統合領域

国際協力プログラム

教育目的

 現代の世界はグローバル化が一層進行し、それに伴う様々な地球規模課題やグローバル化に対抗する政治動向などが錯綜する複雑な様相を示しています。私たちは、国際機関・各国政府・超国籍企業・NGOなどの様々なアクターが多層ネットワーク組んで国際協力を深化させるグローバルガバナンスの発展以外には、地球規模課題の解決の道はないと考えます。SDGsを始めとする国連が提唱する人類共通の課題解決に市民一人一人が連帯して取り組むことが、その根底にあるべきだと考えます。

 そうした新しい国際協力のためには、過去を振り返り、様々な取り組みを理解することと、それを理論的に整理すること、そして各自が関心を持つテーマについて深く学び、考える態度を養成することが必要だと思います。そうした幅広い知識と問題に関与しようとする態度、実践する行動力を育てるのが本プログラムの目的です。

カリキュラムの特徴

 <基礎>、<理論>の分野で国際協力を学ぶ上で欠くことのできない知識をまず獲得することを重視します。また、<開発問題>、<平和問題>、<地球環境問題>、<移民・難民問題>の各分野で各自の興味関心に沿って、現状の把握、問題解決の取り組みを深く理解することが出来るようにトピックス科目が分けられています。行動する地球市民の感じる力、行動する力、自分で考える力、発信する力を養うために多くの実習科目を設けています。知識、感性、行動力、思考力、コミュニケーション能力を兼ね備えた人材を目指すのが本プログラムの学びです。

修了要件

必修または選択必修を含め;

メジャー:合計32単位

マイナー:合計16単位

【Ⅳ 統合領域】1.国際協力プログラム.pdf