【オオルリシジミの天敵ウスベニオウノメイガの巣と幼虫:長野県】2010.8.9

クララを食草としているのは、オオルリシジミだけではありません。ウスベニオウノメイガもクララを食草としており、クララの花穂にしか産卵しないオオルリシジミと同じようにクララの花穂を食べ、網の中で幼虫が育ちます。

ウスベニオウノメイガの巣:東御市にて 2010.6.8

アメリカシロヒトリかと思うような幕を花穂に張り巡らし、花穂をすっかり包み込みます。オオルリシジミが産卵する頃に、長野県東御市のあちこちで見かけました。

オオルリシジミがすでに発見されなくなった大町市にもクララがあり、5センチほどに成長したウスベニオウノメイガが、クララの花穂にいました。

実はこのウスベニオウノメイガ、栃木県ではレッドデータブックに入っており、絶滅危惧Ⅰ類となっています。

http://www.pref.tochigi.lg.jp/shizen/sonota/rdb/gaisetsu/7/15.html

どんなガになるのか、成虫が楽しみですが、とりあえず幼虫をアップしました。幼虫が苦手な方、ごめんなさい。