本学における履修
本学の単位制と授業科目の区分
本学の授業科目は、「必修科目」「選択科目」の 2 種類に分かれます。
授業科目にはすべて所定の単位が設定され、授業を履修し、試験等に合格することによって、その科目及び単位を修得したことが認められます。
必修科目
学群ごとに定められている必修科目は、すべて履修し、その単位を修得しなければなりません。選択科目
学群ごとに、いくつかの科目の中から選択して履修し、その単位を修得しなければなりません。
授業期間・授業時間帯
本学の授業科目は、原則として週5日(月曜日~金曜日)の授業を組み、春学期14週、秋学期14週のセメスター制(2学期制)の授業を行っています。各学期末には、定期試験期間を 1 週間設けます。
授業方法と授業時間、単位の計算方法
本学の卒業に必要な単位数は124単位以上です。
授業は、講義、演習、実験、実習及び実技のいずれかの方法またはこれらの併用により行うものとします。
講義
教員の解説を中心にして学ぶことを主とした授業。演習
研究・発表・討議・活動などを行うことを主とした授業。
物事に習熟するために、繰り返し学ぶことや実際を想定し学ぶことを主とした授業。実験
ある理論や仮説を確認するために、実際に経験することを主とした授業。実習
知識や技術を、実際の現場で、または実物を用いて学ぶことを主とした授業。実技
技術や演技などを実際に行うことを主とした授業。
いずれの方法においても、 1 単位の授業科目を45時間の学修を必要とする内容をもって構成することを標準とします(学則第38条)。なお、授業方法に応じ、当該授業による教育効果及び授業外に必要な学修(予習・復習等)を考慮して、標準的な授業時間数を次のとおり定めます。
講義、演習
15時間の授業と30時間の授業外での学修(予習・復習等。以下同じ)をもって 1 単位とするものと、30時間の授業と15時間の授業外での学修をもって 1 単位とするものがあります。実験、実習、実技
30時間の授業と15時間の授業外での学修をもって 1 単位とします。ただし、授業科目によっては、45時間の授業をもって 1 単位とするものがあります。上記 1 及び 2 の併用により行う場合は、その組み合わせに応じ、規定する基準を考慮して定められた時間の授業と授業外の学修をもって 1 単位とします。
卒業論文、卒業制作、卒業研究等の授業
学修の成果を評価して、適切な単位を定めます。
※各時限は正味100分で行われますが、90分を 2 時間として計算します。
欠席の取り扱い
欠席回数と成績の関係
欠席回数が授業回数の 3分の1を超えた場合(14回授業の場合は 5 回以上、教育探究科学群科目の7回授業の場合は 3 回以上)は、原則として成績は「F(不合格)」となります。(学則第41条)
※なお、 Drop & Add 期間(履修登録変更期間)に追加で履修登録した授業について、履修登録前の授業は原則として欠席とみなされるため、十分にご注意ください。
欠席届
欠席する場合は、Moodleの『授業・履修の手引き』掲載の「欠席届」に必要事項を記入し、シラバス(要e-Campusログイン)掲載の「教員との連絡方法」を確認のうえ、授業担当教員に連絡してください。自己都合によらない欠席時の配慮について
本学に「公欠制度」はありませんが、自己都合による欠席でなく、次に掲げる場合は、所定の手続きをすることで、授業の欠席に関する配慮が適用されます。詳細な手続については、Moodleの『授業・履修の手引き』を確認してください。
1. 大学が登校を禁止する「学校保健安全法で定められている感染症」
2. 本学で取得できる資格に関わる各種実習
3. 公認団体課外活動(公式戦、公式行事)及び左記活動と同等と認められる学外公認団体における全国、又は国際規模の公式戦、公式行事
4. 忌引
【留意事項】
成績評価における欠席等の扱いは授業担当教員の判断に任せられています。
この配慮は適用期間の欠席について、欠席回数として加算しないことにより、適用期間の欠席による不合格を回避する配慮となります。
欠席配慮となった場合でも、適用期間に出席し、課題提出やテスト等を受けたことになるわけではありません。
休講・補講
授業が休講になる場合は、事前に e-Campus にてお知らせします。授業時間数の不足を補う必要が生じた場合は、 他の授業や補講と履修者が重ならないように補講を行います。補講の詳細については、確認次第 e-Campus にてお知らせします。
休講掲示が無いにも関わらず、授業開始時刻より15分以上経過しても担当教員が来ない場合には、各キャンパス事務室教務担当で指示を受けてください。
履修条件
科目によっては先修条件、履修年次が定められているものがあります。それぞれの卒業要件に従って計画的に学 修する必要があります。
先修条件
