本日午後、JARE66シーズンで掘削されたDF3コアを含む雪氷試料が極地研へ搬入されました。輸送中の温度履歴については、ドームからの輸送中は-25度程度、しらせの搬入に-18度まで昇温、その後極地研へくる直前まで-30度近辺を維持していたようです。これからの研究が楽しみです!(極地研・大藪)
現地気象
風速: 10.6 m/s ,気温:-24.7 ℃,天気:薄曇り
本日の作業
朝 ドームふじ拠点Ⅱを発つ.今シーズンの作業,お疲れさまでした!
井上 2025/2/19
人員
✔ 掘削:川村・草野・古崎・小原・倉元・Jun
✔ コア解析:井上・大野・颯人・松本
現地気象(19:00時点)
風速: 1.1 m/s ,気温:-24.0 ℃,天気:晴れ
本日の作業
✔ 掘削:昨日使用した検層機を分解・梱包し、併せて持ち帰り物資の積込み、装備品・消耗品の在庫確認、酢酸ブチル排気口の閉塞、ソリ編成の支援等々
✔ コア解析:解析場の片付け,DEP物資のパッキング,デポ物資の養生,物資を観測橇へ積み込み,デポ物資の在庫管理,ドローン空撮
井上・古崎 2025/2/19
人員
✔ 掘削:川村・草野・古崎・小原・倉元・Jun
✔ コア解析:午前(井上・大野・颯人),午後(井上・大野・颯人・松本)
現地気象(19:00時点)
風速: 1.8 m/s ,気温:-26.1 ℃,天気:快晴
本日の作業
✔ 掘削:本日の4:00で今期の掘削を終了。様々なトラブルがありましたが、国内外のご協力を頂きながら、ここまで来られたことに感謝致します。なお本日は、検層機を組立てて孔底まで降下、4時間かけて掘削孔の検層を行うとともに、持ち帰り物資の集積・梱包等を行いました。
✔ コア解析:午前 持ち帰り試料のコア処理,パッキング 12 m分. 午後 物資搬入,冷凍試料の橇積み込み
井上・古崎 2025/2/19
リーマン橇の後ろにコアを搭載
人員
✔ 掘削:20:00-04:00(川村・草野),04:00-12:00(古崎・小原),12:00-20:00(倉元・Jun)
✔ コア解析:午前・午後(井上)
現地気象(19:00時点)
風速: 1.4 m/s ,気温:-22.0 ℃,天気:晴れ
本日の作業
✔ 掘削:またしても朝〜午前中に減速機の破損が相次ぎ、対応に追われました…。その他は順調で、19時現在、9ラン実施で26.02m 進捗しました。
✔ コア解析:終日1名 掘削場のロギングも行う 昨日のDEPデータの確認,新しいコアの温度緩和 →問題なし,ターミネーションに突入しただけ.LCRメータ1台の動作確認 →問題なかった.冷凍物資搭載の道具準備.おんどとり回収.Picarro立ち下げ パッキング 最終貯蔵庫の整理(この日はほぼ寝れず)
本日の進捗
✔ 掘削長 54.94 m,到達深度 541.76 m(2024/2025シーズン最終深度)
✔ コア解析長 7.5 m(とびとび),到達深度 364.00 m(2024/2025シーズン最終深度)
井上・古崎 2025/2/19
今シーズンの掘削メンバー
人員
✔ 掘削:20:00-04:00(川村・草野),04:00-12:00(古崎・小原),12:00-20:00(倉元・Jun)
✔ コア解析:午前・午後(井上)
現地気象(19:00時点)
風速: 6.0 m/s ,気温:-26.2 ℃,天気:曇り
本日の作業
✔ 掘削:3交代24時間掘削の初日。朝に減速機の破損が生じたため、予備品を組み込んだユニットと交換。その後は順調に進み、12ラン42.54 m掘進する。
✔ コア解析:ピット観測のため,終日1名での作業.掘削場でのロギングと映像記録を担当しつつ,持ち帰りアイスコアを優先してDEP,水平カット,パッキングを10.5 m 分進める.やり残した分は明日完了させる.また,16試料の水同位体比計測を実施.明日はコア解析を完了し,測器の立ち下げを進めるとともに,持ち帰りアイスコアの整理を行う.時間が足りない...
