統合領域

多文化共生プログラム

教育目的

 本プログラムは、良き地球市民として人種・国籍・思想・宗教・歴史・文化等の違いを乗り越え、共生していくために必要な理論を学際的に学ぶプログラムです。社会的弱者(マイノリティ)の問題を直視し、マジョリティ側の意識変革、行動変容を促すことを目指します。国籍、経済格差、性差、障がいの有無、地域差など個々人の差異を考えていきましょう。たとえば日本で働く外国人労働者の状況を理解していくためには、外国人側のストレスや心の動き、その心理に影響していると考えられる周囲の日本人との関係や、言語やコミュニケーション、価値観、宗教についての幅広い理解が必要です。さらに、外国人を受け入れる日本側の移民政策、教育や福祉制度、国際関係などマクロな問題にも関わります。本プログラムは、一つの社会的事象を、人間理解だけでなく社会理解も含めた、幅広い学問領域から、多面的かつ総合的に学びます。その上で、自分自身がどのように多文化共生や平和に貢献していくことができるかを考え、行動する力を養います。

カリキュラムの特徴

 本プログラムは、学際的なカリキュラムであることが特徴です。人間理解を中心にした学問である心理学、コミュニケーション学、言語学、宗教学、また社会理解を中心においた人類学、社会学、国際協力の科目の中から、多文化共生を学ぶのに関連の深い科目が、無理なく学べるように設置されています。各プログラムの領域から、自分の関心に合わせて多角的に効率的に学ぶことができます。

修了要件

必修または選択必修を含め;

メジャー:合計32単位

マイナー:合計16単位

【Ⅳ 統合領域】8.多文化共生プログラム.pdf