本ゼミでは以下のような卒業研究を行っています。
1,2年生で詳しいことが知りたい人、 3年生で来年度に本ゼミをゼミの候補に考えている人は、 研究室に来てくれるとゼミ選びのアドバイスも兼ねていろいろと話ができると思います。
使用予定のテキストの候補(他に読みたい本があったら相談してください)
浅芝秀人著『グラフ表現で可視化する圏論』 (1,2年で習った『集合と位相I, II』が好きだった人向け)
小谷元子、内藤久資著『離散幾何解析へのいざない』(2,3年で習った 『形の数理I, II, 幾何学と演習I』が好きだった人向け)
斎藤毅著『数学原論』(1章,4章,8章は最低読みたいです. 1,2,3年で習った 『集合と位相I, II, 形の数理I, II, 幾何学と演習I, II』が好きだった人向け)
R.J.ウィルソン著『グラフ理論入門』(グラフ理論は情報系の講義でも習っているかもしれません.最後の章のマトロイド理論の理解を目指します)
池祐一・E.G.エスカラ・大林一平・鍛冶静雄著 『位相的データ解析から構造発見へ』 を7人で読んでいます.
Bradley-Bryson-Terilla著, 小森洋平訳『圏論によるトポロジー 』を4人で(6章全て!)読みました.卒業論文の発表題目は以下の通り.
『コンパクト開位相がべき位相にならない位相について』(森本美結)
『ポアンカレ球面とその基本群』(岡田海斗)
『n次元球面のn次ホモトピー群の計算』(坂田舜)
『空間を局所弧状連結にする関手とその関手が基本群を保つことについて』(吉田光宏)
日比孝之著『凸多面体論』を7人で(ほぼ全て)読みました.卒業論文の発表題目は以下の通り.
『格子凸多面体として実現可能な半正多面体の分類とそのδ列』(明石智)
『4次元準正多面体の分類』(青木天舞)
『単位超立方体の頂点からなる単体の体積とHadamardの最大行列式問題』(三輪優太)
『正規化体積が4以下の格子凸多面体の分類』(松本英衛)
『Gal's conjectureを満たす単純凸多面体について』(仙波貫太)
『γ列が負となる4次元単純凸多面体について』(西森悠輔)
『Dehn-Sommerville relationsとトーリック多様体』(小池悠耶)
小池悠耶君とは、大学院への準備のために秋学期から卒論作成に入るまで、Buchstaber-Panov著『Toric Topology』 のセミナーをしました(卒論作成前までに1,2章ほぼ全てと5章のいくつかの部分.春休みには3章と必要なAppendixを読みました)。
小池悠耶君は岡山理科大学大学院・理工学研究科・修士課程・自然科学専攻に進学しました。
小林正典著『線形代数と正多面体』を7人で(ほぼ全て)読みました. 卒業論文の発表題目は以下の通り.
『区分的線形閉曲線と星形正多角形の一般化について』(藤田俊太郎)
『区分的線形閉曲線と星形正多角形の一般化について』(末久竜一)
『正多胞体の辺がなすグラフについて』(吉田和真)
『A_5が頂点推移的に作用する4次元単純凸多面体の面数』(渡部大輝)
『A_5が頂点推移的に作用する4次元単純凸多面体の構成』(阿部剛也)
『\widetilde{B}_{3}型のアフィンコクセター群が作用する\mathbb{R}^{3}の基本領域』(黒田桂)
『シュレーフリ判定法とn次元正凸多面体の分類について』(大崎智也.2023年度9月卒業)
黒田桂君は九州大学大学院・数理学府・数理学コースに進学しました。
藤原耕二著『離散群の幾何学』 を5人で(8章全て!)読みました.卒業論文の発表題目は以下の通り.
『位数8の群が頂点推移的に作用するグラフの分類』(田辺啓太)
『位数8の群の間の(K,0)-擬等長写像を与える最小のKについて』(真野靖久)
『バウムスラーグ・ソリター群がホップ群になるための条件について』(乃一朋哉)
『SL(2;Z)の交換子群のいくつかの性質について』(菊池凌一)
『SL(2;Z)がF_2を指数12の部分群で含むことの幾何的な証明』(下地泰斗)
下地泰斗君が応用数学科代表として学位記を授与されました。
菊池凌一君は岡山大学大学院・教育学研究科・教職実践専攻に進学しました。
下地泰斗君は大阪大学大学院・理学研究科・数学専攻に進学しました。
平岡裕章著『タンパク質構造とトポロジー パーシステントホモロジー群入門』 を6人で(ほぼ全て)読みました.卒業論文の発表題目は以下の通り.