本日の進捗
✔ 掘削長 42.54 m,到達深度 486.82 m(24:00時点)
✔ コア解析長 10.5 m(とびとび),到達深度 364.00 m
井上・古崎 2025/1/3
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:午前・午後(井上)
現地気象(19:00時点)
風速: 2.4 m/s ,気温:-28.3 ℃,天気:晴れ
本日の作業
✔ 掘削:今年初の掘削。年末に再組立した1号機・2号機混成ドリルを降ろす。アンチトルクの調整やリーフスプリングの交換を挟みながら全9ラン実施し、25.77 m掘進。明日からは、2人組3交代24時間体制が始動。限られた時間の中、精一杯掘り進むのみ。
✔ コア解析:ピット観測のため,終日1名での作業.掘削場でのロギングと映像記録を担当しつつ,持ち帰り冷凍試料(コア,ソーダスト試料)の整理.持ち帰りコアを優先して温度緩和を開始し,明日測定予定.
本日の進捗
✔ 掘削長 25.77 m,到達深度 450.28 m(24:00時点)
✔ コア解析長 0 m,到達深度 364.00 m
井上・古崎 2025/1/2
休暇
現地気象(19:00時点)
風速: 0.9 m/s ,気温:-25.0 ℃,天気:晴れ
本日の進捗
✔ 掘削長 0 m,到達深度 424.51 m
✔ コア解析長 0 m,到達深度 364.00 m
井上・古崎 2025/1/1
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
現地気象(19:00時点)
風速: 0.9 m/s ,気温:-25.0 ℃,天気:晴れ
本日の作業
✔ 掘削:朝、モーターの不調を調べるために耐圧室を分解したところ、液封液の浸入が判明。急遽、ドリル2号機の耐圧室にドリルPC3号機を挿入し、各種確認をしながら16時半、ドリルの再組立が終わる。掘削は翌年1月2日に実施。
✔ コア解析:年末休暇
本日の進捗
✔ 掘削長 0 m,到達深度 424.51 m
✔ コア解析長 0 m,到達深度 364.00 m
井上・古崎 2024/12/31
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:午前・午後(松本),掘削場21:00-24:00(井上・松本)
現地気象(19:00時点)
風速: 1.2 m/s ,気温:-28.3 ℃,天気:快晴
本日の作業
✔ 掘削:朝、掘削孔口カメラの再設定。昨日の流れにより、アンチトルクを強めた上でステップカッターシュー無しで掘削を行なったところ、強い食いつきを示す(強すぎて、バレルの回転が止まり掘削不可)。そこでシューを付けて再試行したところ、久々に3.5 mのコアをゲット。その後、ステップカッターのみならずノーマルカッターでも順調に掘削が進み、11ランで30.28 m掘進。
✔ コア解析:NDF観測のためコア処理作業は午前1名のみ.午後は掘削が再開したので,掘削場でのロギングを担当.今年のコア解析作業は本日にて終了.
本日の進捗
✔ 掘削長 30.28 m,到達深度 424.51 m(24:00時点)
✔ コア解析長 9.0 m,到達深度 364.00 m
井上・古崎 2024/12/30 写真:NDFの看板にて...※数年前まで第3期掘削の候補地の一つでした.
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:午前(松本),午後(大野・颯人・小田・松本・井上)
現地気象(19:00時点)
風速: 1.3 m/s ,気温:-26.6 ℃,天気:快晴
本日の作業
✔ 掘削:「刃の氷への食いつき」の強化を目的に、いずれもシューを外した「ノーマルカッター」、「ドルフィンカッター」、「ステップカッター」を試すも、不発(9ラン 0 m)。但し、「アンチトルクが効いていなかったため?」との傾向が見られたので、その調整を行なった上で、明日再挑戦することに。
✔ コア解析:午前中はドームふじ基地物資回収のためコア処理チーム4名は作業無し.7:00に発電機オイル交換のため,昨夜コア処理関係の機器の電源を落とした.Picarroは朝一で電源落とす.午前:機器の復旧.昨夜から継続して水平バンドソーの台座の高さ調整.50cmコア内の厚さの最大差0.5 mmを達成.6:4カットの精度も向上.午後は4名で流れ作業.1名Picarro立ち上げと映像記録.16時で作業終了.
