「選抜大会優勝」という目標を掲げて始まった一戦であった。対戦相手は、大淀・吉野・下市の合同チーム。各校区から選ばれた底知れぬチームである。
試合が動いた3回、吉野連合の攻撃。3つの四球に2つのエラーが絡みノーヒットで2点を失った。反撃に入った富雄中は、その裏7番栗屋航の四球と1番村岡のヒット、2番中森の四球で2死満塁のチャンスを作るが3番松山が相手投手に打ち取られ無得点に終わる。
その後、吉野連合は2点の追加点があり、それを追う富雄の最終回!吹奏楽部の応援に背中を押され、応援もヒートアップ!代打吉村がヒットを放す。何とか得点チャンスを作るが、最後8番近藤がライトフライに打ち取られゲームセット。自分たちの野球ができないまま悔しい敗戦となった。
後のミーティングで監督は、「1点も取れなかったことは大きな反省点である。0点は、0点でしかない。1点を取ることができていれば、それを増やす可能性が広がる。」厳しい試練を与えられた富雄ナイン。
今回の課題を一つ一つクリアし、チームがさらに一丸となって夏の県総体へ向けて「優勝」という目標に向かって進んでいくことを誓い合った。