょうか?

100メートルほど離れた位置に車を止め、じっと見ていますと、いつの間にか、先にいた方に飛んで行ってしまいました。

この周辺が、この鳥にとってのエリアなんでしょうね。きっとまた会えるような気がしています。