本日の進捗
✔ 掘削長 0 m,到達深度 394.23 m
✔ コア解析長 7.50 m,到達深度 355.00 m
井上・古崎 2024/12/29 写真:29日0:40AMの天気はガス
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:午前(大野・颯人・小田・井上),午後(大野・颯人・小田・松本),21:00-24:00(井上・松本)
現地気象(19:00時点)
風速:1.6 m/s ,気温:-22.1 ℃,天気:雪
本日の作業
✔ 掘削:カッター刃やシューの変更、リーフスプリングの調整、ネジ+磁石を装着したオリジナル治具によるフィッシングを挟みながら11ランを実施するも、ショートコア4本による1.14 m止まり。
✔ コア解析:半2交代制を実施.昨日から継続して水同位体比を自動測定中.コア解析場は3.5人体制.トラフ上部の50 cmのコア内で厚さが1 mm 異なる問題への対処として,水平バンドソーの戻し距離を2倍(2mm)とした.その効果は微妙で,引き続き約1mm厚の差が残った.トラフによっては厚さが同じになる場合もあるので,バンドソーの刃の食い込みは偶然的に起こる可能性もある.夜シフトでコアの厚さが一定になるようにバンドソー台座の高さを調整し,6:4分割,厚さ一定の精度を向上した.垂直カットの際,カットの終わりにコアが割れる場合が多い.バンドソーが振動することが原因なのでバンドソーを取り付け部に向かって押さえつけると改善.コア台座の高さが微妙に異なるので,スペーサーを挟んで高さ調整も行う.
本日の進捗
✔ 掘削長 1.14 m,到達深度 394.23 m(24:00時点)
✔ コア解析長 28.50 m,到達深度 347.50 m
井上・古崎 2024/12/29 写真:1.5 mコア(トラフ)を引き出す松本
10日ほど前から段取りと設営を進めてきた主には深層ドリルのメンテナンス用のテントが本日完成しました.基礎には廃木材を再利用して当初計画の雪面そのままの基礎よりもかなり強固にしました.フレーム組み立てと幌張りは複雑で苦戦しました.基礎工事,テント設営を進めていただいた設営メンバーの方々,ありがとうございます!
井上 2024/12/28
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:午前(大野・颯人・小田・井上),午後(大野・颯人・小田・松本),20:30-23:30(井上・松本)
現地気象(19:00時点)
風速: 0.5 m/s,気温:-24.3 ℃,天気:薄曇り
本日の作業
✔ 掘削:朝から夜間まで10ラン(フィッシング、氷片回収ラン含む)実施するも、結果としてコアは得られず。再び「闇」に突入か。
✔ コア解析:半2交代制を実施.水同位体比測定用の試料を19試料設置.今日から小田ドクターにもDEPを測定してもらう.掘削場でコアが上がらないため,コア解析場は4人体制.3.5人程度が最も滞りなく進む印象.トラブルなく順調.夜シフトにてコアが6:4に正確にカットできていないことが判明(5.5:4:5が悪いケース).原因は水平バンドソーでまっすぐカットできずに,刃が下側に食い込んでいたため.この対処として,緩んでいた刃(高頻度で要確認)を張り直したところ,6:4で正確にカットすることができた.しかし,トラフ上部の50 cmのコア内で厚さが1 mm 異なる問題は残った.継続して調査中.
本日の進捗
✔ 掘削長 0 m,到達深度 393.09 m
✔ コア解析長 29.50 m,到達深度 319.00 m
井上・古崎 2024/12/27 写真:苦戦中のドリラー・川村リーダー
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:午前(大野・颯人・小田,井上),午後なし,掘削場21:00-24:00(井上)
現地気象(19:00時点)
風速: 1.3 m/s,気温:-26.4 ℃,天気:雪
本日の作業
✔ 掘削:午前中はまだ不安定さが残っていたが、午後〜夜間にかけ3.7 mを超える掘削が続き、少し安心。午後からは掘削と並行して、第2期深層掘削が行われていた「ドームふじ基地」に行き、壊れてしまった液封液ポンプの代替品等の回収を行なった。
✔ コア解析:8:30-10:00でJpGU高校生講座の中継に対応.午後は後日行うピット観測の打ち合わせを実施.掘削場でもコアが上がらないため出番なし.夜にドリルの問題が解決し掘削が可能になったので,掘削場のコア処理を担当.
