9月7日。前日の全校朝礼は、わたし(校長)からの講話。体育館で行いました。
全員集合したところで、まずは8月にベトナムから来日し、2学期から本校に編入している1年生のAさんを紹介しました。日本に来て日が浅いので、今は少しずつ日本語を覚えているところです。
心を通わせるためにも言葉でやり取りができるようになってほしいと願っているので、子どもたちには、
「Aさんも頑張って日本語を勉強しているので、わたしたちも簡単なベトナム語を覚えていこう。」
と呼びかけました。この日紹介したのは、「シンチャオ―(おはよう・こんにちは)」と「コエ コン?(元気?)」、「メッ コン?(疲れた?)」の三つの言葉。子どもはすぐに覚えると思います。
続いて、夏休みをはさんで募集している「親子俳句」から1年生が作った二首を紹介。
まずはK君の作品。
なみきみち おおあめみいな せみのこえ
都祁にはいたるところに「なみき(並木)」と呼ばれている道があります。今はなくとも、昔、道沿いに木が生えていたのでしょう。そこを通った際の賑やかな蝉の声をうまく表現しています。
もう一つはY君の作品。
しゅくだいを やれとないてる セミのこえ
もう気付かれたと思います。最後の五音が、偶然にも二人とも「せみ(セミ)のこえ」で作ってきました。同じ蝉の声を聞いても感じ方が違うのが分かります。蝉を1年生なりに擬人化しています。「親子俳句」なので、おうちの人と一緒に作ったと思います。それでいい(親子のふれあいが目的の一つ)のです。
なお、8月末までを「夏の句」の投句期間としていましたが、作品を寄せた子が四分の一ほどなので、「初秋の句もOK!」と今週末(9月9日)まで延ばしています。