10月25日。日本の小学校教育は、学習指導要領に沿ってカリキュラムが編制されています。その中身は国語や算数、特別活動といったもので、これを「各教科等」と呼んでいます。
その各教科等のねらいを達成することは大切ですが、必要に応じて関連させることも念頭に置いておく必要があります。1年の生活科で数を数えるときに算数科での学習内容を意識する……といったように。小学校学習指導要領解説総則編に、
「学校教育において目指している全人的な生きる力を児童にはぐくんでいくためには、各教科等の間の連携を図った指導を行い、横断的・総合的な指導を推進していくことが必要である。」
と書いてあるのは、そのためです。
この日、4年教室に行くと、子どもたちは国語科で説明文「世界にほこる和紙」について習った後、「伝統工芸のよさを調べて書く」学習(リーフレット作り)に取り掛かっていました。
これは道徳科のねらいの一つである「我が国の伝統と文化のすばらしさに感動し、大切にする心を育てる」ことと関連させています。
この子は団扇について調べているようですね。
調べるのに使っているのはchromebook。操作は手慣れたもので、子どもたちは各自、取材して(調べて)は記述する(書く)といった活動を静かに進めていました。
ただ、調べたことをそのまま書き写しても意味がないので、その辺の指導は次の日にしています。こちらをクリックしてみてください。