本日の進捗
✔ 掘削長 15.00 m,到達深度 393.09 m(24:00時点)
✔ コア解析長 10.50 m,到達深度 290.50 m
井上・古崎 2024/12/27 写真:最終貯蔵庫に保管されていくアイスコア
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:午前・午後(大野・颯人・小田,松本),Picarro(井上),21:00-24:00(井上・松本)
現地気象(19:00時点)
風速: 3.8 m/s,気温:-28.2 ℃,天気:快晴(細氷あり)
本日の作業
✔ 掘削:12/21発生の事象に対し、①「チップ回収機」を改造した「氷片回収機」を降下、②ノーマルカッター刃(35°+シューP2)を1枚のみ装着したドリルを降下、③ステップカッター(35°+シューP40)を装着したドリルを降下、④ノーマルカッター刃(35°+シューP2)を2枚装着したドリルを降下、等々を実施。①、③は不発に終わるものの、②で、久々に刃が氷に食いつく兆候を捉え、④にて、遂に12 cm程度のミニコアをゲット。孔底にはまだ氷片が残っているかも知れないが、2日半ぶりのコアにほっと一安心…。今回の残置コアとの格闘は、大変勉強になる経験だった。
✔ コア解析:朝一でJpGU高校生講座のリハーサル.日中コアは上がってこず.水同位体比の計測を開始.まずは10m間隔で13試料.水平バンドソーのソーダストのサンプリングの際に,手袋の塵やほこりが混入していたため,それらを避けて分取するとともに,サンプリング方法を改善.夜にドリルの問題が一旦解決し,3.8 mのコアが上がってくるようになった.前回の折れコアと合わせてコア処理を夕食後に行った.
本日の進捗
✔ 掘削長 10.98 m,到達深度 378.09 m(24:00時点)
✔ コア解析長 15 m,到達深度 280.00 m
井上・古崎 2024/12/25 写真:昨日のクリスマスイベントの衣装で記念撮影ー久しぶりのコアとともにー
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:コア解析場(大野・颯人・小田,松本),Picarro・記録(井上)
現地気象(19:00時点)
風速: 2.5 m/s,気温:-29.4 ℃,天気:薄曇り
本日の作業
✔ 掘削:12/21の事象に対し、①低回転速度・低降下速度での掘削、②ドリルを5 m程度上方から自由落下程度の速度で孔底にぶつける「落下衝撃法?」とその後の氷片回収、③チップ回収機を改造した「氷片回収機」によるラン等を試みるも、満足のいく効果・結果は得られず。明日へ続く…。
✔ コア解析:午前は大野・颯人・小田・井上.10:00から井上と松本が交代.午後はそのまま.Picarroのメモリー効果をテストするための実験を実施.
本日の進捗
✔ 掘削長 0 m,到達深度 363.40 m
✔ コア解析長 24 m,到達深度 265.00 m
井上・古崎 2024/12/25 写真:25日に子供が生まれた本多隊員を祝って―
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:午前(大野・颯人・小田・井上),午後(大野・颯人・小田・松本),20:30-23:30(井上・松本)
現地気象(19:00時点)
風速:2.2 m/s,気温:-31.2 ℃,天気:快晴
本日の作業
✔ 掘削:一昨日の事象(所定深度に達しても接地圧が増えていくのみで,一向にカッターが食いつかない…)に対し、①これまでより速い降下速度でドリルを降下、②リーフスプリングを段階的に弱めつつドリルを降下、③カッター刃とシューの組み合わせを極端に振ってトライ、③チップ回収器を降下、等の対応を行うも全て不発。⑤ドリルを5 m程度上方から自由落下程度の速度で孔底にぶつける「落下衝撃法?」を繰り返し行ったところ、100 mmφ × 50 mm程度の氷片2つと多数の氷破片がバレル中に取り込まれる。但し、その後はまた手応えなしの状況が続く。我慢…。
✔ コア解析:初めて半2交代制を実施.午前は大野・颯人・小田・井上,午後は大野・颯人・小田・井上,20:30-23:30は井上・松本でコア解析を進めた.トラブルなく順調.これまでの解析で最長を記録.Picarroについては,キャビティ内の水蒸気濃度をサンプルの注入量を減らすことで調整し,計測を可能とした.明日以降,サンプルの計測やメモリー効果のテストなどを進める.
