社会領域
社会学プログラム
教育目的
社会学は経済学、政治学などと並ぶ社会科学の1つであり、社会と文化を研究対象とする学問です。私たちにとって、自分の社会・文化は、とても身近な「あたりまえ」のものとなっています。そのため、日常生活の中では、社会・文化に関する「常識」的なものの見方・考え方にとらわれることも少なくありません。社会学は、そうした「あたりまえ」の「常識」から一歩距離をとり、「常識」の背後に隠された世の中のしくみを解明しようとする学問なのです。本プログラムでは、社会と文化についての学びを通して、国際社会や地域社会において、自分の文化とは 異なる多様な文化を理解し、互いの違いを認め合いながら共生していくことのできる、幅広い視野を備えた人材を育成します。
カリキュラムの特徴
本プログラムは、以下の1~3のカテゴリーから成るカリキュラムです。
<導入>カテゴリーとして、「社会学の理論と応用」が置かれています。「社会学の理論と応用」は2年生の段階から履修できます。また、この科目は、「社会学概論」を履修することが先修条件となっていますので、2年生で「社会学の理論と応用」を履修するためには、1年生のうちに、社会学概論を履修しておきましょう。
<理論・方法>カテゴリーには、「社会学史Ⅰ/Ⅱ」、「比較社会学A/B」といった理論系科目と同時に、「社会調査法A(質的調査)/B(量的調査)」、「社会統計学」といった調査系科目が配置されています。社会学において、理論と調査はどちらも欠かすことのできない重要なものであり、ぜひ両者をバランスよく身につけましょう。
<トピックス>カテゴリーには、「文化社会学A/B」、「家族社会学」、「ジェンダーの社会学」「地域社会学A/B」などをはじめとして、社会と文化に関するさまざまな応用科目が用意されており、基本から応用へとスムーズに展開していくことができるような科目構成になっています。
修了要件
必修または選択必修を含め;
メジャー:合計32単位
マイナー:合計16単位