問題例 その1: 「 開発の途中に、自分に関係しそうな問題が起こったら、隠しておいたほうがいい。まわりがうるさいだけ。誰も助けてくれない。」 透明性が乏しく、チームで協力する環境が整っていない。
対策案:リーン製品開発の手法、可視化ワークフロー管理 (Visual Workflow Management )の適用を試みる。チームとして、障害や問題に対処する環境が整う。
問題例 その2: 「 新製品開発の出荷日は、幹部のお気に召すまま、製品責任者が決めればいい。技術屋は、情熱をもって、それに従うだけ。」 ファンクション(機能開発部門)に属するエンジニアのコミットが製品開発計画に反映できていない。技術の成熟度に対するオーナーシップはあるが、製品計画に対するものが欠如しがちとなる。
対策案:リーン製品開発の手法、プロジェクト・プランニング・イベント(Project Planning Event)の適用を試みる。チームとして、製品計画を策定し、製品出荷予定日をコミットする。
問題例 その3: 「 新製品開発は、やってみないと、うまくできるかどうか分からない。はじめる前に、自信があるか尋ねられても、答えられるはずがない。」 実現可能性が低い技術を製品開発にいきなり適用してしまうと、いつプロジェクトが完了するのかが予測できなくなる。
対策案:リーン製品開発の手法、ラピッドラーニングサイクルイベント (Rapid Learning Cycle(s) Event) の適用を試みる。技術の成熟度を高めてから、製品計画のなかに取り込む。
問題例 その4: 「割込みばかりで開発プロジェクトのタスクは遅々として進まない。」 直接開発チームに顧客対応などの問題がインプットされて、開発効率が低下している。
対策案:リーン製品開発の手法、プロジェクトの優先順位と開発リソース管理 の適用を試みる。プロジェクトの優先順位を明確にして、それをリソース配置に反映させる。
問題例 その5: 「これも、あれもと要求項目が増えて、とても開発スケジュールは守れない。」 プロジェクトスコープが崩壊してしまっている。
対策案:リーン製品開発の手法、マーケット要求イベント (Market Requirements Event)の適用を試みる。お客様の声を製品要求に変換して、それらの重要度を明確にし、プロジェクトスコープに反映、維持管理する。重要度の低い要求項目を、スコープから除外することで、開発スケジュールを守る。
リーン製品開発が、現状の開発プロセスに適用可能か判断する。
幹部のサポートを得る。(リーン製品開発改善リーダを指名する。)
パイロットプロジェクトを選んで、リーン製品開発手法の一部(Visual Workflow Mgmt.がお勧め)を使う。そこから、フィードバックを得る。
パイロットプロジェクトの結果をレビューして、リーン製品開発の適用範囲を広げる計画を策定する
リーン製品開発の概略に関するワークショップと資料一式の提供
ファシリテータ:西村裕司、ピディアック株式会社
対象:会社幹部や、開発幹部、開発管理職
目的:リーン製品開発の効果を理解いただく
時間:2時間
Visual Workflow Managementに関するワークショップと、コンサルティング、資料一式の提供
ファシリテータ:西村裕司、ピディアック株式会社
対象:開発チームリーダー、管理職とそのメンバー(数十名)
目的:本手法とその効果を理解し、カスタマイゼーションする。そして、実際の開発に適用する。
概略日程: 8日間相当
本手法の詳細レクチャー、開発チームリーダーおよび管理職(数名)、4時間/日
カスタマイゼーション、開発チームリーダーおよび管理職(数名)、2時間/日x2回
ワークショップ、開発チームリーダーとそのメンバー(数十名)、2日間
コンサルティング、開発チームリーダー、管理職とそのメンバー(数十名)、2時間/日x3回