本日の進捗
✔ 掘削長0 m,到達深度367.11 m
✔ コア解析長36.5 m,到達深度241.00 m
井上・古崎 2024/12/24
休日日課
夕食は調理隊員の計らいで居酒屋メニュー.
現地気象(19:00時点)
風速:3.4 m/s,気温:-28.8 ℃,天気:雪
井上・古崎 2024/12/23
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:コア解析場(大野・颯人・小田),掘削場(松本),Picarro立ち上げ(井上)
現地気象(19:00時点)
風速:1.3 m/s,気温:-32.3 ℃,天気:晴れ
本日の作業
✔ 掘削:2交代制16時間掘削の6日目.午前中は,ドリルの組み上げができず,1ランもできず.残存チップの凍結やブースターの干渉など色々考えて調べた結果,ブースターシャフトが曲がってしまったのでは?との推論に至り,急遽2号機のシャフトを流用.その結果新しいシャフトはすんなり入ってくれ,午後から4ラン15 mほど掘削.夕食後に夜のランに臨んだものの,今度は,所定深度に達しても接地圧が増えていくばかりで,いつまで経ってもカッターが食いつかず….孔底に異物の存在,取りこぼしチップの存在,刃の鈍り等々,考えうる原因を考えながら,現在対応中.
✔ コア解析:午前中は水平バンドソー,マキタソーの刃が外れたり,割れコアの計測があり,処理は思うように進まない.午後はコアの状態がよく順調に進んだ.小田ドクに大量に中ダンを作成してもらった.前日に引き続きPicarroの立ち上げも実施.シリンジの位置合わせ,表面雪試料を使って水蒸気圧の確認,アンプルの割れの確認を行った.パルス解析にエラーがあり対応中.
本日の進捗
✔ 掘削長15.18 m,到達深度367.11 m(24:00時点)
✔ コア解析長23.0 m,到達深度205.0 m(19:00時点)
井上・古崎 2024/12/23
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:コア解析場(大野・颯人・小田),掘削場(松本),Picarro立ち上げ(井上)
現地気象(19:00時点)
風速:1.2 m/s,気温:-32.5 ℃,天気:快晴
本日の作業
✔ 掘削:2交代制16時間掘削の5日目。今日も大きなトラブルなく、23:00現在11ラン実施し、掘削長は約37 m。なお、昨日の最終値は14ランで、約53 m掘り進みました。
✔ コア解析:午前,午後 大野,颯人,小田でコア解析.ピカロの設置(井上)
本日の進捗
✔ 掘削長46 m,到達深度334.50 m(18:30時点)
✔ コア解析長21 m,到達深度182.50 m
井上・古崎 2025/2/19
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:井上・松本・大野・颯人
現地気象(19:00時点)
風速:1.2 m/s,気温:-31.6 ℃,天気:薄曇り
本日の作業
✔ 掘削:2交代制16時間掘削の4日目。今日も大きなトラブルなく、23:00現在12ラン実施し、掘削長は約46 m。なお、昨日の最終値は13ランで、約46 m掘り進みました。
✔ コア解析:午前 井上は掘削場,ほか3人はコア解析場.午後 松本は掘削場,ほか3人はコア解析場
本日の進捗
✔ 掘削長46 m,到達深度288.50 m(18:30)
✔ コア解析長22 m,到達深度161.50 m
井上・古崎 2025/2/19
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:井上・松本・大野・颯人
現地気象(19:00時点)
風速:3.3 m/s,気温:-32.6 ℃,天気:快晴
本日の作業
✔ 掘削:2交代制16時間掘削の3日目。大きなトラブルもなく、23:00現在12ラン実施し、掘削長は約42 m。なお、昨日の最終値は実質14ランで、約41m 掘り進みました。
✔ コア解析:終日コア処理,DEPが速く,バンドソーとパッキングが律速.頻繁に掘削場のコア処理にサポートに行く.