『単体複体のフィルトレーションの間の写像とパーシステントホモロジー群について』(徳久京吾)
『1秒のフィルトレーションに対するtreeのパーシステントホモロジー群の計算』(梛木元貴)
『あるフィルトレーションに対する1次元の単体複体のパーシステントホモロジー群の計算』(鳥居新)
『パーシステントホモロジー群におけるMayer-Vietoris型の完全系列』(原且行)
『マイナス時刻をもつフィルトレーションに対するパーシステントホモロジー群について』(工藤大征)
『胞体複体のフィルトレーションに対するパーシステントホモロジー群』(藤本碧威)
A.V.ボロビック・V.ボロビック著『鏡映の数学』 を7人で(20章全て!)読みました.卒業論文の発表題目は以下の通り.
『R^3上の半回転によって生成される有限回転群の分類』(佐々木優一)
『交代群A_4が頂点推移的に作用する多面体の面数』(槌田敦大)
『交代群A_4が頂点推移的に作用する多面体の分類』(弘中聖也)
『有限鏡映群Wの対合tと中心化群C_W(t)について』(筧義彬)
『有限鏡映群Wの鏡映rの中心化群C_W(r)』(中島仁誉)
『A_n型の有限鏡映群Wの鏡映ではない対合tの中心化群C_W(t)』(黒瀬大広)
黒瀬大広君が研究集会で講演を行いました。
講演:Computation of the centralizer groups of the involutions in the reflection group of type A, 第12回STMワークショップ in 沖縄, 琉球大学, 2020年3月8日.
深谷賢治著『双曲幾何』 を7人で(4章全て!)読みました.卒業論文の発表題目は以下の通り.
『Hilbert第三問題と角柱の分割合同』(吉田卓人)
『Dehn不変量とDehnの定理』(坂井雅弘)
『ゾーン多面体と半正多面体のDehn不変量の計算』(山岡健太)
『双曲三角形の分割合同と安定分割合同』(田中亮祐)
『フックス群と双曲平面の基本領域について』(堀井翔太)
『巡回群と同型なフックス群の基本領域』(津田竜志)
『放物型と楕円型の元で生成されるフックス群の基本領域について』(鐵車稜太)
鐵車稜太君が応用数学科代表として学位記を授与されました。
河野俊丈著『結晶群』 を6人で(5章以外ほぼ全て)読みました.卒業論文の発表題目は以下の通り.
『結晶群とユークリッド空間をモデルとしたオービフォールドについて』(泉明希穂)
『タイプC_nの特異点を持つ平面結晶群の分類』(小原遼太郎)
『平面結晶群の空間結晶群へのリフトについて』(寄本翔哉)
『多面体型のオービフォールドとそのオービフォールドオイラー数』(上村祐矢)
『多面体型のオービフォールドのオービフォールドオイラー数の計算』(阿部光)
M.A.アームストロング著・佐藤信哉訳『対称性からの群論入門』 を9人で(28章全て!)読みました.卒業論文の発表題目は以下の通り.
『位数1から23までの有限群の分類(その1)~準備~』(田上政志)
『位数1から23までの有限群の分類(その2)~位数18と20の場合~』(扇山龍之介)
『位数1から23までの有限群の分類(その3)~位数16の場合~』(行藤綾杜)
『交代群の性質と4次交代群の交換子群について』(松村怜枝)
『交代群の交換子とOreの定理について』(浅山颯斗)
『5次交代群のケーリーグラフについて』(仲尾次大地)
『半正多面体の回転対称性とその分類(その1)~多面体の回転対称性~』(井上史章)
『半正多面体の回転対称性とその分類(その2)~半正多面体~』(星出純子)
『半正多面体の回転対称性とその分類(その3)~主定理~』(川尻美沙)
行藤綾杜君とは、大学院への準備のために、枡田幹也著『代数的トポロジー』 (のいくつかの部分)についてセミナーをしました。
行藤綾杜君は岡山理科大学大学院・理学研究科・応用数学専攻に進学しました。