科目によっては先修条件が付いているものがあります。先修条件とは、「ある科目を履修するためには別の科目の単位を修得済みであることが条件となる」ということです。授業科目一覧表を確認し、十分注意してください。ただし、履修希望者の学修状況等から判断して、先修条件が免除される場合があります。免除には、授業担当教員及び科目の所属長の承認が必要です。先修条件の免除を希望する場合は、毎学期の履修登録期間中に各キャンパス事務室の教務担当にて申請を行ってください。履修年次
科目には履修することのできる年次が定められています。例えば、履修年次が「 1 」と示されている授業科目は 1 年次以上であれば履修することができます。「 2 ~ 4 」も同様です。
履修制限
授業の統合・閉講
履修登録者数が 5 名未満のクラスについては、同一科目の別クラスと統合、または当該授業科目を閉講することがあります。
履修登録の手順
単位の修得と成績評価
各科目における単位修得の諸条件
各科目の単位修得には、次の諸条件を満たす必要があります。
年度または学期、クォーター初めに履修登録をすること。
登録した科目の授業における欠席が3分の1以下で、試験を受けること。試験はレポート提出等を含みます。
授業料その他の学納金を所定の期日中に納入していること。
登録した科目の成績が合格となるA・B・C・Dまたは、Sの評価となること(詳細は次項参照)。
なお、試験、レポート、平常点等に基づき、各授業の目標達成度を評価します。具体的な評価対象項目は各授業科目のシラバスに記載されます。
成績評価などの評語と意味
成績は、A・B・C・D・Fの5段階によって評価し、A~Dを合格として単位を与えます。Fは不合格として単位を与えません。SまたはUでの評価が認められている場合は、Sを合格として単位を与えます。Uを不合格として単位を与えません(後記の「GPA制度」を参照)。他大学等で修得した単位等を本学の修得単位として認定された場合、評価をTCとして本学の修得単位としてみなします。
「学業成績単位修得証明書」には、A・B・C・D・F・S・U・TCの成績が記載されます。
A・・・・・・・・Excellent:特に優秀な成績
B・・・・・・・・Good:すぐれた成績
C・・・・・・・・Fair:一応その科目の要求を満たす成績
D・・・・・・・・Minimal Pass:合格と認められる最低の成績
F・・・・・・・・Failure:不合格
S・・・・・・・・Satisfactory:合格(合否のみで成績を評価する場合)
U・・・・・・・・Unsatisfactory:不合格(合否のみで成績を評価する場合)
TC・・・・・・Transferred Credit:他大学等で修得した単位等の認定
I・・・・・・・・Incomplete:履修未完了(後記の「GPA制度」を参照)
H・・・・・・・・Hold:成績評価の一時保留(後記の「GPA制度」を参照)
W・・・・・・・・Withdraw:履修放棄(前記の「履修放棄」を参照)成績評価に関する質問期間について
成績評価に質問がある場合は、直接担当教員に連絡をしてください。教員が不在等により連絡がつかない場合は、各キャンパス事務室教務担当にて「成績質問書」を受けとり、必要事項を記入の上提出してください。担当教員へは各キャンパス事務室教務担当より連絡します。成績質問の対象科目は直前の学期のみとします。
質問期間は、成績開示日~次学期履修登録締切日です。Drop&Add期間を含みません。
※ 卒業を希望する学期のみ、成績開示日から5日間とします。ただし、最終日が土・日・祝日の場合は、次の平日を締切とします。
※ 教育探究科学群の科目を履修した場合、次クオーターの初回授業の前日までとなります(土日祝除く)。他大学等で修得した科目の単位認定
本学に入学する以前、また在学中に他大学等で単位を修得した学生には、申請があればその科目を本学の単位として、60単位を上限に認定することがあります。
認定は、当該学群の教授会の議を経て行われます(学則第34条、第44条、第45条)。ただし、「他大学で修得した科目の単位」とは、以下1~4に示すいずれかに該当する科目を指し、その認定可能な単位数の上限である60単位は、それら全ての中から任意に認定されることになります。 したがって、以下1~4に該当する既修得科目等においては、その認定された科目の単位数が合計60単位に達した時点で、それ以上の単位認定がなされることはありません。
「海外留学先(国外)の大学」の科目
「放送大学」の科目
上記以外の国内の他大学等(短期大学を含みます)の科目
その他(学則第34条、第45条)
上記1~4のすべてをまとめて「他大学等」の科目と称され、認定はこの範囲全てを含めて60単位に制限されます。
詳細は「他大学における履修」を参照してください。
GPA制度