本日の進捗
✔ 掘削長45.63 m,到達深度242.08 m(18:00)
✔ コア解析長10.50 m,到達深度140.50 m
井上・古崎 2025/2/19
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:井上・松本・大野・颯人
現地気象(19:00時点)
風速:1.9 m/s,気温:-32.2 ℃,天気:快晴
本日の作業
✔ 掘削:2交代制16時間掘削の二日目。23:00現在、13ラン(実質12ラン)実施し、本日も30m近く。後半、掘削挙動が不安定で長いコアが取れにくい傾向が見られましたので、カッター刃のセットを取り替え、またシューをP3に変更するなど、工夫。
✔ コア解析:温度を徐々に下げるため,ヒーターの出力を徐々に弱めている.マキタソーの台座取り付け.水平バンドソーでカットしてみる 6:4は成功 垂直カット,コア梱包テーブル周辺の整理 コア解析開始 常時,掘削場にヘルプに入るのでコア処理場の作業がなかなか進まない DEP以降のコア処理ラインが完成した.
本日の進捗
✔ 掘削長36.74 m,到達深度196.45 m(18:00)
✔ コア解析長3.8 m,到達深度126.2-130.0 m
井上・古崎 2025/2/19
昭和基地とzoomで定時交信
人員
✔ 掘削:チームA(川村・小原・草野),チームB(古崎・倉元・Jun)
✔ コア解析:井上・松本・大野・颯人
現地気象(19:00時点)
風速:2.3 m/s,気温:-31.8 ℃,天気:快晴
本日の作業
✔ 掘削:3人チームによる2交代制16時間掘削を実施。Aチームが8:00-13:00と19:30-22:30、Bチームが13:00-19:00と22:30-24:30で、本日は合計9ラン(22:40現在)実施し、30m近く掘削。ランの合間には、逆流防止弁の不具合やバレルジョイント部の不具合等が見つかりましたが、その都度対応し解決
✔ コア解析:・午前 DEPの台座の出っ張り取り.午後 DEPの校正に奮闘,掘削場のヘルプも同時並行で入る.結構掘削場にいる時間が多いので,コア処理場の作業は待ち時間が多くなった.
本日の進捗
✔ 掘削長 18.81m,到達深度159.81 m(17:30)
井上・古崎 2025/2/19
酢酸ブチルを投入中
休日日課
発電機のエンジンオイルの交換のため,発電機を発ち下げ
現地気象(19:00時点)
風速:2.3 m/s,気温:-29.0 ℃,天気:雪
本日の作業
✔ コア解析:11:30にコア処理場を発ち下げ.ヒーターは電源を切り,電源線を抜く.コンピュータはそのまま,電源を抜く.水平バンドソーは本体のブレーカーを落としておく.その後,PCはバッテリーが切れる.温めてから掘削場に持ち込む.一つは自力でwarmingを初めて起動することができた.トラフコアの移動を実施.
