2023年度履修ガイド
リベラルアーツ学群
リベラルアーツ学群について
リベラルアーツ学群は、大学の教育課程で身につけておくべき基礎学術としての学問分野を幅広く用意しています。学生は、この学群で複合的かつ専門的に学ぶことを通して、社会で活躍するための総合的な知識だけでなく、主体的な行動力も獲得することができます。リベラルアーツ学群で用意されているプログラムは、「多様性」と「専門性」を同時に追求することをその特徴としており、学生を「自立した学習者:Independent Learner」として位置づけ、自らが学ぶものを自由かつ主体的に選択できるような仕組みになっています。
リベラルアーツ学群には人文領域、社会領域、自然領域の3つの学問領域に加え、それらを統合した統合領域からなる幅広い領域のプログラムと科目が用意されています。
リベラルアーツ学群の学生は、まず基礎教育科目の「コア科目」、「外国語科目」を学びます。あわせて、専門基礎科目で、専門科目へ進むための足場を固めます。「LA専門基礎科目」では、人文領域、社会領域、自然領域の基礎知識を学び、各自の「メジャー(主専攻)」、「マイナー(副専攻)」を何にするのか、時間をかけて選んでいきます。したがって、入学当初に考えていた自分の専門だけでなく、さまざまな分野を学ぶことを通して、学問のおもしろさや新しい発見に触れながら、自分で本当に学びたい専門を選択・決定することが可能です。学生は、4セメスター目に上記4領域のうち異なる領域から1つずつ、合計2つのプログラムを選択し、1つをメジャー、もう1つをマイナーとして登録します。それらを修める中で専門性を深めていくとともに、異なる領域のプログラムを修めることにより、学際的な思考を身に着けていきます。
なお、メジャー・マイナーの代わりに2つのメジャー(ダブルメジャー)を修めることもできます。この場合も、領域が異なるプログラムであることが必須です。また、メジャーは最大2プログラム、マイナーは最大4プログラムまで修めることができます。3つ以上のプログラムを選択する場合も、全てが同一の領域ではなく、2つ以上の領域から選択することが必要です。これらのメジャー・マイナーの選択と登録においては、学生の自由な意志を尊重しますので、人数制限、入学時の領域による制約等はありません。
メジャー・マイナーの選択後は、指定された履修方法にもとづき、本格的に専門的な知識を学んでいきます。少人数クラスによる「専攻演習」(ゼミ)も用意されていますので、是非履修しましょう。学生には、各プログラムで設定された授業科目の修得および修得単位数にかかわるメジャー・マイナー修了要件を満たすことと、リベラルアーツ学群のLA専門科目56単位以上を修得すること、そして「課題探究・実践科目」の「専攻演習Ⅱ」または「探究サービスラーニング」のいずれかを修得することが求められます。これらすべてが、学生の選択に任されていますので、下記のアドバイザー等と相談しながら自分で決めてください。
さらに、リベラルアーツ学群の学びでは、広い国際的な視野を養うための外国語の修得や海外体験が重視されます。学群のために用意された海外語学研修プログラム(GO プログラム)や、他のさまざまな留学プログラムへの参加を、積極的に考えてください。
最後に、学生の学びをサポートするために用意されているのが、アドバイザー制度です。桜美林大学では、すべての学生一人ひとりに対して教員であるアドバイザーが付きます。リベラルアーツ学群においては、アドバイザーが必修のリベラルアーツセミナーや履修相談等を通して、この学群で学ぶことの意義や目標、必要な学修計画の立て方を指導します。なお、プログラムの選択や専攻科目の履修上の相談については、各プログラムを担当する教員もサポートします。