人文領域

心理学プログラム

教育目的

 本プログラムでは、心理学関連科目を幅広く、体系的に学ぶことができます。社会における価値観の多様化やIT化に代表されるような情報量の拡大は、人間理解をますます困難にしているだけでなく、新しいタイプのコミュニケーションの問題も生じさせています。また、いじめや不登校に代表される教育現場での心の問題、人間関係 における心の問題、非行や犯罪・社会問題の背後にある心の問題、ストレス社会という言葉に代表されるように心身の健康の背後にある心の問題など、現代社会の病とも言うべき諸問題は身近なところに数多くみられます。こうした状況の中で、私たちはいかに心身の健康を維持・増進していくのか、社会が心理学に期待する事柄は実に無数にある といえるでしょう。本プログラムでの学びを通して、これらの諸問題への関心を深めるとともに、問題解決へ立ち向かえる人を育てたいと思います。

カリキュラムの特徴

 まずは「心理学概論」(LA専門基礎科目)などの講義で心理学とはどのような学問であるかを学びます。次に、「心理学統計法Ⅰ」や「心理学研究法」などの履修を通して心理学研究の方法について学びます。<展開科目>では幅広い分野の科目を学修することができますが、心の問題や心の病について学ぶ臨床心理学関連の科目に注目してください。これらの分野に力を入れているのが、本カリキュラムの特徴です。最後に<実習・演習>ですが、ここではより実践的な学修に取り組みます。さらに専門的な学修のために、「専攻演習」や「卒業研究」へ進む人も多 いでしょう。本カリキュラムでは、公認心理師、認定心理士、健康心理士の資格取得に対応しています。より深く学びたい人は、大学院に臨床心理士、公認心理師の受験資格が取得できる臨床心理分野と、専門健康心理士、公認心理師の受験資格が取得できるポジティブ心理分野を設置していますので、進学を目指すという進路もあります。特に公認心理師の資格取得を目指す方は、学士課程から必要な科目が決まっているので計画的に履修するよう注意してください。

修了要件

必修または選択必修を含め;

メジャー:合計32単位

マイナー:合計16単位

【Ⅰ 人文領域】5.心理学プログラム.pdf