井上・古崎 2025/2/19
人員
✔ 掘削:川村・小原・草野・古崎・倉元・Jun
✔ コア解析:井上
現地気象(19:00時点)
風速:1.4 m/s,気温:-25.0 ℃,天気:雪
本日の作業
✔ 掘削:昨日のファーストコアについて、コア処理(観察・記載、切断、移動)を実践。今日は合計3ラン実施し、11 m弱掘り進みました。
✔ コア解析:掘削場でのコア処理補助
本日の進捗
✔ 掘削長 11 m,到達深度 141 m
井上・古崎 2025/2/19
人員
✔ 掘削:川村・小原・草野・古崎・倉元・Jun
✔ コア解析:井上・松本・大野・颯人
現地気象(19:00時点)
風速:0.9 m/s,気温:-26.2 ℃,天気:晴れ
本日の作業
✔ 掘削:午前中、掘削孔口蓋の修理およびコントロール室内外の通話システム構築を行い、更に、リーフスプリングの張りを微調整。昨日と同じ深度で引っかかってはドリルを回し,また少し上げては回さず降ろして、引っかかったらまた回す…を繰り返しました。午後からのトライでドリルを回さずとも当該深度を降りるようになったので、200φのリーフスプリングが180φ孔にはまり始める深さまで進みました。その後一旦地上に上げて、リーフスプリングを135φに付け替え降下。遂にファーストランとなりました。ドリル降下から1時間9分後、3.78 mの立派なコアが上がってきました
✔ コア解析:コアを待つ状況.コア解析チームは動きなし.別の雪氷系観測を実施
本日の進捗
✔ 掘削長 3.8 m,到達深度 126.2 => 130 m
井上・古崎 2025/2/19
掘り上がってきた深層掘削のファーストコア (撮影:JARE66 川村賢二(2024年12月13日))
人員
✔ 掘削:川村・小原・草野・古崎・倉元・Jun
✔ コア解析:井上・松本・大野・颯人
現地気象(19:00時点)
風速:0.8 m/s,気温:-24.3 ℃,天気:雪
本日の作業
✔ 掘削:ドリル操作の確認,掘削孔へドリルの挿入
✔ コア解析:コアを待つ状況.1.500m雪尺列の設置,3.水平バンドソー予備機の動作確認,
井上・古崎 2025/2/19
人員
✔ 掘削:川村・小原・草野・古崎・倉元・Jun
✔ コア解析:井上・松本・大野・颯人
現地気象(19:00時点)
風速:0.7 m/s,気温:-24.5 ℃,天気:薄曇り
本日の作業
✔ 掘削:一連の作業を実践しながら操作の確認。午後、ウインチ下降時のみ速度制御が効かなくなる事象が頻発したので訓練を中止、原因究明に当たる。ウインチインバータ内のリレー不良が原因であることが判明し、部品交換によって無事解決。
✔ コア解析:午前中はドームふじ基地での雪氷系観測を実施.コアを待つ状況.作業台の作成×3,水平バンドソー予備機の掃除,立ち上げ試験.
井上・古崎 2025/2/19
人員
✔ 掘削:川村・小原・草野・古崎・倉元・Jun
✔ コア解析:井上・松本・大野・颯人
現地気象(19:00時点)
風速:1.6 m/s,気温:-27.6 ℃,天気:快晴
本日の作業
✔ 掘削:ピット底に、掘削孔口監視用のカメラと照明を設置。液封液の液面深度を測定(約116m)。マニュアルに沿って一連の操作確認
✔ コア解析:1.コア処理の流れの確認.*DEP電極の配線修理(校正がうまくいかなかった.ショート補正用のケーブルで断線しかかっている部分があったので,鰐口ケーブルを一つ交換したところ,午後には校正がうまくいった).*水平バンドソーの水平出し.2.休憩室のカーテン取り付け,電気供給
井上・古崎 2025/2/19
休日日課
現地気象(19:00時点)
風速:2.1 m/s,気温:-28.1 ℃,天気:晴れ
本日の作業
✔ 掘削:ピット底に設置するカメラの調整やコントロール室内に置く戸棚の作製、吸引式ブチル回収器のセッティング等
井上・古崎 2025/2/19
人員
✔ 掘削:川村・小原・草野・古崎・倉元・Jun
✔ コア解析:井上・松本・大野・颯人
現地気象(19:00時点)
風速:0.9 m/s,気温:-25.7 ℃,天気:晴れ
本日の作業
✔ 掘削:①掘削孔に対するドリルの中心合わせ(マスト軸受架台の調整ボルトによる)や②各種センサの較正、③バンドソーの据え付け
✔ コア解析:1.水平バンドソーの立ち上げ(200Vの電源線を延長し,水平バンドソーに結束.ロボットモジュールの配線を行い,PCで制御).2.DEPの立ち上げ(ロボットモジュールの配線を行い,制御.プログラムも現場用に微修正).3.休憩室の制作(大野・隼人).4.コア処理場の物資整理,清掃 18年ぶりに起動!