本学では、各科目の成績の平均値(Grade Point Average =以下「GPA」とする)を参照しながら、アドバイザーが履修指導を行っています。このGPA制度は、学修を効果的に進めてその質を高めるため、導入されました。GPAは学生の成績を数値化し、客観的にモニターするためのツールです。GPAにより、学生は学修効果を自分自身で把握することができるため、個人の能力や意欲に合わせて主体的かつ充実した履修を行い、学修効果をあげることができます。GPA制度のもとでは、学生は一度登録した科目は責任を持って確実に履修することが求められます。GPAは卒業判定にも用いられます。学生は各自のGPAを常に認識し、学修計画をたてる必要があります。
※GPAの算出は、小数点第 2 位までとし、第 3 位以下は切り捨てます(四捨五入はしません)。
※成績が「F」の科目は再履修することができます。再履修してA~Dの評価を受けた場合、通算GPAは再 履修後の成績評価で算出されます。
GPAの算出方法
「A」「B」「C」「D」「F」の5段階の成績評価に、次のとおりグレードポイント(Grade Point)を付します。
A=4.00 B=3.00 C=2.00 D=1.00 F=0
履修した授業科目の単位数にグレードポイントを乗じ、その合計を履修単位数の合計で除して算出したものがGPAです。GPAに基づく指導及び卒業要件等
履修登録単位数の上限の変動
入学した最初の学期は20単位を上限とします。この上限は、次学期以降、前学期のGPAにより次のとおり変動します。
ア) 前学期のGPAが3.00以上・・・・・・・・・・24単位
イ) 前学期のGPAが2.00以上3.00未満 ・・・20 単位
ウ) 前学期のGPAが2.00未満 ・・・・・・・・・・16単位
休学や留学等で前学期のGPAがない場合は、GPA判定されている学期まで遡って適用されます。 また成績評価が保留となっている授業科目がある場合、「4.成績評価の保留・履修未完了」を確認してください。
一部学群で基準が異なる場合がありますので、詳細は各学群の履修ガイドを参照してください。GPAによる指導等
ア) 前学期のGPAが2.00未満となった学生に対しては、アドバイザーによる注意と指導を行います。
イ) GPA2. 00未満が2学期連続、または通算で3学期になった学生に対しては、本人及び保証人(保護者等)を呼び出し、アドバイザーによる注意と指導を行います。
ウ) GPA2. 00未満が3学期連続、または通算で4学期となった学生に対しては、教授会の議を経て強く注意を喚起する通知を発信します。
エ) 入学時から卒業時までの通算GPAが3.50以上の学生は、卒業時に成績優秀者として表彰します。卒業要件
卒業するには、本学において定められた期間の在学、定められた授業科目を含む124単位以上の修得のほか、入学時からの通算GPAが1.50以上であることを要します。
上記の卒業要件は本学としての最低基準です。詳細は、各学群の卒業要件を参照してください。
GPAが適用されない成績評価
「S」と「U」
履修者本人の希望がある場合には、合否のみで成績を評価することができます。これは、自分の専攻分野以外の授業科目について、GPAの変動を憂慮せずに挑戦できるようにとの趣旨で設けられた評価方法です。この方法で評価を受けるためには、各学期の履修登録期間中(Drop & Add 期間含む)に、S/U評価の申請をe-CampusのWeb申請から手続きを行ってください。 評価は「S」または「U」をもって表し、「S」を合格、「U」を不合格とします。「S」、「U」ともにGPAの計算には含めません。
ただし、次に該当する科目は適用外です。
ア) 所属する学群の専攻科目(LA学群では「LA専門科目」)
イ) マイナー登録している他学群の科目
ウ) 基礎教育科目で必修となる科目(LA学群では「専門基礎科目」を含む)
エ) 教職課程、博物館学芸員課程等、本学で取得できるすべての資格に関わる授業科目履修できる単位数は、在学期間を通じて20単位(編入学者は10単位)を上限とします。
「キャリアデザイン A・B・C・D・Ⅰ・Ⅱ」は、申請の有無に関わらず、「S」または「U」で成績評価します。履修した場合、上記の上限単位数に含まれます。
一度成績評価Fを受けた科目を、S / U評価を申請して再履修しても成績は上書きされません(GPAは変動しません)。
他大学等の授業科目の履修等
他大学等において履修した授業科目について修得した単位や、各種資格等について単位認定する場合の評価は「TC」とし、GPAの計算には含まれません。「W」
履修の放棄を行った場合記録される「W」は、GPAの計算には含まれません。
成績評価の保留・履修未完了
天災地変、近親者の死亡、交通事故、疾病その他の正当な理由で試験やレポートの提出ができなかった場合など、やむを得ない事情で本人の申し出により担当教員が認めた場合には、成績表に「I」と表示され、当該授業科目はGPAの計算に含めません。次学期所定の期日までに担当教員の指定する方法(追試験・課題等)で必要な補足をすれば成績評価が確定され、GPAの再計算が行われます。ただし、期日までに必要な補足がなされない場合には、「I」は自動的に「F」となってGPAの再計算が行われます。
