太陽電池の簡易型保護回路
一般的な太陽電池を電源とするによる充電コントローラは入力保護機能を有しているため、この簡易型保護回路は、保護機能が無い降圧電源回路などを使って二次電池を充電制御することを想定して作りました。
【簡易型保護回路の仕様】
最大入力電圧:35V
最大入力電流:4.0A
[保護機能]
過電流保護(過負荷)
太陽電池の逆接続保護
入力電圧低下保護(8.0V以下で出力しない)
製作した簡易保護回路
一般の方を対象とした独立電源製作する教材の製作
講座開催のために製作した教材は、太陽電池(2W),二次電池(AA形、ニッケル水素電池、2本),LED(白色3個)と充電回路およびLED点灯回路を組み合わせて夜間に点灯するLEDライトです。
【充電回路】
充電回路は、降圧DC/DCコンバータの電源制御IC(NJM2360A)を使い、二次電池電池の端子電圧を監視して間欠充電する回路の構成にしました。
【充電制御の設定値】
最大充電電流:0.32A
充電終止電圧:2.8V
電終止電圧の設定値は、電子部品の誤差と電池の温度上昇時のことを考慮して低めです。
【LED点灯回路】
LED点灯回路は、昇圧型DC/DCコンバータIC(HT7750A)とフォトトランジスタ(NJL7302L)を組み合わせて、フォトトランジスタに入射する光が減少するとLEDが点灯する回路の構成にしました。
この研究は、科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(奨励研究)[課題番号:24H02489]で実施しました。