2月9日。この日、6年1組で社会科の公開授業が行われました。
子どもたちの発言の中には、この時代を象徴するキーワードが出てきました。
衣:ぼろぼろの服 おさがり 防空頭巾 鉄カブト 千人針
食:おかゆ 配給制 供出
住:集団疎開 朝鮮の人々
他:機銃掃射 竹槍訓練 本土決戦
「当時の人たちは、なぜこのような生活を強いられていたのだろう?」と担任が問うと…
子どもたちの中からは、
・考え方が統制されていて、「No!」と言えなかった。
・国に教え込まれていた。(朴さんもそう言っていた。)
などの発言も出てきました。
授業後、校長室で授業を振り返りながら、戦争を他人事・紙上の歴史と捉えないで、様々な切り口から問題の本質に迫ることの大切さを共有しました。
授業の中でNさんは(住のところで)、
「家の中から光が漏れないようにしていた、と聞いた。」というように体験談を振り返っていました。この発言を聞いて、ロシアから攻撃されているウクライナの人々が、夜は真っ暗にして身を潜めているとニュースで伝えていたことを思い出しました。
悲しいかな、一部の人間はかつて人類が犯した「負の歴史」から学んではいないようです。