井上・古崎 2025/2/19
人員
✔ 掘削:川村・小原・古崎・倉元・Jun
✔ コア解析:井上・松本・大野・颯人・草野
現地気象(19:00時点)
風速:1.3 m/s,気温:-24.7 ℃,天気:雪
本日の作業
✔ 掘削:午前中はドームふじ基地へ物資回収に行き、バレル保持金具やワンタッチジョイント操作レバー、マスト〜バレル洗浄台接合部材等を回収。午後からは、①酢酸ブチルラインの作動試験、②脱水機の作動試験、③電装系の調整等。
✔ コア解析:午前中はドームふじ基地の雪氷系観測を実施.午後から,1.ロボットモジュール2台のモーター部にシリコンラバーヒータを取り付け,温度管理.2.DEPの配線.3.休憩室の作成(大野,颯人,草野)
井上・古崎 2025/2/19
昼食はドームふじ基地での屋外バーベキュー
人員
✔ 掘削:川村・小原・古崎・倉元・Jun
✔ コア解析:井上・松本・大野・颯人・草野
現地気象(19:00時点)
風速:3.1 m/s,気温:-28.7 ℃,天気:雪
本日の作業
✔ 掘削:①吸引式液封液回収装置の組立てと動作確認、②カッター、シュー、ブースター等の準備とドリルへの装着、③耐圧室へのドリルPCの装着と通信の確認、④最終ドリルの組立てと垂直立てチェック
✔ コア解析:1.水平バンドソーの清掃(バンドソーの中に凍り付いた氷を削り取った.最後に電気毛布を掛けて温めて終了した).2.コンパネを使ってDEPの台を作成.3.最終貯蔵庫出口の除雪(草野さんがやってくれた)
井上・古崎 2025/2/19
人員
✔ 掘削:川村・小原・古崎・倉元・Jun
✔ コア解析:井上・松本・大野・颯人・草野
現地気象(19:00時点)
風速:5.1 m/s,気温:-30.9 ℃,天気:快晴
本日の作業
✔ 掘削:①残っていたケーブルの取回しと接続、②コントロール室の整備(DBRの室外への移設)、③地上PCの立ち上げ、④コア処理台の整備、⑤ブチル回収装置の一部設置
✔ コア解析:一時貯蔵庫・コア解析場・最終貯蔵庫の整理,コアの温度緩和用ラック作成,断熱カーテンの設置
井上・古崎 2025/2/19
人員
✔ 掘削:川村・小原・古崎・倉元・Jun
✔ コア解析:井上・松本・大野・颯人
現地気象(19:00時点)
風速:2.5 m/s,気温:-29.4 ℃,天気:快晴
本日の作業
✔ 掘削:①掘削場コントロール室に各種ケーブルを引き込み結線、②バレル洗浄台を設置し、バレル運搬台の取回しを確認、③地上部のブチルラインを整備
✔ コア解析:物資搬入,コア解析場の温度管理開始,一時貯蔵庫・コア解析場・最終貯蔵庫の整理,断熱カーテンの設置,マキタソーの手入れ
井上・古崎 2025/2/19
休日日課
現地気象(19:00時点)
風速:2.1 m/s,気温:-27.8 ℃,天気:晴れ
本日の作業
✔ 午後から掘削場内に電気が通じたので、①場内の物品の確認・整理、②ドリル1号機の配線不具合の修理、③リフターを用いた車載荷下し物品の場内への移動等
井上・古崎 2024/2/19
人員
✔ 川村・小原・古崎・倉元・Jun・井上・松本・大野・颯人
現地気象(19:00時点)
風速:1.2 m/s,気温:-28.2 ℃,天気:快晴
本日の作業
✔ ①掘削場周辺の除雪範囲の明示(旗たて)、②コントロール室上部のコンパネ+排気ダスト部の除雪、③物資搬入用天井コンパネの除雪、④掘削場テント部の除雪、⑤一時貯蔵庫吹込み雪の排出、⑥リフター出口の除雪、⑦車載物資の荷下ろし、⑧コントロール室の整理、⑨各種接続ケーブルの確認・分類、⑩ドリル1号機からの耐圧室の分離
井上・古崎 2025/2/19
人員
✔ 川村・小原・古崎・倉元・Jun・松本・大野・颯人
現地気象(19:00時点)
風速:1.6 m/s,気温:-32.9 ℃,天気:快晴
本日の作業
✔ 掘削場出入口の除雪(ベニヤ板を外して、掘削場の中にも入って見ました)や掘削場テントの除雪を行いました。昨年よりは多くの雪が付いているようで、明日も引き続き実施の予定です。
井上・古崎 2025/2/19
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