雲・降水研究会
日時:2024 年 11 月 12 日(火) (日本気象学会2024年度秋季大会初日)18:00-20:00
場所:つくば国際会議場小会議室 402
趣旨: 大気中の水の安定同位体比は,水の相変化によって引き起こされる分別過程の履歴を保存するため,水の起源や輸送経路上で生じた相変化に関する情報を含んでいると考えられている.それゆえ,水の安定同位体比は,古気候復元や地球水循環を解明する手掛かりとして多くの研究で用いられてきた.
近年、測定技術・解析技術の進歩や計算機性能の向上を背景に,水蒸気同位体比の同化による短期気象予測の改善に向けた取り組みをはじめ,精緻な雲微物理スキームを備えた非静力学モデルをベースとする水同位体雲解像モデルの開発とそれを用いたシミュレーション・検証等が進められている.その一方,降雪粒子と水安定同位体比の同時測定により,雲・降水過程と水安定同位体比の挙動とを直接関連づけるユニークな研究も行われている.本研究会では,黒﨑豊氏(名古屋大学)と田上雅浩氏(気象研究所)を迎え、最新の研究を披露していただく.
1. 趣旨説明 橋本明弘(気象研究所)
2.「降雪粒子と水安定同位体比による気象状況の理解 ~グリーンランドと北海道の降雪を対象として~」 黒﨑豊(名古屋大学)
3.「水同位体全球雲システム解像モデルの開発とそれを用いた応用研究の進展」 田上雅浩(気象研究所)
4. 総合討論