社会領域

経済学プログラム

教育目的

 私たちは、市場経済システムの中で生きています。市場経済の特徴は、企業や個人など個々の経済主体が、より大きな利潤や満足度の追求といった、自らの「インセンティブ」に基づいて行動する中、それらが「価格調整」メカニズムによって調整され、さまざまな財の価格や生産量、資源配分が決まっていくという点にあります。こうした市場経済のメカニズムは、財サービスの生産や企業業績、雇用、就職、物価水準や株価など資産価格の形成、国際間貿易、為替といった、身の回りのさまざまな問題にも影響を与えています。本プログラムでは、こうした市場経済の調整メカニズムを理解し、それを政策や企業の戦略に応用できる能力を養うことを目的としています。

カリキュラムの特徴

 本プログラムでは、まず、LA専門基礎科目の「基礎ミクロ経済学」、「基礎マクロ経済学」を学修しておきましょう。メジャーとして選択する場合は、必修科目(「ミクロ経済学Ⅰ」、「マクロ経済学Ⅰ」)の先修条件となっています。専攻科目としては、まず、<理論・歴史>のカテゴリーで、経済学を学修する上で必要な理論とツール(数学、統計、歴史)を学びます。特に市場メカニズムに基づく経済の動きを知る最も重要な科目として、「ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱ」、「マクロ経済学Ⅰ・Ⅱ」があります。これらの科目について学んだ上で、それぞれの関心に応じで、応用科目を取ることをお勧めします。応用科目は大きく分けると、国際経済に関するもの、ビジネス・産業に関わるもの、政策に関わるものの3つに分けられます。

修了要件

必修または選択必修を含め;

メジャー:合計32単位

マイナー:合計16単位

【Ⅱ 社会領域】4.経済学プログラム.pdf