【ひらり・オオルリシジミ長野県東御市】2010.5.29
食草のクララに止まるオオルリシジミ 2010.5.29
「ほらそこに」、「こっちにも」。小山さんが指差す方向にひらりと舞うオオルリシジミが、あちらにもこちらにも。カタバミの近くを舞うヤマトシジミの倍もある大きな翅に圧倒されます。風が吹くと土手の雑草にじっとしがみつき、草が揺れても吹き飛ばされまいと必死につかまっている姿はけなげでした。
昨年は花穂が140本ほど、何者かにより持ち去られたとのことでしたが、小山さんは「自然の天敵も多いです」と言います。「最初の飼育の時には、蛹の段階で寄生蜂にみんなやられており、飼育のネットを取ったら、ブヨのようなハチが一斉に出てきた時はショックでした」と、辛い経験を話してくださいました。
地域の人に理解していただきながらの土手の草刈り、農薬など、課題はたくさんあるようです。オオルリシジミも厳しい環境を生き抜いているのですね。
シーズン中は、シチズンファインテックミヨタ北御牧事業所受付けで住所、氏名、電話番号などを書くと、敷地内のチョウの観察をさせていただけます。
オオルリシジミ 2010.5.29
オオルリシジミ 2010.5.29
問い合わせ
◆ シチズンファインテックミヨタ北御牧事業所(月曜日から金曜日)
電話:0268・67・1800(代)
◎ 必ず受付けをしてからお入りください。