絵画専攻

Okinawa Prefectural University of Arts painting Major


アドミッションポリシー

 人は生きる指針、共存する証として、どのような時代においても絵を描き続けてきました。高度に情報化し、グローバル化した現代の社会環境においても、自分自身の現実感や存在感を測り、イマジネーションを共有する手段として、普遍的な絵画表現の意義や社会的役割を問うことは、とても重要と考えます。

 絵画専攻では、亜熱帯に位置する沖縄の歴史・芸術文化・環境・自然に理解と愛情を持ち、自らの専門性と創作力を高めるために、造形教育の専門性に対して探究心を持って取り組み、他者とのコミュニケーションを積極的に育む人材を求めています。

卒業生の声

佐藤 ゆり(さとう ゆり)

プロフィール 岩手県出身

2021年 沖縄県立芸術大学美術工芸学部絵画専攻卒業


 芸術と関わったり絵を描いたりしている時間は、何かに追われるような余裕のない感情になることなく、心豊かになれる時間であり自分にとってとても大切な時間でした。進路選択時、大学では本格的に絵画の勉強をしたいと思った時に、幼き頃に家族で旅行に来た沖縄風景が思い出されました。豊かでのびのびとした植物や自然、どこかゆったりと時間が流れているように感じる空気、おおらかで思いやりに溢れる沖縄の方々。様々なものが、この地で芸術と向き合いたいと感じさせる魅力だと感じました。
この大学で勉強する中では、決して何かに縛られることなく、自由で自分らしい表現を突き詰めることができました。そして、沖縄県に来る前はわからなかったこの地のたくさんの魅力に気付くことができ、より一層幅広い視点から制作に向き合うことができました。

卒業制作展