第Ⅰ部
マーチングステージ
大阪学芸らしい「エモい」マーチング!毎年オリジナルのテーマでショーを構成しています。明るく華やかに奏でます!
大阪学芸らしい「エモい」マーチング!毎年オリジナルのテーマでショーを構成しています。明るく華やかに奏でます!
第35回定期演奏会 第1部マーチングステージより
学芸の定期演奏会の幕開けはマーチングステージから!元気いっぱい明るいサウンドの「シャイン・ダウン」から始まり、ドラマ性が高い「エモい」ドリルショウを披露しています!
シャイン・ダウン
(作曲:G.スマイリー/編曲:T.ウォレス)
迷いを抜けた瞬間に強い夏の光が射し、
私の体に一生分の思い出を焼きつけて秋がきました。
一生に一度こんな夏が来る。
解夏(げげ)とは仏教用語です。
生命が成長する雨季の季節に僧侶らはお寺にこもって、長期に渡って修行に取り組みます。そしてこの長く苦しい修行が明ける日を「解夏」と言います。
この解夏という言葉からインスピレーションを得て、花火の日に出会った少年と少女の美しい片思いをマーチングショウで再現します。
何年にも渡る片思いは、無事に解夏を迎えるのでしょうか。
photo by Google image FX
M1:打上花火(DAOKO×米津玄師)
( 映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』主題歌より)
M2:青と夏(Mrs. GREEN APPLE)
第1幕では物語の主人公である少年と少女が運命的な出会いを果たします。
ある年の花火大会。
二人はこの日偶然出会いました。
名前も知らない同世代の少年と少女。
その日から、二人の駆け抜けるような青春の日々が慌ただしく始まります。
M3:風たちの声(RADWIMPS)
(映画「天気の子」より)
M4:グランド・エスケープ(RADWIMPS)
(映画「天気の子」より)
第2幕は少し成長した二人のお話。
あの日以降出会うことがなかった二人がいくつかの夏を経て再会します。
その日から二人は逢瀬を重ね、毎日のように楽しく青春を過ごしました。
爽やかな二人の美しい青春の1ページを描きます。
Pit & Battery Percussion Show
M5:傀儡謡(川井憲次)
(映画「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」より)
Color Guard Show
M6:Silent Love(久石譲)
(映画「あの夏、いちばん静かな海」より)
第3幕は二人の心情の変化を描きます。
明確にお互いを意識している二人。様々な感情のすれ違いが芽生えます。
嫉妬や不安が入り混じり、本当に伝えたい想いが見えなくなってしまう…。
お互いの間には、精神的にも物理的にも距離が生まれ、別々の進路へと進んでゆくのでした。
M7:スパークル(RADWIMPS)
(映画「君の名は。」より)
M8:Secret base 〜君がくれたもの〜
(映画「あの花の名前を僕たちはまだ知らない」より)
第4幕は、さらにいくつかの夏が過ぎ、大人になった二人の再会を描きます。
二人が出会うきっかけになったあの花火大会。
二人の片思いは「解夏」を迎えられるのでしょうか。
第1部担当メンバー
マーチングのリーダーでもあるドラムメジャーや、第1部担当者である部員にこのショーについて聞いてみました。
第1部担当者のみんなといくつものストーリー案を考えて、みんなの案を繋げ合わせたり話し合いながら一つのストーリーを作り上げました。
最初は私たち吹奏楽部の夏の青春をテーマにしたショウを考えていたのですが、模索する中で「恋愛」の要素を入れたらもっと面白くなるのではないかとひらめて、結果的に「恋愛」をテーマにしたストーリーを考えました。
最初と最後にでてくる打ち上げ花火のシーンです。聞くだけで花火が想像できるワクワクした気持ちになれるのが好きです。
今回のショーでは、恋愛と青春をテーマにしたストーリーになっています。過ごしていく中で様々な事に挑戦し、大きな壁などにぶつかることが沢山あります。私達も今、学校生活で様々な経験を積んでる途中ですが、まだまだ色々な壁にぶつかりながらこれからも頑張っていきたいと思っています。来てくださるお客様全員を私達吹奏楽部全員で作り上げた青春の1ページに引き込めるようなストーリーをお届けできたらうれしいです。
練習の様子は本校写真部のみなさんに撮影していただいています。
近年のマーチングステージでは、既存のミュージカルや映画などのマーチング化ではなく、オリジナルのテーマを一から考え、そのテーマを表現するための楽曲を様々なジャンルからオムニバス形式で再構成し、作品の世界観に統一感が出るように工夫しながらマーチングショウを構成しています。
テーマは年によって様々ですが、ナレーションの原稿や照明のデザインは部員たちが考えています。
観測者を中心に「空」はどこまでもつながっている。
国境を越えて風を運び、季節がめぐる。
この国の天球が映した、ある1年の空の物語。
2023年度の一年間は、私たち吹奏楽部にとって様々な場所で見た「空」が印象的な一年でした。
そこから着想を得て、これからの日本の空に映し出される景色が平和で明るいものであることを願って作り上げるマーチングショーです。
このショウは「天球の世界」と題して、1945年の太平洋戦争末期から終戦後に迎えた新しい春までを描きます。
翠の国、日本。
人は古くから森と共に生きてきた。
森に育まれ、生かされてきた。
都会に暮らす私たちにとって、山や緑は少し遠い存在になってしまいました。
その昔、人々は自然と共存しそれらは常に私たちの側にありました。しかしいつの間にか私たちは環境を汚し、木々をなぎ払い、道を作り、自然を破壊し続けてしまっていました。
人間と自然の共存をテーマに、映画「もののけ姫」の音楽を中心としてショウを作りました。