学期内に授業が完了できないと担当教員が判断した場合は、成績表に「H」と表示され、当該科目はGPAの計算に含めません。担当教員が成績採点可能と判断したタイミングで成績評価が確定され、GPAの再計算が行われます。GPAの再計算
通常、履修登録単位数の上限は前学期のGPAによって決まります(P.11.(2)①参照)。ただし「Ⅰ」評価または「H評価」の確定により、前学期のGPAが再計算された場合、以下の時期によって再計算後のGPAが適用されるか否かが決定されます。学期開始~ Drop&Add(履修登録変更)期間内 : 再計算後のGPAは前学期分に適用されます。
Drop&Add(履修登録変更)期間終了後 : 再計算後のGPAは前学期分に適用されません。
メジャーとマイナー
所属する学群の専攻科目で構成される専攻プログラム・専攻コース等を登録し、所定の単位を修得することによって、その専攻プログラム・専攻コース等の修了が認定されます。
メジャー
どの学群でもメジャーを修了することが卒業の要件となっています。ただし、所属の学群以外の専攻プログラム・専攻コース等をメジャーとして登録することはできません。
マイナー
リベラルアーツ学群ではマイナーを修了することが卒業の要件となっています。詳細はリベラルアーツ学群の履修ガイドをご確認ください。芸術文化学群、ビジネスマネジメント学群、健康福祉学群、グローバル・コミュニケーション学群、航空・マネジメント学群は、マイナーを修了することは卒業要件ではありませんが、所属する学群の専攻プログラム・専攻コース等からだけでなく、他学群のものをマイナーとして登録することもできます。
ただし、他学群のマイナーを登録しようとする場合は、以下に注意してください。
マイナーの必修科目(または選択必修の全て)について、科目一覧ページの「他学群学生の履修」欄が「×」になっている専攻プログラム・専攻コース等の場合は、他学群生はそのマイナーを登録できません。
他学群生は、専攻プログラム・専攻コース等の抽選科目の優先順位によっては、マイナーの必修科目(または選択必修の全て)を履修できず、マイナーを修了できない場合があります。
他学群のマイナーの登録にあたっては、予め各キャンパス事務室教務担当に相談してください。
メジャーとマイナーを変更(追加・削除)する場合は、以下期間にe-Campusにて変更手続きを行ってください。
受付期間:オリエンテーション期間初日~定期試験期間最終日まで
卒業
卒業するためには、原則として4年以上在学し、所属する学群において定められた教育課程を履修して、履修ガイドに定める基準を満たしたうえで124単位以上を修得し、かつ入学時からの通算GPAが1.50以上であることを必要とします(学則第58条、履修規程35条)。卒業した者には、所定の学位が授与されます(学則第59条)。
卒業延期を希望する者は、「卒業延期届」を当該学期の所定の期日までに e-Campusで申請する必要があります(履修規程第37条)。ただし、8年を超えて在学することはできません(学則第26条第2項)。延期の申請がない場合には、自動的に卒業審査の対象となり、卒業要件を満たし、卒業の認定を受けた者は、卒業となります。
なお必修となる授業科目、単位数その他の卒業要件は、入学時の規定が卒業まで適用されるので、履修にあたっては十分に注意してください。
詳細は履修規程を確認してください。
◆早期卒業制度
本学に3年以上在学した者で(学則第26条の2)、所属する学群において定められた教育課程を履修して、履修ガイドに定める基準を満たしたうえで124単位以上を修得し、かつ入学時からの通算GPAが3.60以上の者には、本人の希望により、卒業を認めることがあります(履修規程第36条)。また、各学群において別に要件を付加することがあります。
早期卒業を希望する者は「早期卒業希望届」を当該学期の所定の期日までに e-Campus で申請する必要があります。
ビジネスマネジメント学群においては、上記に加えて TOEIC®700点以上を有し、かつそのスコアを用いて技能審査による単位認定を受けていることを要件とします。
教育探究科学群においては、早期卒業制度は適用されません。
学生証
学生証は大学における履修と学生生活にとって重要なものです。紛失した場合、ただちに各キャンパス事務室教務担当に届け出て、再発行(有料)を受けてください。
学生証は最長4年間有効であり、有効期限は学生証に記載されています。期限を超えて在籍する学生については、有効期限後に再発行しますので、各キャンパス事務室教務担当で手続きをしてください。
試験を受験するときは、学生証を提示しなければなりません。